今回ご紹介するのはアピアのシンキングペンシル、パンチラインスリム90です。
パンチラインスリム90。リリースされてから結構日付が経つルアーですが、恒例のスイム動画は見つけられませんでした。インプレ記事も意外と少ない模様。売れてるんでしょうか? |
どんなルアー?
全長90mm、重量12gの細身シンキングペンシルです。
外観上の特徴といえば、フラットなヘッド。この平面が水を受けることで、シンペンでありながら適度な引き抵抗をもたらせてくれます。
そのフォルムと重量から、個人的にライバルと思うのはシマノのトライデント90Sとダイワのレイジースリム88Sかな。
小型のスリムシンペンということで、今最盛期のバチ抜け用ルアーと考えがちですが、メーカーのカラーチャートを見てみると、意外と魚系ベイトを意識したラインナップになっています。
キャストフィール
12gという同クラスにしては比較的重めのウェイトと、スリムなシルエットのためか、キャストフィールはかなり良いです。
飛距離は厳密に比べたわけではありませんが、MLクラスのロッドで投げて、レイジースリム88Sより遠く飛び、トラインデント90Sと同等か少し劣るくらいの飛距離。
小型シンペンの中ではかなり遠投性能が高いルアーで、広範囲を探るのにもってこいだと思います。
アクションとレンジ
アクションはメーカー説明によると、タイトスラローム+ローリングフォール。
実際に使った感じだと、リトリーブ中はオーソドックスなシンペンによくある尻振りアクションです。
ただし、極々低速域ではこのアクションは発生せず、ある一定のリトリーブスピードに達した、急に泳ぎだすといった感覚です。
その後はリトリーブスピードが上がるにつれて、振り幅も大きくなるようなタイプで、意外と早めのリトリーブでも泳ぎは破たんしません。
意外と沈むのは速めで、レンジキープして使うためにはスローとはいえそこそこのスピードで巻く必要があるため、極低速域だと泳がないことはあまり問題にならないかと思います。
ちなみに、振りのピッチは結構速いほうだと思います。
浮き上がりは特別いい方でもないですし、また悪いわけでもないので、もちろん、ロッドポジション次第で、より浅いレンジも攻略できますし、比較的沈降速度がある特性から、より深いレンジも攻めやすいです。
フォール時には水平姿勢で、少し後方にスライドしながらわかりやすいローリングアクションをするので、適宜フォールアクションを交えるのも有効だと思います。
どんなシーンで有効か
飛距離があって、細身シンペンながら適度な引き抵抗を感じられ、レンジキープや縦のフォールアクションなど、操作性も悪くない、とてもよくできたルアーだと思います。
特に今が旬のバチの釣りや、アミパターン、マイクロベイトパターンにはベストマッチだと思います。
ここ暫く使っていませんでしたが、使っていたころは実際それなりに安定した釣果をもたらしてくれていました。
シャローといえば、圧倒的飛距離で浮き上がりの良いトライデント90Sがありますし、少しレンジを入れて使いたい一口サイズのシンペンなら、レイジー88Sという選択肢もある。
このタイプでは後発故に、もう少しパンチが効いた、突出した存在感があったら言うことなしなんだけどな…と思うと、実力があるだけに、ちょっと惜しい気もするルアーです。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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