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外気温2.5℃雪のちらつく極寒の1月最終週、それでもシャローで冬シーバスは釣れるのか?

2019年1月31日木曜日

いつもの浜 ウェーディング オカッパリ シーバス バチパターン バチ抜け 西宮 釣行記

t f B! P L
皆様こんにちは!


チマチマと続けてきた当ブログも、ついに100万アクセス達成シマシタ!


拙いブログですが読んでくださる皆様、いつもホントにありがとうございます。


今後も釣行記を書くために必死に釣りに行こうと思いマス(??)


さて、大寒波到来が報じられた1/26(土)、ワタクシの地元大阪でも昼間から雪がチラついていましたが、貴重な週末の休暇、寒いからと言って出撃しないわけには行きません。


というわけで、またまたしつこくいつもの浜に来てしまいました。


上げ潮に入った夕暮れ時からエントリー。17:11干潮、潮位67cmから、22:43満潮、潮位105cmというタイドです。


もしかしてシーズン開幕か?!





一人きりの海



予想通り海辺は貸切状態(笑)。コレだけ寒かったらそりゃ普通、釣りはしないですよね〜。


というわけで、今日は珍しく好きな場所で好き放題ルアーを投げられそうです。


ただし、この爆風だとルアーはまともに飛びませんな・・・


しかし諦めずに実釣開始。


開始数分後にORC海爆リップレスでそこそこサイズのシーバスをバラしたので、しばらくオカッパリで頑張ってましたが、西からの風でラインが煽られ、とてもじゃないけど釣りになりません。


コレじゃ何やってるかわからん!というわけで、大きく場所移動して、ウェーディングポイントにやってキマシタ。


寒中プチウェーディング



こちらも風が強いのは同じですが、ひざ下くらいまで浸かればキャスト方向を広く取れる自由度があるため、風を背に受けてトレースコースを取れば多少は釣りになるかもと考えた次第。


海上の冷えに比べて、浸かってみると水はそれほど冷たくありません。


しかも、風とともに沖合には筋の見える強い流れが生じています。


この流れの筋付近に、必ず魚がうろついているはず。


釣りにくい強風ですが、この風に乗せてウインドドリフト風に攻めれば、強い流れの中にアップからうまくルアーを流し込めそうです。


極寒シーズンのシーバス釣り、ワタクシは表層かボトムか、両極端いずれかで攻めることが多いです。


特に今日のような上げのタイミングは、意外とシャローの表層でイイ魚が出ることも多い。


海の状況と潮から見て、今回も表層系から探ってみるのが良さそうなのは間違いありません。


今日も前回の釣行と同様、ライトタックル装備で来たので、あまり大きなシーバスルアーは持ってきていませんでしたが、絶対コレで間違いナイ!と取り出したのは1本だけ持ってきていたマニック115


実際使ったのはこのカラーです。




ものすごい風が吹いていますが、このルアーならボーダレス260M-Tに8本撚りシーガーPEX8 0.6号のセッティングで、充分すぎるくらいの飛距離が出せます。


海は一見荒れすぎていて、マニックのような表層微波動系のルアーでは魚に見つけてもらえないように思えますが、そんなことはありません。


魚が付きそうな流れを通せば、結構な確率で食って来てくれます。居ればですけど。



釣れそうな雰囲気だが



流れは右から左へ。


海底の起伏できっとヨレが生じて、エサとなるバチやアミはきっとあの辺に溜まるハズ…と、何の根拠もない妄想ですが、狙いのコースを定めて、風に吹かれるラインの撓みを利用して、アップから頭を下流に向けて、マニックを流してやります。


気を付けるのはリーリング。


よく、ハンドル秒速何回転がイイとか聞きますが、ワタクシはそういう数値はアテにはせず、ラインが潮流によって引っ張られることで生じる引き抵抗から、ルアーの挙動を推測してリトリーブします。


たとえアップで投げていても、ライン先行でドリフト状態になっている場合、かなりスローなリトリーブでもラインの張力とルアーの揚力が釣り合って、表層を泳いでくれているもんです。


そんな感じで探ること数投目、早速小さめのアタリがありました!


