いつもの浜は湾最奥部、3月頭の年間最低水温の時期に向かって、どんどん水温は冷たくなっていってますが、それでもまだまだ魚は元気。
以前もどこかで書きましたが、急激な水温低下がない限り、たとえ水温が低くとも魚は釣れるモンだと思っています。
ということで、大潮周りの2月8日、9日、11日と、3連続で釣りにいってきました。
今回はその釣行記です。
2月8日(土)
この日は大潮2日目ということで、がっつりウェーディングしようと、ハイブリッドウェーダーにフル装備でいつもの浜へ。
出張してたので知りませんでしたが、どうやら今週急激に寒くなったようですな。
そのせいかどうかわかりませんが、アタリが非常に小さい。
オカッパリで開始早々、ザブラクロストリガーに立て続けに3バイトありましたが、どれもショートバイトで乗らず。
一瞬魚の重みを感じますが、すぐバレるといった感じです。
今日はエクスセンスジェノスS87L+/F DarkForce87で来たのですが、もしかしてロッドが硬すぎて弾いてるのか?
しかし、場所をウェーディングポイントに移してから、ザブラクロストリガーで沖にいい流れを見つけてようやく1ヒット。
フッコサイズでしたが、結構元気なファイトを見せてくれました。
やっぱりブルーカレント83TZ/NANOからDarkForce87に持ち帰ると、キャストフィールや操作感含めかなり差が大きいですね。
ブルーカレント83TZ/NANOはアジメバルロッドとしてはゴツ目ですが、それでもやはりライトゲームロッドの範疇。
それに対してDarkForce87の方はライトとはいえ、やはり紛れもなくその使用感はシーバスロッドで、比べるとかなりゴツさとパワーを感じます。
それと、前々から感じていましたが、このロッドだと魚がエラ洗いしまくりますね。反発力が強いからでしょうか。
この時期アベレージの50cm未満の魚にはちょっとオーバーパワーに感じるので、次はまたブルーカレントに戻そうかなどと考えながら、マニックフィッシュ88で沖の流れを探っていると、またまたククっとリールの回転を辛うじて止めるくらいの小さなアタリ。
上がってきたのはかなりサイズダウン、40cmにも満たないセイゴサイズの魚でした。
この魚を釣った後、流れは消えて鏡面仕上げの海になってしまい、もともと渋かったアタリも遠のきアカン雰囲気に。
その状態がしばらく続いたので、もう帰ろうかと干上がった海岸線を東へ歩いていると、さすがは冬の大潮、また水が動き出し、気がつくといい流れが東南方向に出ています。
さっき釣れてからだいぶ時間が経っていますが、まだあたりにシーバスが残っていたら、きっとこの一番強い流れの中に着くはず。
クロストリガーをアップクロス気味に投げてライン先行のドリフトをしていると、2流し目にヒット。
明らかにフッコサイズの魚でしたが、コレは足元の浅瀬でフックアウトしていまいます。
しかし、思った通りのところに魚はいたようで、これは狙わないわけにはいきません。
少しづつコースを変えて、同じ流れの筋を3、4流ししたところで、再びククっとリールの回転が止められます。
すかさず合わせると今度はしっかり乗った!
そこそこいいファイトで上がってきたのはいつものフッコサイズ。
小さめですがまあ先ほどよりサイズアップしたのでよしとしよう。
コレで今日も自主規制の3匹に到達したので、まだまだ釣れそうでしたが納竿としました。
2/10(月)
この日は有給休暇。昼間えらく寒かったような気がしますが、子供たちは学校なので嫁さんとお買い物にお出かけ。
その後子供のスマホを買って、家に帰ってセットアップ。なんだかんだしているうちに、出撃が20時過ぎになってしまいました。
現場に着くと雰囲気は悪くなさそうなのですが、一昨日と違って満月の月の光が煌々とまぶしいくらい。
今日はまたまたロッドをブルーカレント83TZ/NANOに戻しましたが、寒さのせいなのか、月明かりのせいなのか、また一段とアタリが小さい。
何度もなんども掛けバラしばかりで、結局なんと14バイト目にようやくヒットに持ち込みましたが、なんとまさかのランディング失敗で足元浅瀬ですっぽ抜け。
乗らないアタリの正体は40cmに満たないセイゴサイズのシーバスでしたが、アタリが小さいばかりでなく、きっと食いも渋かったのでしょう。掛かりが浅かったのだと思います。
ブルーカレント83TZ/NANOはどちらかと言うと乗せ調子の竿。
おそらくアタリの瞬間、シーバスの口周りにフックが止まる時間は長いはずですが、その後のフッキングパワーはやはりシーバスロッドには敵いません。
こういう激ショートバイトの時は、もしかしたら瞬間的に掛けに行ける硬めのロッドの方がいいんですかね〜。
結局この日はまさかのノーフィッシュ。
アタリの数はおおかったのですが、渋いですなぁ。
2/11(火)
翌日のフライトに備えて早めに寝なきゃいけないのですが、夕食後どうしても昨日のリベンジがしたくて急遽出撃。
短時間勝負覚悟で、昨日の反省を活かして再びロッドをDarkForce87に持ち替えて出撃です。
途中ちょっとだけやってみたオカッパリでは反応なしなので、すぐウェーディングポイントへ。
しばらく潮待ちの時間が続きましたが、やがて流れが出始めると魚からの反応も出始めます。
ただやはりこの日もアタリが小さくてアワセきれない!
