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初心者も中上級者も?後悔しないウェーダーの選び方2020

2017年7月15日土曜日

インプレ ウェーダー ウェーディング レビュー 雑記 使い方 評価

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(2017年7月15日掲載のこの記事は2020年7月に加筆修正しています。)

ウェーディングの釣りでなくてはならないのがウェーダー。


これまでワタクシは長い釣り人生の中で、様々なタイプの合計10本のウェーダーを使ってきました。


それら複数のウェーダーを購入・使用してきた経験から、「後悔しないウェーダーの選び方」と称して、ウェーダーの基礎知識、そしてウェーダーを選ぶための目安となる記事を書いてみようと思います。



ワタクシの好きな、海のルアーフィッシングにおけるウェーディング、特に、サーフ、干潟でのシーバスフィッシングを想定して記しますので、主観も入るかもしれませんが、淡水のウェーディングの釣りにおいても、基本的な抑えどころは同じだと思います。


なお、ワタクシの現行装備については、コチラの記事にも書いていますので、適宜ご参考になさってください。(ちょっと更新が滞ってますがw)





ウェーダーの種類(長さ)


一般的にウェーダーの丈(長さ)は、ヒップ、ウエストハイ、チェストハイの3種類に大別されます。


ご自身のよく行かれる釣り場の水深や使い勝手に合わせて選択するのがよいでしょう。


ただし、海でのウェーディングに限って言えば、強風や船舶通過などで予想外に高い波や飛沫を被ることもあるので、シャローでのウェーディングとは言えども、カバー範囲に余裕のあるチェストハイの丈が一番おススメで無難といえます。


ヒップウェーダー


太ももまでの長さのウェーダー。主に渓流等水深のない場所や、ひざ下までの浅場で使用することが多いです。


波のある場所などでは予想外の高さの波が来た時にすぐに浸水するので、海で使うなら波打ち際をぬれずに歩く目的くらいで考えた方がよいかも。


私はオカッパリ前提でサーフをうろうろするときや、河川浅場の渡河によく使っています。


長靴やブーツは実際のフィールドでは役に立たないことがほとんどなので、それらにお金を使うよりは、とりあえず一つ汎用性の高いヒップウェーダーを持っておくことをお勧めします


ヒップウェーダーは安価なものから1万円以上するものまで、いろいろなタイプがありますが、使っていて意外と煩わしく感じるのがずり落ち防止ベルト。


脱ぎ履き時にいちいち留めるのが面倒くさいというのもありますが、フィッシングメーカーやアウトドアメーカーのパンツだと、外側にベルトを通して使うタイプでないパンツが多いため、ずり落ち防止ベルトを引っ掛ける場所が無くて困ることも多いんですよね〜。


近年はこの面倒くさいベルトを廃した、ベルトレスタイプのものが売っているので、どうせ買うならこのタイプがオススメです。



比較的安価で購入できるため入門用としても最適。激安品でも信頼の阪神素地のものなら安心ですね。濡れた岩場などに行かない限りは、最初は走破性の高いラジアルソールのものがオススメです。とにかく様子見で買ってみたいという方にも。
2019年に購入してからずっと愛用しているのがタカミヤのRealMethodブランドのベルトレスヒップウェーダー。ベルトの煩わしさがなく、長靴感覚で履ける割に機能面はかなりの本格派で、ヒップタイプを買うなら間違いなく一番のオススメです。



ウエストハイウェーダー


文字通り腰までの丈のウェーダー。渓流や波のない湖、内湾等での使用に適しています。


丈が短い分、着用感も楽で肩が凝らず、脱ぎ履きが楽というメリットも大きいです。


小用を足す時にも便利ですし、特に暑い夏場は上半身の蒸れがないため非常に重宝します。


デメリットといえばやはりチェストハイに比べると深く浸かれないこと、また風波がある状況では濡れるリスクが高いことでしょうか。


ワタクシはあまり波の来ない内湾系サーフで、太ももくらいまでの水深でのウェーディングでよく使っています。


とにかく激安で入手できるのがこのX'SELLのウェーダー。本格ウェーダーを買う前の様子見として、入門用に適しています。
生地も仕立ても本格的で、ウェーダーを履いている感覚を忘れるほど軽く歩きやすく動きやすい上級者向けモデルがこのリアスのサーフウェーダー。一般的なブーツとは異なり、独自設計の超軽量ブーツを採用しています。履いたまま走れるほど軽快。とにかく楽な本格モデルのウエストハイが欲しい方に。


