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ルアーについて コアマン VJ-16 バイブレーションジグヘッド のインプレ

2017年5月24日水曜日

インプレ コアマン ルアー レビュー 使い方 評価

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今回ご紹介するのはコアマンのVJ-16


2015年秋に発売されてからだいぶ経過したルアーですが、ワタクシこのルアー、発売直後に買っておきながら、今年に入るまで使ったことがありませんでした。
(理由は昨年あまり釣りに行けなかったから。)

先日の釣行でキビレ、シーバスと立て続けに釣れて、最近特に気に入って使っているので、いまさらインプレを書いてみようと思った次第です。


どんなルアー?


ぱっと見、外見は、フラットフィッシュ狙いのトリプルフック付きジグヘッドと似た感じでしょうか。

VJ-16。魚の頭のような形の鉛製ジグヘッドに、テール側に伸びたガイドアイがついており、トリプルフックが2本セットされています。



フックは小さめのがまかつ、トレブル13の#10がセットされており、ワーム部分はコアマンのCA-02アルカリシャッドが、通常使用とは天地逆にセットされています。


このアルカリシャッドですが、ヘッド本体から出ているキーパーに抜き差しするだけで、簡単にカラーチェンジできるという秀逸なつくり。これは楽でいいですね。


さて、どんなルアーであるかは、メーカーの紹介文を引用してみましょう。

経験によって導き出されたジグヘッドデザインと、
装着するコアマンワームとのマッチングで、
ボディ全体が絶妙に揺れるバイブレーションを発生します。
圧倒的な食わせ能力をもつワームが、より細かく振動してシーバスを強烈に誘う。
しかもそれがまたぶっ飛びの飛距離なので、完全に反則レベルです。
浮き上がりが早い設定なので、水深の浅いシャローエリアを根掛りを恐れずに、広範囲にガンガン攻めることが可能です。
スレたシーバスをバイトにまで持ち込むことの出来るこのルアーが、
新しい領域を拓きます。
VJの圧倒的パフォーマンス。間違いないです。
コアマンHPより)


キャストフィール


実際に投げてみると、その飛距離には非常に驚かされます。


感覚的に、普段シャロー用によく使う14gクラスの鉄板よりもさらに10メートル位遠くに飛んでいます。


とても16gとは思えない飛距離なので、家庭用電子ばかりで重さを計ってみたら、20gありました。


きっと、ジグヘッド鉛部が16gで、フックやリング、ワームなどもろもろ足すと合計20gになるということでしょう。


まあ、いずれにせよ、キャストフィールは充分満足なもので、何よりジグヘッド付きワームでこの飛距離はフツーはありえないもの。


現場で飛びに不満を感じることはまず無いと思います。


ただ、頻度は低いですが、まれにエビになるときがあるため、着水直前のサミングは入れた方が良さそうですね。



アクションとレンジ



リトリーブすると、手許に適度なブルブル感が伝わります。


その名の通りバイブレートしているようです。


水の上からアクションを見てみると、このバイブレートはどうやらウォブリングというよりも、ローリングに近い振動の様子。


アルカリシャッドのテールをピロピロ動かせつつも、ボディ全体をゆすりながら振動しているような感じで、左右への振れ(ウォブリング)というよりもやはりロール系の振動のと表現する方が適切なようです。


スイム動画を見つけられなかったので、動画でお伝えできないのが残念ですが、ボディ全体でヌルヌルした感じのなまめかしい、ナチュラルな動きをします。


これは、通常のシャッドテールワーム+ジグヘッドの組み合わせでは決して真似できない動きですね。


使い方としてはただ巻きだけで充分いい塩梅でアクションをしてくれ、「ナチュラルだけどアピール力も備えている」というのが使ってみた感想です。


また、着底後リトリーブを開始すると、それ以降は意外とボトムノックをしないです。


つまり、結構浮き上がりが良く、リトリーブを開始するとまず浮き上がってアクションをし始めるというような特性があるようで、この浮き上がり特性はシャローではとても扱いやすいと思います。


とはいえ、やはり重めのルアーではあるため、あまりリトリーブがスローであればボトムを擦ってしまうこともしばしば。


水深1メートル程度のシャロー帯でも充分使い勝手は良いですが、レンジをキープするにはそれなりの速度で巻く必要があると思います。


この辺りの巻き速度の加減は、やはり明るい時間帯にスイムチェックしておくのが良いですね。


どんなシーンで有効か?


最近も沖堤のイワシパターンでどハマりしているようで、毎日のようにこのルアーでの釣果を目にしますが、個人的にはやはり浮き上がり特性の良い、シャローレンジ攻略向けのルアーというのがこのルアーの本質かなと思っています。


よって、水深のあるポイントであっても、狙うレンジは上の層、せいぜい1メートルくらいまでが適しているかなぁと。


VJ-16は、鉄板以上の飛距離が出て、浮き上がり性能も良く、シャローエリアを長い距離、派手すぎないナチュラルな動きで攻められるという特性を持ちますが、コレは他のルアーに似たものはなく、まさに唯一無二な存在。


この特性を活かして、オープンエリアのシャローを広く探る釣りに最適だと思います。


近年はシャローレンジを広く探る釣りでは鉄板で攻めることが多いですが、VJ-16はそのアクションの特徴から、アピール重視でスレも早い鉄板系に対する「次の一手」としても、非常に有効だと思います。


ちなみにこのルアー、イメージとしてはデイ向けのように思えますが、個人的には最近、ナイトでの釣果(特にキビレ)も連続していますので、実はナイトでも効果的なのかも。


まだまだワタクシ自身使い込めていないので、意外なシーンで、意外な場所で、使ってみたら予想しない釣果をもたらせてくれるルアーかもしれません。


とにかく、ルアーボックスに1個2個、持っておいて決して損することはないルアーだと、自信を持っておススメできます。



是非ここだけは改善してほしい!


VJ-16、前述の通り素晴らしいルアーなのですが、たった一点だけ残念なところが。


これは、IP-13、BC-26にも共通して言えることなのですが、長い間使えば使うほど、シャローのボトムにヒットして「顔」の部分が削れてなくなっていってしまうのです。



コアマンルアーはいずれも素晴らしい出来なのですが、写真のように使い込むと「カオナシ」になってしまうのが非常に残念なところ。お気に入りのルアーだけに悲しい・・・


今のところアクションが大きく変わるところまでは削れていない感じですが、ワタクシのように年がら年中いつもの浜のようなどシャロー帯ばかりで釣りをしている人間にとっては結構切実な問題。


100円、いや150円くらい値上げしても買いますので、何とかPB-30にあるヘッドバンパーみたいな頭部保護機構がつけられないもんですかね?(アレはバンパーじゃなくてボトムソナーか?)


アレがあるだけで、お気に入りのルアーをかなり長持ちさせられると思うのですが。


「常に現場に立ち、なによりもアングラーの視点であること」というコアマンスピリットに照らして、何とか年次改良?してくれると非常にウレシイのですが、ワタクシのようなシャロー限定アングラーってのも絶対数は少なそうだから、マイノリティの声くらいじゃ難しいかなぁ・・・



なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

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