もうかれこれ10年以上使ってきましたが、特に厳冬期河川のアフターシーバス狙いでは個人的に絶大な信頼を寄せている実績多数のルアーです。
昔はコレでよく釣れたので、20本以上まとめ買いしました。 中古で売ったりロストしたりで手持ちもだいぶ少なくなってしまいました。 |
どんなルアー?
全長80mm、自重17gの硬質発泡材で出来たシンキングペンシルです。
どんなルアーなのか、メーカー説明文を引用してみましょう。
(邪道HPより引用)このやるせなさがバイトを生む。まさに、スローの切り札。ゆったり泳ぐベイトフィッシュライクなアクションが秀逸。「ヨレヨレ」の名の通り、硬質発泡材ボディと、多段ウエイト&ワイヤー構造による絶妙のバランスがやる気無さげな泳ぎを演出します。ウッドルアーに近い泳ぎが魚たちを魅了するのです。また、中身まで詰まっているので抜群の飛距離を生み出すのも、おかっぱりアングラーにうれしい性能。リトリーブスピードに対する追従性にも長けデッドスローからミディアムファストまでよく動き、ミノーに反応が弱い状況下でその威力を発揮します。そして、動きが機敏な「ミニ」もキビキビとターゲットを誘います。
キャストフィール
中身の詰まった自重17gのシンペンなので、投げごたえあるキャストフィールで飛距離はそこそこ出ます。
昨今の重心移動機構を搭載した最新ルアーに比べると確かに見劣りする飛距離ではありますが、実用性は十分と言えそうです。
アクションとレンジ
アクションはその名の通りヨレヨレとやる気なく泳ぐベイトフィッシュのよう。
ありがちな単純尻振りアクションというよりも、ボディ全体で水を受けて大きめのロールを伴うフラフラしたなんとも言えないアクションを見せてくれます。
このアクションはごくスローから発生し、レスポンスはいい方だと思います。
また、フォール時には水平姿勢を保ったまま、ゆっくりヒラヒラとローリングして、誘いの効果も高そうです。
世にあるシンペンの多くが、リトリーブに伴い浮上して、浅いレンジを攻めるのに適していますが、このヨレヨレは揚力が少なめなのか、比較的浮き上がりは抑えられており、深いレンジを攻めることができます。
レンジキープは比較的難しいと思いますが、ラインのテンションとトレースレンジの感覚を覚えれば、ボトム付近をスローにアクションさせて使うこともできます。
これは、他のシンペンにはない大きな特徴、アドバンテージかなと思います。
どんなシーンで有効か?
比較的レンジが入るルアーなので、あまりどシャローで使うイメージはありません。
どちらかというと、すこし水深のある場所や深めのレンジを狙いたい時に使います。
個人的には、そのゆったりとしたアクションと深めのレンジから、特に多用するのは厳寒期の河川でのアフターシーバス狙い。
張らず緩めずのラインテンションでスローに中層以下を攻めて、数々の釣果を得てきました。
また、水平姿勢とゆったりとしたフォールスピードを活かして、橋脚などの縦ストラクチャー狙いでも活躍してくれそうですね。
ただ、ボディ材質が比較的弱く、橋脚などにぶつけるとかなりの可能性で割れてしまいますので注意が必要です。
まあそんな弱点もありますが、既存のシンペンの中では未だに似たコンセプトのものが見つからない個性派のルアー。
攻め方のバリエーションを増やすためにも、タックルボックスに一つ持っておいて決して損することはない一本だと思います。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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