アワセを入れましたが、うっかり先週までのライトゲーム向けに使っていたPE0.4号の近距離戦前提で緩めにセッティングしていたドラグがずるずる滑ってアワセをしくじってしまいました。


案の定すぐさまバシャバシャとエラ洗いされ、速攻バレてしまいマシタ。


今度は少しコースを上流にずらしてリトライ。


またまた何回か流した後で、再び小さめのアタリ。


アワセと同時に激しい水しぶき!


かなり目に強いヒキで、締め込み直したハイパーフォースのドラグがジージー音を立てて滑ります。


ボーダレスは買って以来初めて!というくらい大きく曲がっています。


この時期でこのヒキは間違いなく余裕で鈴木さん超えサイズ!と喜んでいたのもつかの間、ファイト中にまたまたルアーがすっぽーん!とすっぽ抜けてしまいマシタ。


ムキー!コレは悔しい!追いアワセ入れておくべきだった!



バラしの理由とは?



なぜ連発でバレたのか、大体の理由は分かっています。


そう、それはフックのせいです。


半分ルアー集めが趣味になってしまっているワタクシ(マニックシリーズだけでも20本以上あります)、ルアーのフック代がバカにならないので、そのシーズン、状況で使わないルアーからフックを外して、現場にもっていくルアーに付けたりして、要はフックをローテーションして使ってます。


実は今日持ってきたマニックも、出発前にテキトーに選んだ他のルアーから移植したモノで、なんとFimoフック#10のMHが付いていた次第です。



本来ならPE0.6号にリーダー3号、軟調のボーダレスという組み合わせなら、間違いなく細軸フックを選ぶべきところ。


このタックルセッティングでは、遠距離でのバイトを捉えてフトコロまでしっかりフッキングするには若干ムリがあります。


掛かりどころにもよりますが、太軸フックで中途半端にフッキングした重めのルアーは、大抵ファイトの途中でバレたりすっぽ抜けたりするでしょう。


というわけで、細軸のフックに交換したいのですが、またまためんどくさがって今日もフックケースを持ってきてナイ(泣)。


やはりマジメに魚を釣ろうと思ったら、少々のことをめんどくさがってはいけませんね〜。


仕方がないのでこれまた一本だけ持ってきていたマニックフィッシュ88に装着されていた、がまかつRB-M#8をマニック115に移植。


コレできっと釣れるでしょう。



気を取り直して釣り再開



強風で指先がかじかんでフック交換にえらく時間がかかってしまいマシタが、気を取り直して再びマニックを投げます。


ライトゲームやるつもりで来てたのでマニック115は一本限り、カラーチェンジできないのがツラいですが。


先ほどと同じように流すことしばし、ようやく待望のアタリ!


ボーダレス260M-T、シーバスロッドとしてはかなり柔らかいロッドですが、適度にハリ感もあって感度もいいですなぁ〜。


フックチェンジは効果てきめん!今度は間違いなくしっかりフッキングできた感触です。


先ほどに比べるとヒキは弱いですが、それでもそこそこサイズのシーバス。


気持ちよくボーダレスを曲げてくれます。

そこそこエエサイズでした〜♪


あがってきたのは冒頭写真の魚。


大して大きくはありませんが、ヒレピンで元気な魚。


フックは下あごの一番硬いところを貫通していました。



やはりタックルバランスは重要



この魚をリリースした後、少し場を休ませてから再び釣り再開。


ちょっと流れの筋がぼんやりして来ましたが、まだまだ釣れそうです。


カラーチェンジする予備もないので、引き続き同じマニックを投げ続けます。


暫く探っていると、今度は結構手前の方でアタリ!


