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2018/2019 NEWワールドシャウラ、シーバスに使うならこの番手を狙え!

2019年2月8日金曜日

2018 2019 インプレ シーバス シマノ タックル レビュー ロッド ワールドシャウラ 評価

t f B! P L

最近、釣り具名でGoogle検索するとやたら引っかかってくるのがいわゆるキュレーションサイト。

おそらく実物を一度も触ったこともないだろう外注に委託されて書かれたとしか思えない内容で、メーカーサイトやカタログ情報以上のことは何も書かれていないに等しいペラペラのの記事が大量生産されていますが、こいつが結構検索上位に引っかかってくるから、真面目に釣り具インプレを検索しようと思ってたらかなり目にうっとおしい。

というわけで、今回はワタクシも負けてなるものかと、そのようなキュレーションサイトの真似をしてペラペラの薄っい内容の記事を書いてみようと思いマス。

「いつも書いてるじゃんか」とか言わないで(笑)

2018年、2019年と続々と世代交代していくワールドシャウラですが、2019年2月現在、まだ現行レッドモデルでもカタログ落ちしていないものが多数あるようです。

ワールドシャウラシリーズは比較的高額ですが、長期に亘って愛用できるロッドだと思います。モデルチェンジサイクルも比較的長めですね。(写真は旧型、レッドタイプです。)


 

今回のお題はシーバスフィッシングに適したワールドシャウラ選びということで、現行およびNEWタイプのワールドシャウラの中から、シーバスフィッシングに適したモデルを選んでみたいと思います。



ワールドシャウラの型番表記

まずは前置きとしてワールドシャウラの型番表記の見方のおさらいから。

ご存知の方も多いと思いますが、ワールドシャウラシリーズは基本的に4桁または5桁の数字+2桁または3桁の英字+数字で、そのモデルのスペックが表現されます。

例えば「2752-R2」だと、こんな感じです。

   7 5  -  
  ①      ②      ③     ④   ⑤

  ① リールタイプ(2:スピニング)
  ② レングス(7フィート5インチ)
  ③ パワー表記(2パワー)
  ④ アクション(R:レギュラー)
  ⑤ 継数(2ピース)

たまに「21053-R3」や「15102-R2」みたいに、②のレングス表記が3桁(それぞれ10フィート5インチ、5フィート10インチ)になってしまうモデルもあり、「1651FF-3」みたいに、④英字が2文字になるモデルもあるなど、そこそこややこしいですが、読み方に慣れればこの表記体系は非常にスッキリわかりやすいですね。


シーバス釣りに適したワールドシャウラとは?

 一口でシーバス釣りといっても、シーバスは至る所に居るため、フィールドや釣り方が非常に多岐にわたります。

基本的にワールドシャウラは、キャスティングの釣りにおいてはレングスと適合ルアーウエイト、適合ラインさえ合っていれば対象魚やフィールドを選ばないのですが、ここではおそらくシーバス釣り人口として多いであろう?港湾部や河川でのオカッパリやウェーディング、つまり「ご近所で手軽にできるシーバス釣り」をターゲットにした場合のオススメモデルを3本ご紹介してみたいと思います。

ボートシーバスになるとまたちょっと内容が変わってきますが、ワタクシボートはやりませんのでわかりません。あしからず。

2832-RS2

ワンアンドハーフ構造が一般的なワールドシャウラの中にあって、83レングスのコレはセンターカット2ピースの珍しいモデル。

写真では表現できませんがレインボーセラミックコートの輝きが美しいのもワールドシャウラの特徴。


現行モデルは、廃番前当時のアイテム説明文を引用すると、以下のような説明でした。

キングサーモンなどをはじめ、世界のモンスターを受け止める強靭なパワーをもつ2833R-2のパワーを1ランク落とした2パワーモデル。サケ・マス類の決定版的ロッドであり、そのパワーはあのイトウのファイトまで受け止めるポテンシャルを秘めている。また岸からのソルトウォーターゲームでも高い性能を発揮するロッドであり、シーバスのウェーディングにもマッチ。レギュラーテーパーだけでは巨大な魚に対しては少し張りが強すぎる場合があるため、バットセクションを細身・肉厚のレギュラースローテーパーに仕上げたことで、粘り強さを実現。キャスタビリティーを向上させただけでなく、魚のバイトを弾きにくく、フッキング後はバラシにくいメリットも生み出すことに成功。


