今週の人気記事

買って大正解!ヤマガブランクス ブルーカレント85TZ/NANO All-Range のファーストインプレッション!

2020年2月27日木曜日

インプレ タックル ブルーカレント ヤマガブランクス レビュー ロッド 評価 評判

t f B! P L
先日、「我が物欲尽きることなし!2020年のシーバス釣りに向けて新たに欲しいロッド3選!」という記事で、最近買おうかどうか迷っている次期購入候補のロッド3本をご紹介しましたが、先日フックを買いにたまたま立ち寄った釣具店で、そのうちの1本、ヤマガブランクスのブルーカレント85TZ/NANO All-Rangeの限定バージョンを見つけてしまい、つい勢い余って購入してしまいマシタ〜。


ワールドシャウラ2831R-2も、今年の新製品のブルーカレントⅢ82も気になってはいたのですが、今必要としているロッドのイメージに一番近いといえば、やっぱりコレですかね〜。


残念ながらnewロッド購入後恒例の入魂式は大失敗してしまい、巨大ボラやんとチーバスしか釣れていませんが、今回はファーストインプレッションとしてこのロッドをちょこっとご紹介してみようと思います。




どんなロッド?



ヤマガブランクスのライトゲームロッド、ブルーカレントシリーズの最上位機種が、TZ/NANO シリーズで、チタンフレームトルザイトリングにNANOテクノロジー採用ブランクスを組み合わせたロッドシリーズです。


今回購入した85TZ/NANO All-Rangeは登場が2016年と同シリーズ中では早くから売られていた機種ですが、セールス面ではかなりヒット作だったそうですね。

ワタクシが買ったのは限定モデルなのでちょいブランクスやスレッドのカラーが違います。


スペックは全長2570mm、自重80g、2pcsで適合ルアーウエイトは3~21g、適合ラインはPE0.4~1号、カーボン含有率99.7%、税込定価49,500円となっています。


どんなロッドなのか、メーカー説明文を引用してみましょう。

ライトゲームカテゴリーの中で1本あれば何でもできてしまう一本。水面から中層、ボトムまで、あらゆるレンジをライトラインで攻略するための超高感度&パワーロッド。極細のPEラインを使用して、小物から大物まであらゆるターゲットを狙うことをコンセプトとしたファイナルウェポンとして仕上げました。ブランクにはナノアロイⓇテクノロジーを採用し、ナチュラルな高感度性能と驚異のリフトパワーを実現。ファイト時の感度も良好で、不意の大物がヒットしても即座に頭の向きを把握し、アドバンテージを取ることが可能。ハタ系のロックフィッシュから、チヌ&シーバス(トップからボトムまで)、メバル&アジ、更にはエギングまで楽しめます。使い方はあなた次第。アングラーのスキルによって無限の可能性を秘めるヤマガブランクス渾身のオールレンジ攻略モデルです。

ヤマガブランクスHPより引用)


要は、タックルバランスさえ合っていれば、なんでも狙えちゃう万能ロッドといった感じですかね。


ジャンルやロッドの性格は違いますが、対象魚や使用ルアーといった立ち位置的には、シマノのボーダレスショートスペック260M-Tに結構近いんじゃないかと思います。



私は2019年春の新製品、83TZ/NANO Flexと93TZ/NANO All-Rangeも発売当初に購入して愛用していますが、ブルーカレントシリーズは単に「ライトゲームロッド」という単語からイメージされる以上に、いろいろな釣りに使える汎用性の高さ、キャパシティの広さのようなものを持っているロッドだと思います。




今回購入した85TZ/NANOも、手にしただけでシーバス、チニング、ロックフィッシュなど、いろいろな釣りに使えそう!という想像力を掻き立ててくれるようなロッドですね。



手にした印象



このロッドを手にとってみてまず意外だと感じたのは、シャキッとしたハリ感。


振ってみた感じ、同じシリーズの後発製品である83TZ/NANOや93TZ/NANOよりも明らかにハリ感は強いような気がします。


もともと曲がりを追求して「Flex」のサブネームを冠する83に比べると、ハリが感じられるのは当たり前のような気がしますが、似たコンセプトのロッドの93 All-Rangeに比べてもハリが強く感じられるのは不思議。