ザブラクロストリガーとマニックフィッシュ88で3、4匹掛けバラしをしたのち、ようやくフッキングに持ち込めました。
結構いい引きで上がってきたのは、若干サイズ良さげなフッコクラス。
普段ならがっつりルアーを食ってくるサイズなんですが、水温のせいか、明るすぎる月明かりのせいか、それとも食っているベイトの種類のせいか、啄ばむようなショートバイトで、フックも口先にチョン掛かりしているような状態でした。
この魚をリリースした後、例によって先ほどまでのいい流れは消えてしまっていましたが、しばらくすると、水面に小さな波紋が見え始めました。
流れは完全に弛んでしまって、鏡面仕上げに近い状態なのですが、波紋は徐々に増えていきます。
コレはバチかアミか?おそらく後者だと思いますが、チャンスタイムなのは間違いありません。
ルアーをマニックフィッシュ88にチェンジして波紋付近を攻めますが、何度かククっとあたるものの、乗りません。がまかつのいいフック付けてるのに〜。
あまりにアタリが小さいので、以前この記事でも書いた通り、このパターンに非常に強いマニック75にルアーチェンジ。
同じコースをスローに流していると、ガバッと水面が割れてヒット!いや、小さいアタリをアワセた瞬間、水面が割れた感じです。
ドラグが激しく鳴り、一気にラインが出されます。
ドラグを少し増し締めしますが、かなり強い引きで、DarkForce87が大きく曲がっています。
ここ数週間の最大魚なのは間違いありません。
数度目のツッコミにも耐え、目の前10mまで寄せてきて、あとはランディング!というところまできましたが、突如、すっぽーんとマニックが宙を舞います。
アリャリャ!やってもうた!なんで?
手元に戻ってきたマニック75のフックを見てみると、ベリーのフックのフトコロが大きく伸ばされていました。
使ってたフックはがまかつRB-Mの#10、対してラインの方はGOSEN CAST8の0.4号。
このライン、0.4号ながら11lbと驚異的な強度ですが、いくら細軸とはいえRB-Mを曲げてしまうほど強いわけではないはず。
きっと最初にドラグを出されて走られたので、フトコロまでしっかりフッキングできていない状態でファイトしていたのでしょう。
中途半端にフッキングしたフックは、太軸でもいとも簡単に伸ばされてしまいますので。
残念ですが仕方ない。
その後も少しだけキャストを続けましたが、やはりショートバイトを乗せきれず、魚は追加できませんでした。
粘れば釣れそうな雰囲気でしたが、翌朝のことを考えて早めの納竿としました。
今回の釣りを振り返る
3日間にわたってウェーディングのナイトゲームでシーバスを狙いましたが、なかなか今週はシビアな釣りを余儀なくさせられました。
やはり水温の急低下は、魚の活性、バイトの出方にも影響するのでしょうね。
ただ、ショートバイトに悩まされたとはいえ、この寒さの中でも多数の魚がバイトしてきてくれたことは確か。寒くても餌は食ってるのでしょう。
このバイトをどれだけヒットに持ち込めるかが今後の課題ですね。まだまだ修行が足りません。
使うルアーサイズを鑑みたパワーや操作性の高さなどは、ブルーカレント83TZ/NANOがベストなのですが、今回のような遠距離戦に限っていえば、0.4号ラインでショートバイトをヒットに持ち込むのはタックルバランス的にもなかなか難しい。
そろそろ大型ボラの気配も出てきたので、安全のためにも次回からはDarkForce87にPE0.6号ラインのタックルに切り替えようかな。
この2本の中間くらいのパワー感のショートロッドがあればいいんですけどね〜。
かなりDarkForceとスペック被りマスが、コレなんかいいんじゃないかと思い始めマシタ。
というわけで、1日目はハットトリック、2日目はノーフィッシュの憂き目にあいましたが、最終日には短時間ながら魚を出すことができてリベンジ成功、まあ満足です。
もうそろそろいい時期に突入するので、大型鈴木さんサイズが出てくれてもおかしくないのですが、それは次回釣行に期待しましょう。
なんだかんだ言って今週もいい釣りができました。
大自然よ、今日もありがとう。
【タックルデータ】
ロッド1:ヤマガブランクス ブルーカレント83TZ/NANO Flex
ロッド2:シマノ エクスセンス ジェノスS87L+/F DarkForce87
リール:シマノ ’15BB-X RINKAI SP 1700DXG
ライン:GOSEN CAST8 #0.4
0.4号で11Lbと驚くべき強度、しかもライトラインなのに8本より!コスパもいい。
リーダー: 山豊テグス フロロショックリーダー #1.75
フッコ相手のライトゲーム にちょうどいい太さ。1.5号より安心感がありつつも、ルアーの動きを損なわない絶妙な太さと強度だと思いマス。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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