チェストハイウェーダー


ウェーダーの中でも一般的に多いのが胸まで覆われたこの丈のウェーダー。


腰まで水に浸かれることから、不意の波や急な水深変化にも対応できるので、海でのウェーディング全般に最も使いやすい本命の丈だと思います。


ただ、他の丈に比べると覆われている面積が大きいため、結構夏場は上半身までアツいし、重量が肩ベルトにかかるため、何かと肩が凝りがちというデメリットもあります。


フロントに防水ファスナーが付いているタイプもありますが、コレがないタイプでは小用を足すときにも、いちいち腰下まで脱がないとならないので、不便ですね。


サイズを選ぶ際は、できるだけタイト目なフィットを選ぶ方が、結果的に動きやすくて疲労感も軽減され、快適に釣りができますね。



シマノの2020年の製品。強度のある非透湿素材を使うことでコストダウンを図り比較的安価ながら耐久性に優れ、入門用とはいえ長く使えるお買い得感のあるウェーダーです。

こちらもシマノの比較的新しいフラグシップ製品。独自の防水透湿素材を立体裁断で仕上げ、動きやすさを追求しています。通常のブーツフィットとは異なる独自構造のシューズを採用しており、かなり歩きやすさにもこだわった上級製品です。



ウェーダーの種類(タイプ)


ウェーダーには主に長靴と一体化したブーツフィットタイプと、クロロプレン靴下と一体化したストッキングタイプがあります。


気軽さと初期コスト面ではブーツタイプが断然有利ですが、実際に長年使ってみると、やはり歩きが多くなる場合はストッキングタイプの方が断然有利なので、ポイントまでの移動も含めて移動が多い方、走破性が求められる方におススメなのはストッキングタイプです。


ブーツタイプ


最も多いタイプが、ウェーダーと長靴のようなブーツが一体化したブーツフィットタイプです。


脱ぎ履き、使用後の洗浄が容易というのが最大のメリットであり、気軽に使えるのがうれしいところですが、いわばゴム長靴が長くなったようなものなので、足首周りのホールド感は無きに等しいため、長時間移動、歩行には疲労感も大きく向いていないです。


最近では、リアスやシマノのように、ゴム長靴のようなブーツではなく、シューズ一体型とも言えるタイプのウェーダーを出しているメーカーもありますが、これらは気軽に履けるタイプでありながらかなり軽量で歩きやすく、足首も含めてフィット感も抜群に良いため、個人的には何度かリピート買いしており、かなりオススメです。


一般的なブーツフィットタイプでは、経年劣化によって、ブーツ部分とウェーダー部分の接合部から水漏れを起こすケースが比較的多いですが、ソックスタイプとは違ってウェーダーを完全に裏返すことができないため、水漏れ個所の確認や補修が非常にやりにくいというデメリットがあります。



代表的なブーツフィットタイプのウェーダーがこちら。
一般的なブーツフィットではなく、シューズ一体型とも言えるタイプがこちら。
フィット感はブーツタイプより断然いいため、走破性がかなり高く、長時間歩行でも苦にならないタイプと言えます。


ストッキングタイプ


足部分がクロロプレンソックスになっているタイプで、ウェーディングシューズとの組み合わせを前提としたウェーダーです。


ワタクシはウェーディング中のエイとの遭遇が怖いので最近はやりませんが、実はクロックスのようなサンダルやウォーターシューズ(ソックス厚みを考慮して少し大きめサイズのもの)と組み合わせて使うことも可能です。



脱ぎ履きが結構面倒くさいことと、別途シューズを買わねばならないため初期の出費がかさむというデメリットがありますが、足首がしっかりホールドされるシューズとの組み合わせとなるため、歩行が非常に楽で、長時間歩行や起伏の激しい地形での移動を伴う釣行などでは安全性も高い上に非常に快適です。