実際にこのロッドはかなり使い込みましたが、まあシーバスロッドでいえば若干強めMクラス(※)のパワーランク、もともと10kg程度までの魚とのファイトを想定したロッドなので、港湾や小場所での繊細な釣り、バチ抜けなどの釣りには、使えなくはありませんが正直向いているとは言えないですね。 

(※シマノカタログによると、スピニング2パワーはバスロッドのML+パワー、つまりMLより半パワー強い設定とのことですが、エクスセンスインフィニティ906Mと同程度か若干上のパワーに感じます。)

とは言え、ワールドシャウラのモデルの中ではオカッパリやウェーディングのシーバス用としては、最も適合範囲の広い汎用性のあるモデルだと思います。

現行モデルはトラウトロッド風の外観や比較的細身のブランクス、削り出しウッドのリールシートなど、かなり雰囲気ある佇まいですが、60cm以上のシーバスでもタモなし余裕でごぼう抜きできるほどのパワーがありました。

水面から1.5mほどの高さの護岸の上までごぼう抜きして釣り上げた魚です。無茶はいけませんが、まだまだ余力ある感じです。

 シーバス用としては短めですがキャスタビリティも高く、扱いやすいロッドでしたが、パワーがある分でしょうか、最新鋭のシーバスロッドに比べるとやや自重が重めで、曲がるけれどもハリがあるそのブランクス特性も相まって、ウェーディングの回遊待ちなどで長時間キャストを続けると、MLクラスのシーバスロッドに比べてやや疲労感が大きいという点が個人的に不満でした。

コレはおそらく、現行レッドタイプをシーバス釣りに使っている人は、一度は感じたところではないでしょうか。

では、2019年3月に登場するNEWワールドシャウラの2832-RS2がどのようなロッドなのか、そのアイテム紹介文を引用すると、以下の通りです。

好評の「2832RS-2」をリメイク パワーと感度を両立したサケ・マススペシャル
サケ・マス類のパワーファイトを受け止める2832RS-2をリメイク。バットセクションの細身・肉厚レギュラーテーパー仕上げに加えて、カーボンモノコックグリップによりルアーの泳ぎ感度がアップし、操作性も向上。

 

どうやら'19登場のNEWタイプも、現行レッドタイプのキープコンセプトモデルのようですね。

アベレージサイズが大きいフィールドや秋のパワフルなランカー相手の決定版ロッドといえばこれ。
現時点(2/6)では自重は「未定」になっていますが、NEWタイプの2831R-2が、現行レッドタイプの2751R-2と同じ自重117g(同じパワーランクで、新型はレングスが10インチ短い旧型と同重量)であることを踏まえると、2832RS-2もNEWタイプではかなり軽量化がされると予想できます。(後日追記:2832RS-2の自重は125gと、20gも軽量化されました。)


また、適合ルアーウエイトもNEWタイプは7〜30gと、レッドタイプの8〜35gに比べて若干軽量寄りになったことから、 強すぎかなと感じていたパワー感も若干マイルドな方向に振られるのではないかと思われます。


コレはシーバスアングラーにとっては非常に嬉しいモデルチェンジ内容ですね〜。


ちなみに2832の8ft3inchというレングス、シーバス釣りには短いんじゃね?と思う方も多いでしょうが、実際にキャストしてみると、想像以上に飛距離は出ます


おそらくシリーズ共通のスペックである大口径のガイドとそのセッティングによるところが大きいのではないかと推測しています。


旧モデルの振り抜き感は文句なしに最高でしたので、きっとNewモデルも素晴らしいキャストフィールなんでしょうね。

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2831-R2


2831-R2はレッドタイプには無かった型番で、'18ワールドシャウラで初めて登場しました。

アイテム説明文を引用すると、以下の通り。

河川や港湾に潜むランカーを仕留めるために開発されたロングテクニカルスピン
高バランス化と軽量化により、ナチュラルなアクションからトリッキーなトゥイッチまで自由自在に演出。ややスロー寄りなレギュラーテーパーのブランクスは、魚の動きにどこまでも追従してバラシを軽減します。



ミノーやシンペンなど巻物系中心の湾奥シーバスゲームにベストマッチなワールドシャウラの決定版といえばこれ。


ワールドシャウラの1パワーって、本流トラウト用のLクラスよりは強いがMクラス以下のパワー感で、シーバスロッドのパワー表記で言えば、Lクラスかそれより若干強い程度のはず。