ボーダレスの扱いにも慣れてきたのか、バッチリあわせが決まりマシタ。


やはりロッド、ライン、フックとトータルでのタックルバランスは重要ですね。


通年言えることですが、早春のバチ、アミパターンなどでは特にそう思いマス。

長さはさほどですが、ずんぐり体形でよく引いてくれました。

あがってきたのはこれまたなかなかいいサイズのシーバス。


近距離で浅瀬の追い食いだったのか、テールフック一本でしたが、しっかりフッキングできていました。



まだやるべ!



この魚をリリースした後も釣りを続行しますが、どうもアタリが遠のいてしまいました。


相変わらず寒さは厳しいですが、気づくと先ほどよりだいぶ風は収まってきたようです。


流れもちょっと緩んできた様子。


一ヶ所でかれこれ2時間近く、マニック115一本を投げ続けてたので、そろそろルアーチェンジするかと、今度はライトゲーム用にもってきていたマニック75にチェンジ。


このカラーです。

もうすこし近距離を繊細にアプローチしてみることにします。


すると、この作戦変更が功を奏したのか、しばらくすると再びククっと小気味よいアタリ。


サイズが残念ですが作戦通り釣れてくれると嬉しい。


あがってきたのは先ほどの2匹よりもだいぶサイズダウンしてしまいましたが、銀ぴかのきれいなシーバスさんでした。


これにて自主規制の3匹に到達したので、納竿としました。



今日の釣りを振り返る



ここまで読まれた皆さんはお気づきかもしれませんが、この釣れ方、2019年のバチパターン開幕の印ではないでしょうか?


例年この時期、春の訪れを待ちきれずにバチ抜け調査に出かけますが、年々釣れだす日付が早まっているような気がします。


今年は年始早々、マニック75が大当たりした日がありましたが、コレは確実にアミパターンだと思っています。


一方でここ何年か、今回の釣行に近い2月ごろ、マニック135やマニック115でよく釣れた日もありました。


個人的にはどうも135や115サイズのマニックがアミパターンとリンクして考えることができず、過去には2月に流れるバチを目撃したことがあるため、長年ずっとこの時期、表層で釣れるのはバチパターンだとばかり思っていましたが、ホントのところどうなんでしょう?


この時期、水の中を覗いてみると、メダカのようなマイクロベイトを見つけるときもあります。


また、透き通った目が光るアミの群れや、単品で流れていくうねうねしたバチを目撃する日もあります。


どれを食べてるのかは、結局魚に聞いてみないと分からないのかもしれませんね。


しかしまあ、個人的に一年で一番苦手で自信がない1月最終週に、見事ハットトリックを決めることができて今回は大満足な釣行となりました。


釣果が得られなかったライトルアーでのオカッパリの方も、PEライン0.6号でも8本撚りラインを選べばそこそこメバル用プラグがキャストできることが分かったので、コレも今回の釣行の収穫です。


ちなみに今回使ったシーガーPE X8は1/30現在、なんと送料税込1254円と大特価で販売されています。ホントに基本性能が高くリーズナブルな8本縒りラインなので、ぜひ一度試してみてください。8本撚り+細糸の恩恵で、驚くほどルアーの飛距離が伸びます。


もう一つ、今回はラインシステムを3.5ノットで組んでいましたが、一度も結び変えることなく、そこそこサイズのシーバスを立て続けにランディングすることができました。


3.5ノット、これまで何度か細糸で60アップのシーバスを上げていたものの、強度的にどうなんだろうと半信半疑でしたが、充分安定していて実用的な強度が出せるんだと、今日の釣りで確信を得ました。


コレに気づいたのも今回の釣行の大きな収穫ですね。


長年釣りをしていますが、毎度新たな発見がいっぱい。


これだから魚釣りはやめられませんな。


今回も楽しめました。


大自然よ、今日もありがとう。



【使用タックル】

ロッド:シマノ ボーダレス ショートスペック 260M-T


リール:シマノ '14BB-XハイパーフォースC2000DHG


ライン:シーガーPEX8 0.6号


リーダー:クレハ シーガーグランドMAX 3号


なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

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