また、意外と話題になりませんが、「ウェーダー自体を完全に裏返す」ことが容易にできるため、水漏れの発見や修理が自分でも簡単にでき、結果的にウェーダー自体の寿命を延ばすことができるところも大きなメリットの一つです。


有名メーカーでもソックスタイプは定番化して長年にわたり継続販売しているアイテムが多く、また大抵の内容で修理対応してくれるところが多いですね。



ソールの種類


ソールの種類は大別してフェルト系とラジアル系に分かれます。


これも、釣り場の底質に合わせてチョイスすればよいと思いますが、市場での商品の選択肢数でいえば、圧倒的にフェルト系のウェーダーの方が多いです。


しかし、後述の通り、ソールタイプによってメリット、デメリットがあるので、釣行場所などに合わせてソールを選ぶのが良いでしょう。


ワタクシが普段釣りをしている内湾系サーフや干潟のような砂泥底の場所では、岩苔つきのゴロタを踏むような機会はめったにないので、走破性を重視して、ラジアルソールを選択するのがおススメです。


逆に、ゴロタ浜や岩礁帯でのウェーディングなら、耐滑性、安全性を優先して、フェルト系・フェルトスパイクのソールを選択するのがよいと思います。


フェルトソール


コケなどのついた岩などでも滑りにくい為、淡水・海水を問わずウェーダーで最も多いのがこのフェルト素材のソールです。


ただし、洗浄や乾燥は正直面倒クサいですし、ソールの接合方式によっては、使用によってソール剥がれが起きるウェーダーも多いです。


なお、高額品では、ソール交換を有償で行ってくれるメーカーも多いですし、自分でソールリペアすることも可能です。



ピンフェルトソール


フェルト素材に加え、ステンレス素材等のピンがソールに埋め込まれたソールを使用したタイプです。


このピンが岩肌に食い込むため、フェルト単独のソールに比べて、コケのついた岩場などでもよりグリップして滑りにくくなっており、対応できるフィールドタイプが多く、汎用性が高いといえるでしょう。


ただ、フェルトタイプのデメリットに加え、ピンは長年の使用や舗装路の歩行などで摩耗する場合も多いところがこのタイプのデメリットではないかと思います。


ラジアルソール


通常の靴と同じように、ラバー素材に滑り止めのパターンが刻み込まれたソールです。


ウェーダーの中では何故か少数派ですが、サーフや干潟など、あまり岩の関係ない釣り場では正直一番使いやすいソールだといえます。(ワタクシ自身も近年はこのソールタイプばかりリピート買いしています。)


防疫の観点から生態系へのリスクを減らすという意識が高い海外では、このタイプのソールでないとダメなところもありますね。(フェルト系ソールでは微生物などの付着と別の場所への移動リスクが高いため。)


近年は、「イドログリップ」のように、ラバーソールだけれどもウェットな岩等である程度グリップ力を発揮するようなソールパターンも登場しており、個人的にはもっと普及してほしいと考えているソールです。



ウェーダーの素材による違い


ウェーダー選びにおいて非常に重要なのが、素材。


非透湿のナイロン系は、安価で購入できる反面、長時間の釣りに使うとあまりの蒸れに辟易させられることは間違いありません。


それほど暑くない春秋のシーズンでも、非透湿素材のウエーダーで数時間釣りをした場合、ひざ下、くるぶし部分は体から出る湿気で結構濡れます。


この濡れは、体から出る湿気が、水に触れて体温より低いウェーダーの内側生地に触れることで、結露現象が起きることが原因なのですが、結構しっかり濡れるため、ウェーダーに水漏れが発生していると勘違いして、ウェーダーを修理しようとしてしまう人も居るくらいです。


この不快な濡れ、蒸れから解放されるためには、やはり防水透湿性のある素材を選択するべきです。


中でも、長寿命で高耐久なゴアテックス素材はやはり優秀


ワタクシはウェーダーを長持ちさせるために、似たようなタイプのウェーダーを複数本ローテーションして使用していますが、防水透湿素材(非ゴアテックス)のウェーダーが素材の寿命により3着買い換えた間も、ゴアテックスウェーダーは一着でずっと問題なく使えています。


