今日は、GWのいつもの浜でのウェーディングで釣果をもたらせてくれた邪道のルアー、Envy(エンヴィ)125MAXのインプレです。
どんなルアー?
エンヴィ125MAXは全長125mm、自重15.7g。
水面~サブサーフェースをターゲットにした細身の引き波系シンキングペンシルです。
持ってみた感じ、大きさや重さはあまり感じさせません、。
95や105サイズと同様、カップのような作りのヘッド部分と、あご下のキールがデザイン上の特徴ですね。
キャストフィール
細身のシルエットで比較的ウェイトもあるため、キャストフィールは悪くありません。
固定重心故に、特筆すべき飛距離が出るとか伸びが出るとかいう訳ではありませんが、素直にストレスなく飛ばせるといった感じです。
このルアー、ライバルといえば同じ引き波系のマニック115、135だと思いますが、飛距離やキャストフィールでいうと、ウェイトが近いこともあるのでしょうか、マニック115と同等クラスです。
体積当たりのウェイトでは、マニック115より若干軽いため、風のある状況では若干マニック115の飛距離に分があるかというくらい、微妙な差です。
アクションとレンジ
狙うレンジは水面~水深20㎝までのサーフェース。
リトリーブすると水面近くまで浮き上がり、低速でのリトリーブではほぼロールのみの動きで、速度を徐々に上げていくと、スラロームアクション(尻振り)の幅が徐々に大きくなります。
少し速度を上げて引くと、ボディ自体はロールアクションをしつつもスラロームアクションもするため、水面にできる引き波が緩やかなS字を描くというところが、アクションの大きな特徴で、他の引き波系ルアーにはないところだと思います。
さらに速度を上げると、頭部のカップ型のヘッドが軽く水面にスプラッシュを発生させたりします。
この辺りの多芸さは、エンヴィ95や105と同じですね。
リトリーブ時の浮き上がりに関しては、同じエンヴィ同士で比べると、この125MAXが最も浮き上がりやすいタイプといえそうです。
しかし、似たようなタイプのマニック115やカッター115に比べてこの浮き上がりは弱めであるため、引き波を出して使おうとおもったら、これらより若干早い速度のリトリーブをする必要があります。
そういう特性故に、より流れがある状況に適しているルアーだといえそうです。
もちろん、引き波を出さずに水面直下(数センチ~20㎝程度)を引いてくることも可能ですが、意図したレンジをキープするのは若干慣れが必要かなと思います。
やはりこのルアーも、明るいうちに試投して、リトリーブスピード、引き抵抗とアクションの関係を感覚的に覚えておくことが肝要だと思います。
どのようなシーンで有効か
ルアーサイズやシルエットから、サヨリパターン向けかな?と思わせますが、当然バチパターン時にも使えて、実績も多数あります。
元々多彩なアクションもこなせるルアーで、リトリーブ速度によってレンジを下げることもできるため、バチやサヨリというようにパターンを固定して考えなくとも、様々なパターン、ベイトに対応しているといえそうです。
向いているのはやはりシャロー、サブサーフェースでの釣り。
私の場合は、魚がシャローレンジを意識している時、飛距離を活かして広くシャローを探る時、また、水面に流れや波立ちがあり、通常のV字引き波のルアーではアピールが弱いと感じる時によく投入します。
先日の釣行時にはこのルアーが大活躍してくれましたが、やはりこの日も、風によって水面がざわつき、遠くに流れの筋が出ているような状況でした。
エンヴィ125MAXは、状況に応じていろいろなアクションを使い分けることができるため、使いこなせればサブサーフェースのメインルアーとなってくれそうな、非常に個性あふれるルアー。
シャローの釣りでは持っていて決して損はしないと思います。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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