まあ、ワールドシャウラは肉厚で曲がり込むとかなりのパワーを発揮するので、もちろん1パワーでランカーシーバスを仕留めることも難しくはありませんが、説明文中の「ランカー」ってのは、多分シーバスのことじゃなくトラウト系の話だと思います。 

それでも、ストラクチャーだらけのヘビーカバーエリアじゃなければ、十分シーバスのランカーも獲れるロッドだとは思いますが。

前述の通り2パワーの2832RS-2では普通のシーバス釣りには若干オーバーパワー感があるため、12cm以下程度のミノーメインのプラッギング、バチ抜けやマイクロベイトシーズン、湾奥・小場所の釣りにも使いたいのであればこの型番を選んだ方がいいと思います。

本題とはそれますが、ブリームゲームなんかに使っても最高にマッチするパワー感だと思いますね。


70mmクラス以上のバイブレーションはじめ重めの巻物の釣りが中心になったり、ストラクチャー絡み、パワーファイトが必要なシーンでは、2832RS-2の方を選ぶのが正解ですね。

あと、2831を選ぶならシーズンとしては冬から夏までのイメージ。秋シーズンの大型でパワフルなシーバスには、使うルアーサイズも大きくなりフックも太いものを使う傾向があるため、タックルセッティングのバランスを考えても2832の方がマッチすると思います。

とはいえ、カタログスペックの適合ルアーウェイトよりはるかに重いルアーでも問題なく使えるロッドなので、パワーゲーム志向の方以外は、2831を選んだ方が、幅広い季節、シーンに使えて面白いと思います。


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2752-R2

右がレッドタイプの2752。


現行レッドモデル(スピニング)の中でも、ホントにコレは素晴らしい!と感じたロッドが2752-R2。


アイテム説明文は以下の通り。

トラウトロッドとしてはもっとも支持される7フィート6インチ7’6”のレングスをもつ。川、湖、さらにパワーがあるためソルトウォーターにも過不足なく対応するバーサタイル的スピニングロッド。バスでは、川や湖などでの遠投を目的としたロッドとして活躍する。スピニングロッド=ワーム系と思いがちだがパワーがあるため、流れのあるところでのミノーやシャッド、クランクベイトといった引き抵抗のあるルアーでも無難にこなす。トラウトでいえば、ミノー系からスプーンまでを得意とし、ソルトウォーターでいえば岸からのシーバスロッドとして、それほど足場の高くない堤防まわり、ウェーディングではない河口での釣りなどで手軽に楽しめる。



大口径で数少なめのガイドセッティングで、短めのレングスながらキャスタビリティはかなり高く、またシリーズの特徴であるワン&ハーフ構造の恩恵なのでしょうか、素晴らしいと思った2832よりさらに感度も良いです。

もともと現行ワールドシャウラは、ティップセクションにはあまりキンキンの高弾性素材は使っていないはずなのですが、ガイドに通したラインを弾くとあら不思議!まるでギターの弦をはじいた時のように、ビンビンとラインの振動が手元にビビッドに伝わって来ます。不思議ですね〜。

さらにこのモデル、2832-RS2より短いからなのか、比較するとパワーは若干抑えめなところもシーバスフィッシングにはピッタリ。

キャスタビリティが高いとはいえレングスがレングスだけに、さすがにオープンエリアでは飛距離面で不利なためあまり広大すぎる場所での釣りには向いていませんが、中規模河川や港湾、小場所、ピンスポットシュートが必要な釣りなどでは積極的に使いたくなるロッドです。

シャープな使用感とショートレングスの特権とも言える抜群の操作性に加え、魚を掛けてからのやり取りもかなりダイレクト感があってホントに面白い。

過去15年以上にわたり、数々のシーバスロッドを使ってきましたが、ワタクシがこれまで使ってきたロッドの中で一番「使うのが楽しい」と思ったロッドがコレです。

そのモデルチェンジ版、2019年3月に登場するNEWタイプでは、以下のようなアイテム説明文になっています。

トラウトからシーバスまで対応 アクション全般を巧みにこなすテクニカルスピン
ヘビールアーの緩急あるアクションを意のままに操作することができるショートレングス設計。ジギングにおいては、強靭なバットにより200gまでのジグを軽快に扱うことができ、大型青物やハタ系にも余裕で対応。