非ゴア素材のものは、いずれもメンブレン剥離などで2~3年で水漏れが出始めてしまうのですが、ゴアのウェーダーは6~7年使用しても、シームの関係しない面からの水漏れが一切起きていないところが素晴らしいです。(さすがにシーム周りは漏れる箇所もありますが。)


つまりそれだけ、ゴアテックス素材は耐久性と品質面で優れているといえそうです。


ということで、長期間使用することを前提に、快適にウェーディングを楽しみたいなら、お財布が許す限り、やはりおススメなのはゴアテックス素材のウェーダーです。



非透湿素材



主にナイロン系の素材です。素材自体の耐久性は一般的に高く、安価でも長寿命です。


しかし、内側の湿気を外に逃がせないため、ウェーダー内に湿気が溜まり、結構びしょびしょになってしまい、耐えがたいです。


このタイプの素材は、ヒップウェーダーのように短い丈のモノ(太もも部分で換気されるため、さほど蒸れが致命的でない)がよいように思います。


防水透湿素材(ゴアテックス以外)



現在有名メーカー各社からリリースされているウェーダーでもっとも多い素材のタイプがこれです。


「ゴアテックス」を名乗らない、各メーカーが独自名称で出している防水透湿素材は、eVent素材を除いてほぼすべて、ポリウレタン系防水透湿膜を使用した素材になります。


パズデザインのブレスシェード、リバレイのアクアマックス、シマノのドライシールド 、ダイワのブレスアーマー・・・と各社バラバラな名前の素材を出していますが、実態は同じ中身のものが多く、数種類に集約されますね。


防水性能、透湿性能とも数値上ではゴアテックスより劣りますが、ウェーダーとしては必要十分な性能を備えており、初期性能に関して言えば全くそん色ないといえます。


ゴアテックスとその他防水透湿素材の違いについては、以下の記事でも詳しく書いていますので、ぜひご覧になってみてください。


今ではすっかりメジャーになったポリウレタン系防水透湿素材ですが、一つ大きな問題なのが、長期間使用した場合の素材特性。


ポリウレタン系の素材は、熱や紫外線に弱く、加水分解で崩壊するという特性があるため、長年の使用によってピンホール等がなくとも、次第に水漏れが多くなってきます。


これまでの経験でいえば、週一回ペースで使っているウェーダーだと、安価なものでは1年未満、比較的高価なものでもおよそ2年から3年で、水漏れ多発により製品寿命が訪れる感覚です。


「ウェーダーは消耗品」と言われる所以ですが、もちろんこの寿命は、使用頻度、使い方、使用後の保管状況によって大きく変わってきます。


使用後は汚れや湿気をできるだけ早く取り除き、内側外側ともによく陰干しして乾燥させる、たまに撥水剤で撥水性を回復させてあげる等、いろいろお手入れで気を遣ってあげることが、できるだけ長持ちさせる秘訣です。




防水透湿素材(ゴアテックス系)


防水透湿素材ゴアテックスを使ったウェーダーです。ゴアテックスプロダクト認証をとるには決まった防水性テストをクリアする必要があり、4~5万円もする高額商品が多いですが、その分品質に対する安心感は大きいです。


これだけ高額でも、まとまった量の素材調達が必要になるなどの制約もあるので、ウェーダーメーカーにとっては旨味の少ないビジネスなのか、近年ほとんどのメーカーがこの素材の採用をやめていますね。


上述の通り、この素材を選択する最大のメリットは、素材の特製上、防水透湿性能が長期間劣化しないこと。つまり、製品寿命が比較的長いことです。
(ワタクシの場合、ゴアテックスウェーダーは1着で余裕で5年以上もっている)


高い値段に見合った性能があると考えて差し支えないと思います。


クロロプレン素材


これは、透湿性は無いですが、クロロプレンゴムでできているため、保温力が抜群に高く、冬春など冷たい水に入るような場合や、寒冷地でのウェーディングに向いた素材です。


水が冷たい場合、想像以上に下半身は冷えますので、このような素材が必要になってきますが、最近はウェーダーの下に着るウェアのレイヤリング等で工夫できることもあり、「絶対必要」とまでは言えないかなと思います。


しかし、冬専用かなと思って実際にこのタイプを使ってみると、近畿圏でも5月いっぱいくらいまでは思った以上に水温が低い場合が多く、重宝します。


夏秋は暑くて着用機会はまず無いでしょうが、12月から5月下旬までと、1年の半分は確実に活躍してくれるウェーダーなので、防水透湿素材のものとシーズンによって使い分けするようにすれば最高にいいのではないでしょうか。



その他ウェーダー選びのポイント?


