2017年5月28日日曜日

フックについて DECOY(カツイチ) トレブルフックY-F33F のインプレ

今年の新作フック、デコイのY-F33F

先日たまたま釣具店で見つけたので、お試しで買ってみました。

税別540円で8本入りはなかなか安い。





どんなフック?


どうやら2015年にリリースされた製品のようです。

商品パッケージ裏面の説明文を引用してみましょう。

ソルト・フレッシュウォーター問わず様々なシーンで活躍!!ハリ掛かり抜群ファインワイヤートレブル
●1X Fine Wire&Micro Barbで、ハリ立ちからフトコロまでの刺さり込みがスムース!加えて表面にはフッ素系メッキ「シルキーFコート」を施し貫通性能がさらにUP! 
●ロングポイント&ラウンドベンドでターゲットを確実にホールド。平打ち加工により、細さを感じさせない強度を実現! 
●スプリットリングがつけやすい!かつ金属疲労を抑え強度を保つ「Smart Eye」採用。 
●触れるようなキスバイトでもフックアップに持ち込むストレートでやや外向きに設定された「Long Spear Point」採用。 
●あらゆるルアーに対応し、理想のフックポジションを保つタテアイ設定。 
(Y-F33F製品パッケージ裏面より引用)


とりあえず装着してみる


早速、使用頻度の高いルアーいくつかに装着してみました。

まずは邪道の冷音

このルアー、先日インプレにも書きましたが、前ホール使用時の動きが素晴らしいため、いつも前ホールで使用します。

しかし、コレが落とし穴。冷音は前ホール使用時には浮き上がりが抑えられ、かつスイム姿勢が水平に近くなるため、シャローのボトムをよく拾うためか、根掛かり頻度が異様に高くなるのです。

製品デフォルト採用のフックもショートシャンクでなかなかシャープ、悪くはないのですが、いかんせん太軸でパワーがあるため、がっつり根掛かりするとかなりの確率でラインブレイクを余儀なくされる。

という訳で、細軸のY-F33Fに交換しておけば、たとえ根掛かりしてもフックを曲げて回収できるだろうという算段です。

交換ではY-F33Fの8番を装着しました。
製品デフォルトより小さめですが、細軸とは言え適度な太さもあり、シャンクも短めなのでフィットしているように思います。


持ってみた感じはどうか


フックを触ってみた感じ、見た目に関しては、大昔のラパラのフックのような茶色がかった色目をしていますが、触ってみると表面は非常にすべすべ。


ツムツムでハイスコアを出すために片栗粉をつけたスマホの画面のような、滑らかな手触りです(?)


シャンクはやや短めで、フックポイントはわずかに外向きに広がったようなフォルムです。


これはがまかつのRB-Mショートと似たようなフォルムですね。


サイズ感やフォルム比較のための写真です。
左端から、がまかつRB-M#8、RB-Mショート#8、Y-F33Fの#8、同#7、ST-46#10、同#8の順に並んでいます。大体、RB-Mショート#8と、Y-F33Fの#7、ST-46#10が同じくらいのサイズ感ですね。


バーブはマイクロバーブと言いながら、まあまあはっきりカエシが目立つタイプ。


非常にシルキーな表面なので、刺さりは確実に良さそうですが、できれば潰して使いたいですね。


なお、フックポイントは満足のいくシャープさ。5パック買って、製品ばらつきもなさそうだったので、全体としてクオリティは高い方だと思います。


指先でつまんで曲げてみますが、曲がりません。どうやら撓るタイプというより、焼き入れの硬いタイプなのでしょうか?


