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タックルについて シマノ ボーダレス ショートスペック 260M-T のインプレ

2019年1月24日木曜日

インプレ コンパクトロッド シマノ タックル ボーダレス モバイルロッド レビュー ロッド 評価

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「ライトゲームとシーバス釣りを1本でこなせないか?厳寒期から春シーズンに向けてのロッド選び!」に書いていた通り、先日新たなロッドをポチりました。



今回購入したのはシマノの万能ロッド、ボーダレス ショートスペック 260M-Tです。



昨年年初から気になっていたロッドですが、先に買った180L-Tが非常にいいロッドだったので、きっと260M-Tの方もイイのだろうと買ってみた次第。



先日早速実釣で何度か使ってみたので、インプレです。

早速入魂してキマシタ!もっとでっかいの釣りたかったですがコレが限界(笑)
しかし、このサイズでもやり取りが楽しいロッドです!




どんなロッド?



昨今どこのメーカーでも、シーバッシング、メバリング、アジングなどと、対象魚を定めたロッド製品展開が一般的ですが、このボーダレスシリーズは特に明確な対象魚を定めず、何にでも使ってしまおうというコンセプトのロッド。


仕舞寸法は程よくコンパクト。かなりしっかりしたつくりのキャリングケースが付属ているので、旅のお供にしたりトランク内に常備しておくにも最適です。



元はショートタイプの磯竿からスタートした同シリーズですが、すでに磯竿タイプ、投げ竿タイプ、ルアーロッドタイプ、ソリッドティップタイプ延べ竿タイプなど複数のタイプから成り、アイテム数は数十にも及びます。



その中でもこのショートスペックは、仕舞寸法が短く、スペック的にも比較的ライトなソルトルアーにぴったりなシリーズ。



全長2.6m(約8.5フィート)、自重110gのテレスコ(振り出し)タイプ、4本継で仕舞寸法は74.8cmとかなりコンパクトなロッドです。



ティップ先径は1.4mmと、細身のシーバスロッド相当の太さ(エクスセンスインフィニティの906MLの先径と同等、ジェノスシリーズに比べるとかなり細い)ですが、元径の方は15.0と、テレスコのマルチピース故に若干太めですね。



適合ルアーウェイトは2〜28gと驚くほど広く、強めのメバリングロッドからMLクラスのシーバスロッドくらいの幅広さがあり、ルアーだけでもかなり色々な釣りに使えそうです。



磯竿がルーツのロッドだからでしょうか、カタログには錘負荷1.5〜4号、適合ハリス1.5〜4号と一般的なエサ釣り用ロッドの表記法でスペックが書かれていますが、この内容なら確かに磯竿1.5号相当ですね。(一般的にボーダレスの「M」パワー表記は、磯竿1.5号相当だそうです。)



ウキ釣り、脈釣りだけでなく、チョイ投げの釣り、ライトなズボ釣り、サビキ、海上釣り堀など、海水淡水問わず幅広い釣りに使えそうです。




どんなロッドなのか、メーカー説明文を引用してみましょう。

パックロッドの概念を変えるソルトゲームモデル。

ショートスペック共通の特徴にブランクスの広い可動域が上げられます。大物が掛かればエンドグリップの手前まで曲がりエキサイティングなファイトが可能。さらに振り抜け感と飛びにこだわったチタンIMガイド+移動式チタンKLガイドを採用しました。260M-Tはシーバス、黒鯛などミドル級がターゲット。ミノー、ポッパーを気持ちよくキャストし、ロッドを存分に曲げてのやり取りを満喫できます。またライトキスなど、防波堤からのエサ釣りも快適にこなします。

シマノHPより引用)



ファーストインプレッション



手にした第一印象は、軽くてハリがありつつも、しなやかによく曲がるロッドという印象。



同じボーダレスのショートスペック180L-Tは、もっとパツパツのハリ感が強く、チューブラーのアジングロッド、あるいはバスロッドのような印象でしたが、それに対してこの260M-Tは、振った時の曲がりからの収束も180L-Tより若干遅く感じられ、ハリはありつつもしなやかさが感じられるといった感じでしょうか。



テレスコですが独自のIMガイド+KLガイドのセッティングも良く、可能な限り小型のガイドを使っている恩恵から、スイング時のブレ感や先重り感が少ないところも好印象。



ロッドのアクションとしては低負荷ではファースト、高負荷ではレギュラースロー寄りと、負荷によって曲がりの性質が変わるタイプで、曲げ込むと#4のバットセクション手前までグググっと大きく弧を描いて曲がります。



磯竿ベースのオリジナルボーダレスとは別の性格の竿ですが、ちょっとそのテイストだけはほのかに感じさせる曲がりですね。



試しに500mlペットボトルのリフトも試してみましたが、継目を意識させないスムースな美しいカーブを見せてくれました。


みてクダサイこの美しい曲がり。結構ベリーが深くグゥーっと入っていく感じです。


本来のパワーはかなりあるのでしょうが、曲げた時のパワー感はシーバスロッドのLより柔らか目、ネイティブトラウト用ロッドのLクラスより強いくらいですかね。



PEラインでは、0.3号〜1号あたりが適合しそう。



特に、0.4〜0.8号あたりがベストマッチだと思います。



シーバスロッドとして見れば結構繊細な部類に入ると思いますので、港湾部や小場所のテクニカルな釣りや、春先のバチ、マイクロベイトシーズンにちょうどいいロッドだと思います。