個人的にこれまでの使用経験からヤマガブランクスのロッドに対して抱いていたイメージを、いい意味でちょっと裏切ってくれてますね。


このあたりは実釣で使ってみないとわかりませんが、個人的には非常に好ましい印象を受けました。


また、この85TZ/NANOの80gという自重は、83TZ/NANO Flex(73g)より若干重いですが、それでもこのロッドのパワー感を考えると驚異的とも言える軽さ。


この軽さなら、シマノC3000番リールも良さそうですが、C2000番クラスの方がよりマッチしているかもしれませんね。

BB-X RINKAI SPの1700DXG(C2000版相当サイズ)を装着したところ。見た目的にもベストバランスだと思います。何気にファイヤブラッドのスプールカラーとも合ってるな。




バットガイドはそれなりに口径の大きいサイズが付いているので、どちらのサイズのリールでもいけそうですが。



newロッドを購入したら、毎度室内で600mlペットボトルのリフトをしてみて曲がりを確認するのが恒例なので、今回もやってミマシタ。


低負荷から高負荷まであまり曲がりの頂点が変動せず、過重に対してリニアに大きく曲がるややスロー寄りのレギュラーアクションはヤマガブランクスらしい曲がり方ですが、ここでもやはり83や93とはちょっと違うハリ感を感じました。

ブルーカレント85TZ/NANOのベンドカーブはとてもスムース。負荷をかければしっかり胴にも入り、バット付近まで曲りこみます。


ロッドが短いから若干93とは特性が異なるのかもしれませんが、曲げ込んだ時に支持する腕に感じる反力は(物理法則的には一緒のはずですが)、85の方がより感じられますね。


要は、魚とのファイト時の手応えをよりダイレクトに感じられるタイプではないかと推測されます。


ブルーカレントTZ/NANOシリーズに共通の仕様であるFuji製VSS16のグリップも、個人的には非常に握りこみやすく、操作しやすい。


ライト〜ミドルクラスのルアーフィッシングを幅広くターゲットにしたロッドの性格にもズバリマッチしていると思います。


ブランクスのテーパーは83より93に似ているようですが、元系は当然83より太く、93より細め。

上から93TZ/NANO、85TZ/NANO、83TZ/NANO。85は意外と細くて83に近い雰囲気ですね。


完璧なロッドに思える93で唯一不満だった点が、バット部分の径の太さだったので、よりシャープな外観である85TZ/NANOのブランクスは個人的には大歓迎です。


これだけシャープなら振り抜きも気持ちよさそうですね。


ちなみに今回購入したのは中央漁具70周年記念限定モデルなので、バットセクションのカラーリングと各ガイドスレッドのカラーリングが落ち着いたワインレッド風のカラーになっています。


もう在庫ないと思いますがコレです。


個人的には服の色も車の色も釣具の色もダークカラーが好きなので、正直好みの色ではありませんが、特別感があるしワールドシャウラ風で結構気に入っています。


性能面ではノーマル仕様と変わりませんが(笑)


実釣ファーストインプレッション



今回は残念ながら恒例の入魂式に失敗してしまい、チーバスとボラしか釣れませんでしたので、本格的なインプレを書くのは何匹かシーバスを釣ってからにしたいと思いますが、ちょっとだけ使ってみた印象を書きます。

なんじゃコリャ?アジングか?


まずキャストフィールについて、これまでブルーカレントシリーズはしっかりブランクスを曲げて、そのタメを放出するかのようなキャストフィールが特徴的だと思っていましたが、85TZ/NANOに関しては、思っていたよりもビシっとシャープに振ってキャストできる感じです。


この辺りの感覚はルアーの種類、空気抵抗やサイズ、ウエイトで変わってくるかと思いますが、83、85、93で同じザブラクロストリガー(7.8g)やマニック75(7.6g)といった軽量ルアーを投げ比べてみたところ、そういう印象でした。


ちなみに、このクラスの軽量ルアーだと、どのロッドで投げても絶対的な飛距離はあまり変わらないようで、意外とバランス面でマッチしていたのか、最も短い83TZ/NANOの体感飛距離が最も良かったです。


上から93、85、83のブランクス。短い分だけ、85や83はやはりシャープですね。


もう少し重たい10g台を投げ比べたら間違いなく85、93が有利でしょうね。


とはいえ、85のこのフィーリングだと、カタログ表記通り3g程度のルアーでも十分キャストできそうですし、上は20g以上のルアーでも十分背負えると思います。


このパワー感とキャスタビリティは、想像していた通り、厳寒期から早春にかけてのバチパターン、マイクロベイトパターンなどフィネスなシーバスフィッシングに最適なばかりか、状況に応じて臨機応変にミノーやバイブレーション、ワームやVJなどといったルアーも過不足なく使えるため、汎用性という意味でも十分だと思います。