実釣で使ってみないことにはわからなさそうなので、使ってみましょう。



実釣で使用してみた


早速実釣でも使用して、魚と地球を釣ってみました。


まずは、地球相手のインプレです。


#8のフックですが、見事にフックを曲げてルアーを回収することができました。


使用ラインはPE、リーダーとも25ポンドですが、サルカンとの結束部やノット連結部はウィークポイントになり、実際には25ポンドより低い負荷までしか持ってくれません。


しかし、その結束強度以下の負荷で、見事に曲がってくれました。


コレは期待した通り!素晴らしい。


使用後真水を掛けて1日放置したルアー。軽く赤さびが浮かんでいますので、防錆性能は特に優れているという訳ではなさそうですが、軽いさびで、強度に影響するような深いものではなさそう。


ボトムノックの多いメタルバイブでは、底質が岩であれ砂であれ、フックの摩耗はかなりのものになります。


当然、摩擦ダメージからフックポイントがなまったり、使用後にさびが浮き上がったりと、表層や中層で使用するルアーのフックよりもはるかに劣化が激しい。


このフックも同様に、やはり多少のさびは浮かび上がりました。


防錆性能は特段優れているという訳ではなさそうですが、フックポイントのシャープさは維持できているようです。


まあ、トータルで考えると、一本単価の安さを考えれば、充分実用に耐える、妥当なラインではないかと評価しました。


また、自宅でプライヤーを使ってフックを曲げてみましたが、一定以上まで曲げると、ポキッと折れてしまいました。


やはり最初に感じた通り、焼き入れの硬い、撓るより折れるタイプの針のようです。


しかし、根掛かり時には曲げてルアー回収することもできたので、ある一定の負荷までは粘って撓ってくれる様子。


これも実用性能としては充分ではないかと思いました。



次に、魚相手のインプレですが、正確には軟骨魚類です。


つまり、エイ。


余裕で10キロは超えてるナルトビエイを2匹釣りましたが、2匹とも、針先はもってくれました。


僅かにフックの曲がりはありましたが、フトコロが開ききって外れることなく、最後まで持ちこたえてくれました。(うれしくはないですが。)


つまり、細軸かつフックポイントが若干外向きに広がったゲイブ形状ですが、フトコロまでしっかり刺されば充分な強度を出してくれるといえそうです。



個人的インプレまとめ


今回使用したY-F33F、一本単価が70円程度と、がまかつやオーナーに比べるとリーズナブル価格ですが、細軸でフックポイントはシャープ、扱いやすいフォルムで、サイズに対する軸の太さ、強度もいい感じ。


根掛かり時にはフックを曲げてルアー回収できる柔軟性もあり、個人的には非常に気に入りました。


あえて気に入らなかった点にフォーカスすると、意外と防錆性能が普通であること、フックポイントが若干外向きといったところでしょうか。


フックポイントは、外向き寄りの方がショートバイトも掛けやすいという特徴がありますが、若干根掛かりしやすい、また、掛かりが浅い時にフックが開き(伸び)やすい、ボディや海底とのヒットでフックポイントがなまりやすいという特徴もあり、個人的にはアワセの力のベクトルがフックポイントの方向と一致しているネムリ形状の方が好みです。


ネムリ形状ならDECOYではこういうフックもあります。YS-21。これも素晴らしいフックで、さらに1本単価が非常に安いのですが、若干オーバーパワーで根掛かり回収率が下がるため、最近あまり使っていません。


という感じで、個人の好みを言い出すときりがないのですが、今回買ってみたY-F33F、トータルで見れば刺さり性能はよく、細軸ながらパワーもそこそこあり、一方で根掛かり回収率も間違いなさそうな絶妙なバランスで、コストパフォーマンスも良く、今後もしかしたら私のメインフックになるかもというくらいお気に入り。


実質的にシーバスルアー用となると、がまかつとオーナーが2強といった感じですが、こういう「それ以外の選択肢」で良品が増えてくれるのは非常にありがたいですね。


細軸故に磯のヒラスズキや河川ランカー相手には若干心もとないかもしれませんが、湾奥の干潟をメインフィールドにしている私のようなルアーマンにはもってこい。


ルアー価格がどんどん高額になる昨今、お財布にも環境にも優しいフックということで、皆さんもぜひ使われてみてはいかがでしょうか。





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