登場は2013年ともう5年近く昔ですが、寒いこの時期、河川でのアフター狙いで多用するルアーなので、今更ながらインプレを書いてみます。
どんなルアー?
全長90mm、自重12.5gのシンキングペンシルです。
シンペンにしては軽めの部類で、付属のフックはがまかつRB-MH#8、リングは#2と、サイズの割に比較的繊細な作りになってます。
どんなルアーなのか、メーカー説明文を引用してみましょう。
通常のシンキングペンシルタイプのルアーは、ただ巻きでは規則的に左右にスライドしながらのアクションが定番。しかし、このリ・バードは不規則な軌道を画くスラロームアクションが最大の持ち味。そもそも、シンキングペンシルが有効なシチュエーションは、スローからミディアムリトリーブを中心とした比較的スローな展開。そのような状況はリアクションに頼らず、ルアーをフィッシューイーターに見せて喰わせるのががほとんど。ナイトゲームでは有効なことが多いこの使い方ですが、反面、ハイプレッシャーによりスレが進行している状況。加えてデイゲーム、澄み潮下ではどうしても視覚的に見破られる確立が高いのが難点。そこでこのリバードの開発はその規則性を崩すことからスタート。様々なトライ&エラーを繰り返し、到達したのがテールに設けた[イレギュラーキール]。このイレギュラーキールの効果により流れのヨレはもちろん、ただ巻き時にも不規則にアクションが変化することを実現。しっかりとルアーを見せながらも喰わせるキッカケを不規則に生み出します。このリバードは0.5から1m前後の攻略を得意分野とし、ウェーディング、シャローエリアにおいて[魅せて喰わせる]を実現した次世代シンキングペンシルです。
キャストフィール
シンキングペンシルですが、なぜか意外と飛びません。
似たようなサイズ、重量のシンペンといえば、ロンジンのレビンライトが挙げられますが、飛距離は余裕で負けてます(笑)
まあ、狙い所が違うルアーなので、飛距離勝負しても仕方ないのですが、レビンライトに比べたらどうもスカスカしたキャストフィールで、風にも弱く、正直もうちょっと飛んでくれたらなぁと思うこともしばしばです。
アクションとレンジ
アクションはかなり個性的で、フォルムからは想像がつきませんが、ワイドなピッチでスローにS字軌道を描いて泳ぎます。
ジグザグベイトやスネコン、スケアクロウいずれとも違って、不規則な揺らぎが入るゆったりとしたS字軌道です。
このS字の動き、かなり遅めのリトリーブでも発生するようで、この特性が河川での流しの釣りにベストマッチ。
ライン先行のドリフトでも、しっかりとS字を描いて泳いでくれます。
シンペンの類は、大半がリトリーブより揚力を得て浮き上がり、シャロー攻めを得意とするものが多いですが、このルアーは浮き上がりはあまり良くなく、50〜100cm前後のレンジを得意とするようです。
とはいえ、引き抵抗がかなり小さいため、個人的にはレンジキープが非常に難しいと感じており、通常のリトリーブでも、流れの中のドリフトなどでも、通しているレンジを把握できるようになるまでかなり慣れが必要だと思います。
どんなシーンで有効か?
使いこなせればいろんなシーンで活躍するのでしょうが、個人的に最もよく使うのが冬季の水がクリアな時期の河川明暗攻め。
使いこなしづらいルアーだけどアクションは秀逸で、ひとたび慣れれば、このルアーの不規則な動きを挟んだS字スラロームは有名ポイントのスレたシーバスにも非常に有効ではないかと思っています。
某河川の激スレ有名明暗ポイントで、リ・バードを流し込んで釣った真冬の一匹。 ナイトでもルアーを見せるようなシチュエーションでハマるのでは?と思っています。 そういえば同じ場所でスネコンでもでっかいのバラしましたね~。S字のドリフトが効くのかも? |
個人的にはいまだにS字系ルアーって使いどころがイマイチわかっていませんが、こいつは他のS字系ルアーより小粒でちょっとレンジが入り、スローで大ぶりなS字なので、それだけでも充分個性的。
飛距離はあまり期待できませんが、他とはチョット違った「魅せて食わせるS字系」ってことで、河川ナイトゲームをやる人にはおススメできる一本だと思います。
是非試しに使ってみてください。
やっぱりナイトはパール系。更に水がクリアな冬季はこんなカラーが良さげデスね~。
試したことがナイですが、この不規則な揺らぎを伴うS字はデイでも効くかも。そんな時はデイもナイトも両方いけそうなこんなカラー。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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