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ルアーについて DUO ベイルーフ マニックフィッシュ88のインプレ

2017年5月19日金曜日

DUO インプレ ルアー レビュー 使い方 評価

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今回取り上げるのはDUOのマニックフィッシュ88


マニックフィッシュ88といえば、私にとっては数々のメモリアルフィッシュを連れてきてくれた大変信頼しているルアーで、隠し玉的な存在。


5月末には、兄貴分のマニックフィッシュ99が発売になるそうですね。いまからとても待ち遠しいです。


以前、このブログでも記事にしたことがあるルアーですが、インプレは書いたことが無いため、改めて書いてみようと思います。


マニックフィッシュ88。最上段は、過去に数々の大物を連れてきてくれたお気に入りカラーですが、どうも廃盤カラーのようです。根掛かりしないよう気をつけねば・・・






どんなルアー?


全長88mm、自重11gのシンキングペンシルです。


マニックシリーズ(75、95、115、135)と兄弟関係ですが、このマニックフィッシュは若干ボリューム感ある太目ボディで、メーカーHPに「小魚をイミテートした」と書かれている通り、見た感じは確かに「フィッシュ」ライクです。




このルアーがリリースされた当初はもっとバチパターン向けっぽいカラーラインアップだったのですが、近年は後述するトップルアーとしての使い方がもてはやされているためか、メッキ系のリアルカラーの方が多いみたいですね。


個人的にはシャローのナイトゲームでスローな使い方で多用するので、クリアー系やゴースト系のカラーの方が好みです。



キャストフィール


小粒で抑えめのボリューム感ながら、11gとウェイトは結構あるため、そこそこ高比重。


比較的高比重なタイプなので、ライトクラスからML、Mクラスのロッドいずれでもしっかり重みを乗せてフルキャストできますね。


シンペンの中でもかなり飛距離が出るキャスタビリティが高い部類に属すると思います。


絶対的な飛距離は感覚的にはマニック95よりはるかに飛び、マニック115よりは落ちるといったイメージ。


それでも88mmというサイズを鑑みれば上出来な飛距離で、多少の横風もものともせずにカッ飛んでくれるキャストフィールには、まず不満を感じることは無いと思います。



レンジとアクション


メーカー説明によるとレンジは0~0.2mとのこと。


確かに、通常のロッドポジションでスローからミディアムスピードでリトリーブすると、水面直下のこのレンジをトレースできますが、後述のアクション変化と合わせて、レンジキープは割とむつかしい(慣れを要する)タイプかなと感じています。


アクションは、大きく分けて2種類のアクションをします。


一つはいわゆる「マニックムーブ」。


スローにリトリーブすると、体を震わせるような微細なローリングアクションをします。


コレは、95や115など、他のマニックシリーズのアクションと同じですね。


違いは、マニックフィッシュはスローにリトリーブしたら、このアクションを水面ではなく水中で起こせること。


マニックでも同じようにできない訳ではないですが、同シリーズはどれもかなり浮き上がりが良いので、実釣では結局表層でアクションさせることがほとんどで、レンジを入れてマニックムーブさせる機会は少ないかと思います。


それに対してマニックフィッシュはリトリーブ時に生じる揚力が若干小さめ。


よって、慣れれば容易にレンジを入れてマニックムーブアクションを起こさせることが可能なのです。


そしてもう一つのアクションがスラローム。


スローからリトリーブスピードを上げてミディアムスロー気味に引くと、テールを左右に振るスラロームの動きが出始め、スピードの上昇に伴いその振り幅が大きくなっていき、よりアピール寄りの動きになっていくようなイメージです。


このように2種類の質の違うアクションを出せるマニックフィッシュ、リトリーブスピードの変化でコレらのアクションを意図的に切り替えられるかどうかが、攻め方を広げる意味でも、使いこなしの肝になりそうです。


しかし、例えばマニックムーブのアクションを、一定のレンジをキープして起こし続けるための速度域は割とシビアで、遅すぎるとルアーが沈降していくし、早すぎると尻振りのスラロームが入った別アクションになってしまいますので、なかなかこの使い分けが難しい。


実際の釣りでは、風や潮流の影響も加味しつつ、ロングキャストした先でルアーへの流れのあたり方を感じ取ってリトリーブスピードを調整してやらねばならないため、さらにコントロールは難しいですが、まさにそれこそがこのルアーを使った釣りの醍醐味でもあると言えると思います。


そのため、是非このルアーについては日中、明るいうちに引き抵抗とアクションとの関係を目で見て、体で覚えておいた方が良いと思います。



どんなシーンで有効か?


流れの変化を捉えやすいボディ形状で、小粒ながら引き抵抗も結構明確な方だと思いますので、いろいろと使い勝手がよく汎用性あるルアーだと思いますが、やはりシャローレンジを攻めるシンペンということで、そのサイズ感からも、特に活躍するのはバチパターンやマイクロベイトパターンの表層レンジ攻めだと思います。


遠投性を活かして、遠くの潮目を撃って広く探るのも容易ですし、流れを感じ取る能力も非常に高い。


さらに、流れの変化に差し掛かったところで上述の「アクションの質」を変えて食わせるのを狙うといった、テクニカルな使い方もできてしまう、素晴らしいルアーだと思います。


ちなみに、このマニックフィッシュ88については、コアマン泉氏が提唱する「トップ」での使い方も、ここ数年ネットや雑誌で脚光を浴びています。


私自身はこの使い方で釣ったことが無いため、インプレを書くことはできませんが、マニックフィッシュ88をロッド操作により水面でドッグウォークさせるという使い方で、デイゲームメインの釣り方になると思います。


かなり評判が良いようで、釣果も結構耳にするので、私もいつか試してみたいと思っています。


このように、マニックフィッシュ88は多彩な使い方ができ、汎用性も高いシャロー用シンペン。


激浅用シンペンとしてはフォルムもウェイトも使い勝手も独特で、他に被るキャラのルアーもないです。


ワタクシ自身、この製品がリリースされた年からずっと使い続けていますが、毎年必ず釣果を上げてくれる信頼度No1のルアーで、個人的にも非常にお勧めなルアー。


一本持っていて決して損はないと思います。



魚系のベイトの時はこんなカラーはいかがでしょう?トップ使いにも良さげですね〜。

個人的に絶対最強必釣カラーがこの赤虫レインボー。バチ抜けシーズンはコレばっかりです。


ナイトで様子を探る時、活性の高い群れが期待できるときはこのカラーも多用します。


マイクロベイトや寒い時期、水質がクリアなシーンで良さげ。



※他のマニックシリーズのインプレは是非コチラもご覧になってみてください。


なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

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