ロッドの性格としては、なんとなく小技を効かせた細かな操作を多用する釣り方よりも、ゆったりとしたアクションやただ巻きの釣りに向いているかなと思いました。


また、80gという自重は長時間振っても全く苦になりません。


ワタクシはやりませんが、この軽快感ならワンハンドキャストもできてしまいそうです。


ロッド自体が非常に軽く、一般的なLやMLのシーバスロッドよりも若干アンダーパワーであるため、合わせるリールはシマノならやはりC2000クラスが一番しっくりくるのではないでしょうか。このクラスのリールでも、重心バランスはいいと思います。


もちろんガイドはしっかりとしたそれなりのサイズのものが付いているため、C3000クラスでも十分対応可能だと思います。


#1セクションのガイド。ティップよりはシーバスロッドに比べると小さめですが、バットやバット2番目はそこそこサイズのガイドが付いてます。


この軽量さと適度なハリ、8.5ftという絶妙な長さのため、ロッドとしての感度と操作性は抜群に高く、遠距離での小さなアタリも積極的に掛けにいけると思います。


まだチーバスしか釣ってないのにこういうこと言うのもなんですが。



インプレまとめ



まあ今回は購入後2回、短時間使用しただけのインプレなので、じっくり使ってからだと内容が変わってくるかもしれませんが、今のところトータルで見ると、このブルーカレント85TZ/NANO、これまで素晴らしいと思っていた93TZ/NANOと比べてもさらに軽快さと感度が上がったような使用感で、ファーストインプレッションとしては文句なし、非の打ち所のないロッドのように思えます。


たしかにコレならセールス面で大ヒットするのも十分納得。コレは久々にいいロッドに出会いました。


個人的には、仮に折れたり無くしちゃったりしたら、絶対もう一回同じのを購入するだろうな〜と思えるくらい。


もしかしたらモデルライフサイクル終盤のロッドかもしれませんが、そんなことは全く関係なく思えるほど値打ちのあるロッドだと思いました。


バチパターンやマイクロベイトパターンが本格化するコレからのシーズン、しばらくはこの85TZ/NANOが一番の相棒になってくれそうです。


登場から既に4年経ちますが、今からでも遅くはないので、気になる方は是非手にとってみてください。


ハリと感度、しなやかさと粘りという相反する要素を高い次元でバランスさせた素晴らしいロッドなので、きっと買って後悔することはないと思います。


ライトゲームカテゴリーの中で1本あれば何でもできてしまう一本。水面から中層、ボトムまで、あらゆるレンジをライトラインで攻略するための超高感度&パワーロッド。極細のPEラインを使用して、小物から大物まであらゆるターゲットを狙うことをコンセプトとしたファイナルウェポンとして仕上げました。ブランクにはナノアロイテクノロジーを採用し、ナチュラルな高感度性能と驚異のリフトパワーを実現。ファイト時の感度も良好で、不意の大物がヒットしても即座に頭の向きを把握し、アドバンテージを取ることが可能。


以下の各ロッドのインプレ記事以外にも、新ブログ「続・スモールフィッシング」の方で、3年間に購入した計12本のソルトルアーロッドのランキング記事も書いていますので、よろしければ是非ご覧になってみてください。


※ブルーカレント 93/TZ NANO All-Rangeの記事はコチラ
※ブルーカレント 83/TZ NANO Flexの記事はコチラ


なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!

密林のお買い得釣具を検索!

Amazonのお買い得釣具を簡単検索!

人気の投稿(過去1か月)

ステラ&ワールドシャウラ

各ECサイトから最安値のワーシャを探す!各ボタンは、Amazonは25%以上OFFのもの、楽天は30%割引のもの、Yahoo!は安い順で表示します。


2022年にモデルチェンジしたシマノ最高峰スピニングリール、ステラ。各ボタンは、各ECサイトから22ステラをキーワード検索し、予約受付中のお店見つかれば表示します。

人気の投稿(全期間)

Amazon.co.jpアソシエイト

検索

ページビュー合計

参加ユーザー

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

Blog Archive