シーバス用にはややショートな7.5ftながら抜群の遠投性能!ショート故の操作性ややりとりのダイレクト感は使ってて本当に愉しめる極上のロッドです。

適合ルアーウエイトが7〜20gと、これまた2832RS-2同様若干幅が狭まりましたが、こちらの方がよりシーバス釣りにはマッチしそうなので、期待させられますね。

また、現時点で「未定」となってる自重についても、間違いなく軽量化がはかられるでしょうから、コレも楽しみなところです。(後日追記:2752R-2の自重は110gです。) 

シマノHPの「ターゲット別ロッド適合表・適合ルアー表」では、何故かこの2752R-2の「ボートシーバス・シーバス」のカラムに「●」が付いていませんが、コレは明らかにシマノの誤り。

アイテム紹介文には「トラウトからシーバスまで対応」ってちゃんと書いてるのにね〜。


この2752R-2こそ、まさにシーバスフィッシングで使いたいワールドシャウラNo1だと思います。

レングスについては好みが分かれるところですが、2752も2832同様、短いながらも予想以上に飛ばせるロッドです。

また、ショートロッドなりのメリットも多々あるので、シーバス用にワーシャをお考えの方にはぜひ一度検討していただきたいロッドですね。


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とまあ、スピニング限定でオカッパリシーバスで使いたいワールドシャウラ3本をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

まあワタクシ自身は、現行レッドモデルの2832RS-2,2752R-2,2752R-5で充分満足しているのと、総コルク張りのクラシカルなエンドグリップが非常に気に入っているため、そう簡単に買い替えるようなことはしないと思いマスが、上で紹介した3本については、事前にカタログ情報から読み取れる内容だけでも、今回のモデルチェンジでよりシーバスフィッシングに寄せられたロッドになったよう感じますので、NEWモデルも非常に期待できますね〜。

正直言うとワールドシャウラ、使い勝手の良さではシーバス専門ロッドには敵わないと思いマスが、実釣性能は専用品にも全く劣っていないどころか、それらのロッドでは決して真似のできない個性と魅力に溢れたロッドなのは間違いないです。

気になる方は是非手に取ってみてください。

モデルライフサイクルも長いので、文字通り長年の相棒になってくれること間違いなしです。


2020年2月追記

NEWワールドシャウラの2832をチョットだけ使わせていただきました。

やはりカーボンモノコックグリップの恩恵でしょうか、自重の方は前モデルからはるかに軽量化がなされており、手にした感じは大分違います。

その分、重量バランスが前モデルよりティップ寄りになったような気が・・・ 

しかし曲がりやハリなど全体的なフィーリングは先代レッドモデルとほぼ変わらず、適合ルアーウェイトなどカタログスペックには若干の変化があったものの、実態はどうやらキープコンセプトの様子。

わずかに繊細さが増したような気がしますが、それが適合ルアーウェイトの変化とリンクしているのですかね? 

とはいえやはり、シーバスロッドとして使うなら、先述の通りパワーが必要な釣り、秋シーズンなどにマッチしそうですね。

これまで何本かワールドシャウラを使ってきて、個人的に思うシーバスロッドとしてのワールドシャウラの選び方を改めてまとめると、年間を通じてざっくり前半(1月〜6月)は2831-R2、後半(7月〜12月)は2832-RS2をチョイスするってのが妥当な気がします。

2752はスペック的には2832寄りですが両者の中間のパワー感なので、レングスがマッチするシーン、使う楽しさを味わいたいシーンを選んで使えば良いのかと。

そういう意味では、3本がそれぞれに異なる個性を持っているので、カネモなら3本とも揃えちゃってもいいかもしれませんね(笑)

まあ、ワタクシがいつも釣りをする湾奥ウェーディングや小中規模河川小場所などでは、やっぱり通年2831の方が明らかに活躍シーンが多くて向いているため、個人的に次は2831R-2を狙っております。

次のモデルチェンジまでに2831を買える日は来るか(笑)


(2021.05追記)
結局全部買っちゃいマシタ!



【その他ワールドシャウラのインプレ・過去記事】

Newワールドシャウラの2832RS-2や2750FF-2の詳細なインプレッション記事は、新ブログの方に書いていますので、よろしければ是非ご覧になってみてください。









なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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