ワタクシは長年SOM(スタジオオーシャンマーク)製品がお気に入りで、メインではOG2507(現在は廃盤、NewBeeとして復活しています)を、装備を軽量化したい場合はOG2100NewBeeを愛用してきました。
ワタクシの愛用しているフィッシュグリップたち |
しかし昨年、ネットでコンパクトなフィッシュグリップを発見。
DRESSのデリンジャータフという製品です。
サイズ感が良さげだったので、あまり調べもせずに試しにポチってみました。
今回はそのインプレです。
どんなフィッシュグリップ?
DRESSから発売されている日本製の小型のフィッシュグリップです。
有名な護身用の小型ピストルから来たネーミングの通り、手のひらにも収まりそうなコンパクトさがこのデリンジャータフの最大の特徴。
本当にコンパクトで手にすっぽり収まるサイズ。 |
重量そのものは108gと、スタジオオーシャンマークの最も小型なフィッシュグリップ、OG2100NewBeeの112gとそう大差ない重量ですが、寸法が179.5mmとOG2100より3cm以上小さいこともあって、ライジャケやバッグなどにぶら下げた時の軽快さは格別です。
定番OG2100に比べてもこのコンパクトさ! |
トリガーを引くことでクローを開閉しますが、クローはSOM製品同様、下側の爪が開くタイプで、トリガータッチは若干重めの引き心地。
この辺の部品に樹脂が使われているSOM製品の軽やかかつ滑らかなタッチに比べると、金属部材が使われているデリンジャータフの方は若干ざらつきのある「ジャキッ」というメカニカルな印象のタッチですが、個人的にはこのフィーリング、嫌いではありません。
トリガーを引いてクローを開きます。最大に開くとこんな感じ。 |
本体はコンパクトですが、クローの最大開口サイズは約2.15cm、サイズ感は通常のグラスパーシリーズと変わらず、SOMと比べても決して小さいわけではないので、中型青物やシーバス程度の大型魚なら十分使えると思います。
クローの各面のRの処理がSOM製品に比べて角張っていますが、クロー自体は比較的厚みもあり、いたずらに顎貫通させてしまうようなこともなさそうです。
また、SOM製品はトリガーストロークの終盤、引ききる手前あたりでグッとクローの開きが大きくなるような動きをしますが、デリンジャータフの方はそのようなことはなく、トリガーのストロークに対して比較的リニアに開くタイプのようですね。
実釣インプレ
デリンジャータフ、非常にコンパクトなグリップですが、そのサイズ感ゆえに、携行が非常に楽チン。
バッグのD管などにぶら下げても、本体がコンパクトなのでぶらぶらしても気になりませんし、ライジャケ肩部分に装着しても、コンパクトなのでキャストやリトリーブの邪魔にならずストレスが少ないです。
ライジャケの肩に装着しても全く邪魔にならないところがイイ!パズデザインのグリップホルダーに装着しています。 |
わざわざフィッシュグリップホルダーみたいなものを用意しなくても、コレなら気軽に装備できますね。
また、実用性も必要にして十分。
ライトゲームでの30cmクラスのキビレや20cmクラスのセイゴから、秋シーズンの70cmクラスのシーバスまで、いろいろなサイズの魚を掴みましたが、コンパクトだからといってフィッシュグリップとしての機能性は一切犠牲になってはいません。
クロー先端部分に突起があるため、コレを差し込むことで口の小さい魚や、なかなか口を開いてくれない魚でもスムースにグリップすることができますし、比較的大型魚をぶら下げた時にもクローがねじれたり開いたりしてしまうこともなく、剛性感も十分にあります。
まだランカークラス相手では確認できていませんが、この様子だと十分使えると思いますね。
ただ、非常にコンパクトサイズゆえ、クロー先端からグリップを握る手までの距離はそう長くはありません。
よって、ワタクシは全く気にならなかったですが、大型フック搭載の大型ミノーを使うような釣りでは、グラスパーやOG2507など、リーチを大きくとれるフィッシュグリップの方が安全だという考え方もあるかもしれません。
もう一点、このデリンジャータフを使っていて、若干気になったのは魚のリリース時にちょっとした引っかかり感があること。
DRESSのフィッシュグリップは軒並み、クロー内側が魚の顎に引っかかるような形状になっているのですが、コレがどうやらリリース時にしばしばひっかかるようで、スムースに魚をリリースできない時があります。
下の動画を見ていただければ、イメージつきますかね。ちょっとしたことなんですが、若干引っかかってるんですよね〜。
大きく不満に思うようなことはありませんが、この点に関してはSOMのグリップの方が優れているかなぁと感じました。
インプレまとめ
上記の通り、デリンジャータフは非常にコンパクトながら機能性は十分、使い勝手も良いフィッシュグリップです。
やはり特筆すべきはそのサイズ感、グリップ感からくる軽快な使用感で、一旦コレに慣れてしまうと、なかなか他のグリップを使おうという気が起きません(笑)
パーティションラインの目立つ樹脂製のグリップは好みが分かれそうですが、道具としての質感もなかなかイイ。
あまりに気に入ったので、実はもう一本予備で欲しいなぁ〜とすら考えている次第です。
あまりに定番すぎるSOM製品に飽きた方、ちょっと違う道具も使ってみたいという方にも超オススメ。
気になる方は是非手にとってみてください。
一度使い出すと、こればっかりになってしまうと思います。
2020年に後継機のデリンジャー3.2がリリースされましたね!リンク先オフィシャルショップなら割引価格で安い!
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
0 件のコメント:
コメントを投稿