その他、ウェーダーには様々なディティールがありますが、選択する際のポイントになるのは、素材のレイヤリング等による補強等でしょうか。


もし普段行く釣り場までの道中、藪こぎ等をするのであれば、ひざ下に補強がしてあるタイプが必須ですし、砂浜で休憩などで座り込むシーンが多ければ、臀部の補強は必須です。


多くは、このような摩耗の激しくなりがちな部分にレイヤー数の多い生地を使っていたり、生地を二重化する等の形で補強がなされています。


細かいことのようですが、ウェーダーはたとえ小さくても穴が開いたらおしまい、中は結構びしょびしょになります(補修はできますが)ので、これら補強の有無は、絶対に重要視すべきポイントだと思います。


また、ソックスタイプではウェーディングシューズへの砂や石ころの侵入を防ぐためのグラベルガードの有無も、わずかな違いに思えますが、快適性を大きく左右します。



万が一漏水してきたら?


ブーツやソックスとウェーダーの接合部のように、漏水の原因箇所になる部分については、意外と多くのメーカーが有償で補修をしてくれますので、それをおススメしますが、漏水箇所が特定できて、かつお金を掛けたくない場合は、自分で修理することもできます。

一般的に作業がやや難しいクロロプレン素材部分の完璧な修理方法については、「続・スモールフィッシング」で記事化していますので、よろしければ是非ご覧になってください。


防水透湿素材に開いた穴を面で圧着してふさぐ場合は、やはり安心感あるリペアシートが使い勝手が良いです。

グルー(接着剤)がセットになったキットもあります。
このキットは、同社のいろいろなリペアパーツがセットになったもので、防水透湿素材とクロロプレン素材の補修、両方とも可能になっているので非常にオススメです。
アイロンで簡単にシームテープ補修ができるのがコレ。キャンプ用品ですね。ただし、実際に使用してみると経年劣化に弱いため、ウェーダー修理にはやはり専用品が良いと思います。
ピンホール等ピンポイント補修には定番と言われるアクアシール。ただしこの製品も、一旦開封すると長期保存ができないため、大量に補修する、使い切る覚悟で買うしかないですね。
意外と使えるのがコレ。ワタクシも補修になんどか使ったことがあります。流石に専用補修剤にはかなわないのでしょうが、近所のホームセンターなどでも入手可能ってところが便利ですね。


で、結局どんなウェーダーがおススメなのか



ワタクシの経験上の話ではありますが、おススメなのは「安価なお手軽ウェーダー+本格ウェーダー」の2着持ち。


お手軽ウェーダーの方は、気軽にはけて、内湾サーフや小中規模河川など、安全な場所でライトに立ちこむ、長靴替わりのヒップウェーダーです。


対して、本格ウェーダーの方は、やはりおススメなのはフィールドの種類によらず汎用性を発揮してくれ、高い走破性もあるストッキングタイプまたはシューズ一体型のチェストハイウェーダー。


以下ではそれぞれのタイプで最もオススメできる商品をご紹介しましょう。


お手軽ヒップウェーダー


初心者の方で、まずウェーディングにトライしてみたいという方は、こういう軽いタイプを使ってみて、ひざ下レベルでも水に浸かって釣りをする感覚に慣れてから、自分のスタイルに合った本格タイプをじっくり選んでみるのがよいと思います。


熟練者の方でも、ウェーダーはすでに記事内で書いている通り、水漏れトラブルで修理を行う様な場合が多いため、メインのウェーダーが修理中の期間のサブウェーダーとしてヒップウェーダーを一つ持っておくと、何かと便利です。