キャストフィール



このロッドで特に気になるのはその幅広すぎる適合ルアーウエイト。



2gのルアーと28gのルアーが一本のロッドで投げられるとは俄かに信じがたいので、とりあえず下限の軽い方をテストしてみましたが、imaのコレット45コスケ35、DUOのフラフラなど、2.2g〜2.5gのプラグでも、しっかりロッドをしならせて気持ちよく投げることができます。



コリャライトゲーム用ロッドとしても充分合格。



続けて10〜15g程度のシーバス用シンペン、小型バイブレーション、鉄板バイブレーションなども投げてみましたが、ベリーにしっかり重みを乗せ、タメたブランクスの反発力で射出するような投げ方をすれば、結構飛距離も出ますね。



独自のガイドシステムも特に違和感や不満を感じることなく、飛距離をスポイルしている印象はありません。



ベリーがよく曲がるロッドなので、コンパクトなスイングでビシッと投げるよりも、大ぶりなスイングでブワンと投げる方が向いていそうですが、このキャストフィールなら、充分一級品のルアーロッドと言って良いでしょう。



28g級のルアーはまだ投げてませんが、コレならきっと問題ないと思います。



実釣インプレ



で、早速いつもの浜でのサーフチーバスフィッシングに使ってミマシタ。



合わせたリールはシマノのBB-Xハイパーフォース1700DHG、ラインはPE0.4号、使用ルアーは2gから6g程度の小型ミノー、シンペン、バイブレーションですが、前述の通りこのクラスの軽量ルアーでも難なく扱えて、いざとなったらフルキャストで遠投も可能です。




8.5フィートという全長は、今回のようなライトゲーム用としては長めですが、場所が遠浅サーフで飛距離が必要ということもあり、丁度いい長さですね。



逆にこれ以上長くなってしまうと、今回使用したような軽量級ルアーでは操作性や感度が悪くなってしまいますから。



エンドグリップの長さも全長とうまくバランスが取れており、投げる、巻くいずれの動作でも邪魔に感じることも、また不足を感じることもありませんでした。



リトリーブ時のルアーの挙動変化や潮の流れも充分よく伝わり、パツパツの180L-Tには負けるものの、感度も悪くありません。



バイブレーションの釣りではボトムタッチも明確にわかりますし、20cm〜40cmくらいのチーバスを何匹か釣りましたが、遠方で小型シンペンに出る小さなアタリも見事に捉えてフッキングに持ち込むことも可能でした。



一般的なシーバスロッドに比べるとライトでよく曲がるロッドだとは思いますが、とは言え、やはりライトゲーム専用ロッドではないので、20cm以下のチーバス相手では若干パワーがありすぎてやり取りが面白くないかもしれません。



そういうサイズ相手なら180L-Tの方がダイレクト感あるやりとりができて、楽しめますね。



260M-Tの方は、チーバスなら30cm以上のサイズの方がやり取りは楽しめそうだなと思いました。



ボーダレス ショートスペック 260M-T インプレまとめ



前々から欲しかったロッドとは言え、衝動的にポチってしまったボーダレス260M-Tですが、実際に使ってみるとなんとなく自分の釣りスタイルには結構合っているかも。



ハイエンドタックルにガチンコ装備の釣りもいいですが、肩肘張らないテレスコタイプで持ち運びも容易、気軽に釣り場に持っていけてササっと釣りができるってのがこのロッドの大きな魅力。



それでいて性能面も抜かりなく、本格的な釣りでも不満を感じることはありません。
(唯一残念に思ったところは、テレスコ故に元径が太目ということくらいでしょうか。)



ルアー釣りでしたらシーバス、チニング、エギング、ライトゲーム、本流・レイクのトラウトなど、レングスとルアーウェイト、パワー感さえ合えばおよそ思いつく釣りにはほとんど適合できるでしょうし、堤防やサーフ、小磯での五目釣りにもぴったりだと思います。



特に低負荷時の先調子よりのアクションとティップのしなやかさは、数あるシマノロッドの中でも最もバチ抜け、マイクロベイトシーズンのシーバスにマッチするロッドと言えるのではないでしょうか。


シマノの紹介ページではウキフカセにも使ってましたね。こういうのも充分アリだと思います。



携行性の高さとテレスコによるセッティングの手軽さを活かして、旅行先に持って行ったり、サブロッドとして常備しておくには最高の一本ですね。



もちろんチャリンコやバイクでのランガンにも最適な一本だと思います。



同じシマノでも、ワールドシャウラツアーエディション(ワタクシも愛用しています)やスコーピオン、ディアルーナMBのように、マルチピース継竿タイプのルアーロッドは多数出ていますが、普段使いでの手軽さと活躍頻度で比べれば、正直言ってテレスコタイプの方が遥かに上。



決して専門性を突き詰めたハイエンドロッドというわけではありませんが、初心者から上級者まで、手軽に、だけど本格的な釣りをしたい、性能面では妥協したくないという方にぴったりなロッドだと思います。



一言でいえば高級万能本格パックロッドって感じでしょうか。



気になる方は是非手にとってみてください。きっと長年愛用できる、買って後悔しないアイテムだと思います。



※同じショートスペックの180L-Tについてのインプレはコチラ
ロッドについて シマノ ボーダレス ショートスペック 180L-T のインプレ

なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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