ヒップウェーダーで絶対にオススメと言えるものがコレ。

過去何種類かヒップタイプも使いましたが、これほど使い勝手がよく便利なものは無かったと断言できます。
熟練者の方でもきっと満足できるアイテムだと思います。

以下にインプレ記事も載せているので、ご参考にされてください。



本格ストッキングウェーダー


ストッキングウェーダーでオススメといえばコレ。
 
ポイントは、保証が充実しているところ、ウェーダーで磨耗や損傷が激しくなりがちな膝や臀部がCORDURAファブリックで2重に補強されているところ、実ユーザーからのレビュー評価が高いところでしょうか。


比較的長期にわたって安心して使えるタイプと言えそうですね。


ウェーディングシューズに関しては、釣行シーンに合わせたソールタイプを選択すれば良いと思いますが、釣り場で岩などに乗る機会が少ないならば、圧倒的にラジアルソールが快適です。


サイジングはソックスウェーダーの厚みも加味して、Dウィズのものであれば普段履いているシューズよりも1.5〜2センチ程度大き目を選ぶのが無難でしょう。


EEやEEEウィズであれば1cm程度でも良いかと思います。


ワタクシの場合、足サイズ25.5㎝で、普段の靴サイズは26.0㎝を履いていますが、ウェーディングシューズ(Dウィズ)は28.0㎝を履いています。


ウェーディングシューズでオススメといえばコレ。

ベーシックな外観のラバーソールタイプですが、イドログリップという濡れた場面でもグリップするタイプのソールを採用しており汎用性が高い上、非常に軽量で陸上・水中共に大変歩きやすく、不満点の非常に少ないシューズです。

先代SH-05は、長年の使用で接着されたソールが剥がれてくるという不都合がありましたが、このSH-08(タイプⅡ)になって改善されていますので、より長い期間愛用できそうですね。

タイプⅡではない前モデルのインプレを書いていますので、ご参考にされてみてください。


本格シューズタイプウェーダー


ブーツに比べて走破性やフィット感が高いシューズタイプのウェーダーは、ソールタイプの違いでオススメが2種類あります。


広く使われるピンフェルトソールタイプではコレ。

水圧によりウェーディング中足が痛くならないようにシューズつま先部に樹脂板が内蔵されていたり、ベルトのズレ防止や荷重分散のための肩パッドがついていたり、ウエストベルトがベルクロで広げられる様になっていたりと、色々使い勝手を考慮したディティール群と、動きやすさを考慮した立体裁断+スリムシルエットが魅力の最新ウェーダーです。


もう一つ、干潟、サーフ、砂泥底地の釣り用としては、リアスのこれ。

ポイントは素材や縫製などのクオリティの高さ、シューズも含めて超軽量であるところ、立体裁断による動きやすさですね。


特にこのウェーダーの素材は秀逸で、防水透湿素材の中でも比較的加水分解による劣化が少ないポリカーボネート系素材、しかも5レイヤーのものを使用しており、透湿性の面では若干劣るものの、圧倒的な耐久性の高さが何よりの魅力です。



おまけ:コスパを考慮したスタンダードウェーダー



書いてて思ったのですが、上記のオススメウェーダー、ヒップタイプ以外はどれも結構高いですね(笑)。


まあ、コストを掛けているからこそ、全力で人にオススメできるようなクオリティ高い製品になるのでしょうが、そうはいっても数年で寿命が来るウェーダーにそんなにお金かけられないよ〜というお声もあろうかと思います。


というわけで、「コスパ」を重視してオススメなのが、以下の製品。


リバレイから2020年にリリースされた製品で、写真のものはサーフ用のラジアルタイプですが、ピンフェルトソールのものや、防水チャック付きのものなど、シリーズとして多彩なラインナップを持つベーシックなウェーダーです。

2020年春の新製品で、まだ長期使用レビューはありませんが、税抜き定価24000円と、中堅クラスの価格帯ながら1年保証もついており、「消耗品とわかっているけど機能・性能面では妥協したくない」という方にはぴったりだと思います。



とまあ、長々とウェーダーについて書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。


ウェーディングは水と、魚と近い距離で、まさに自然と一体化して楽しめる釣り。


もしまだトライしたことが無ければ、是非一度、挑戦してみてください。


ウェーダー一つあるだけで、きっとあなたにとって見える世界、届く世界が変わって来ると思います。


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◆その他のウェーダー関連の記事は以下もご参照ください。


なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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