みなさまこんにちは。
先日は雨の恩恵か、水温が高く湾奥サーフで釣れにくいこの時期にも関わらず釣果に恵まれることができました。
その後晴れの日もありましたが、再びこの週末は雨模様。
この時期は一年を通じて最も水温が高くなり、かつデイはマリンスポーツ、ナイトはパリピや花火師が多くなり非常に釣りがやりにくい時期ですが、雨のせいで水温も人的プレッシャーも下がるのではないかと期待して、再びいつもの浜に繰り出しました。
今回はその釣行記デス。
予想外の土砂降り
現地に着いた時にはさほど雨はひどくありませんでした。
しかし、このくらいの雨なら打ち上げ花火をやろうとする人も少ないでしょう。
まだ明るいうちは、最近購入したばかりのポジドライブガレージの新作バイブレーション、クリスタルサリーを試投しながら、ポイントへ向かいます。
お目当てのウェーディングポイントに到着し、水に浸かってみると、やはり雨のせいか水温はかなり下がっていますね。
コレは良さげと、個人的にNo1高実績ルアーのフランキーをキャスト。
イイ感じで流れも出ており、釣れそうな雰囲気がぷんぷん。
しかし、1時間以上カラーチェンジしながら投げ続けたにも関わらず、バイトはナシ。
暗くならないと岸近くに寄ってこないのでしょうか?ベイトっ気もありませんしね。
そうこうしているうちに次第に日は暮れてきましたが、雨が激しくなってきました。
夕暮れ時はトップウォーターをやろうと思っていましたが、これだけ雨が水面を叩いているとイマイチかな。
ということで、ナイトゲームに備えていったん陸に上がりマシタ。
期待のナイトもハズレの予感?!
暗くなってきたので、いつものようにTKRPで水面ゲームを開始するも、どうも今日は様子がおかしい。
いい潮位なのに、ベイトっ気が感じられないし、当然、ボイルも全く出ないのです。
ありゃりゃ、先週イナッコの群れが帰ってキタと思ってマシタが、またどこかへ行ったのか?
流れもなく釣れそうな雰囲気が全くないので、場所移動を繰り返します。
かなり雨は激しく降りつづけ、中に雨がしみ込んできてだんだんツラくなってきた。
ポイント移動が奏功!
そこで、この強い雨の影響を受けそうなポイントへ移動。
大して流れはありませんが、水の動きはありそう。
しばらく水面の様子を見てみると、流れの反転流が出るところで、水面をちょろちょろと波立てて泳ぐ何かがいます。
この場所は潮位が低いタイミングでは完全に陸地になってしまうような場所。
しかも、何かの気配があるのは岸際から2mもない場所。
長靴でも余裕で入っていけるところなので、水深は30cmにも満たないはずです。
まあ、ボラじゃねぇの?と思いながらも、もしかしたらと思い、姿勢を低くしてTKRPをキャスト。
何度か気配のあったところをデッドスローで通すと、モワンと水面が盛り上がりマシタ。
ん!もしかしてルアーを食べようとしたのでは?シーバスか?
大昔、淡路島に津名牛を食べに行った帰りに立ち寄った漁港で、ベイトの群れのそばについてうろうろするシーバスの姿を間近で見たコトがあります。
捕食シーン自体は見られなかったですが、食い気があるのかないのか、くるくると円運動で泳ぎながら餌たちからつかず離れず様子をうかがうシーバスの姿を間近で見たのは後にも先にもこの時が初めて。
ボイルシーンなど、捕食シーンはたまに見るのですが、そこに至る前の姿ってなかなかお目に掛かれないんデスよね。
目の前に見える魚らしき波紋の出方が、その時に見たシーバスの動きに良く似ています。
もちろん真っ暗なので魚影そのものは全く見えないのですが、波紋と時折見える水の盛り上がりから、大きな魚がうろついているのは間違いない。
しゃがんだ姿勢のまま、TKRPを遠くにキャストして4秒間にハンドル一回転くらいの超デッドスローで、目当てのポイントを通しマス。
狙っているのは目の前、ロッド3本分もない至近距離。
気配は確実にあるものの、食ってこない。
そんな状態が30分以上続いたでしょうか。
気配を消すためにロッドワーク以外は一切姿勢を変えずにしゃがんだ姿勢を続けたせいで、いい加減足腰が痛くなってきたころ、突如リールを巻く手にズンと重みが。
竿を立てると重量感のあるヒキ!
強め設定のドラグが音を立てて滑り、ロッドが大きく絞り込まれますが、今日のPEラインは1号。
パワーファイトで一気に岸際にずり上げます。
あがってきた魚は、ひさびさにデカいシーバス!
TKRPはいつものように丸のみされていました。
ヤッタ!
狙っておいていうのもなんですが、30分以上も同じ姿勢で、タタミ一畳分くらいの狭いピンを狙い続けていたので、まさか本当に釣れるとは思いませんでした。
秋のサヨリパターン時期などでは、だだっ広いサーフの岸際5m以内の場所でヒットさせることも多いですが、ベイトっ気がなくボイルも何も起きていない状態で、しかも今回は岸際2m、自分の位置からは7,8mという超接近戦。
シーバス釣りではおそらく自分史上最も近距離で渡り合った魚かも知れません。
いや、そういえば15年以上前に同じ場所でこんな接近戦もあったっけな?
その後も雨は激しく降り続け、下着の中まで水がしみてきたので、この一匹で満足したこともあり撤収することにシマシタ。
今回の釣りを振り返る
今日は予想に反してイナッコの姿が見えづらく、なかなか魚の気配を見つけ出すことができませんでしたが、最後に選んだ場所が良かったようです。
この時期、普段ならナイトでも花火をしたり走り回ったりと騒いでいる人がたくさんいるいつもの浜ですが、雨のせいで人の気配が全くなかったというのも良かったし、雨粒が水面をたたきつけ続けていたため、きっと魚も警戒心が薄れていたのでしょう。晴れてたら絶対こんな場所で釣れませんしね。
最初に気配を感じた、なにやら水面をちょろちょろ動いていると思った波紋は、あまりにもシャローだった故にシーバスの背中がちょっとだけ水面から出ていた姿なのかもしれませんね。
そんなシチュエーションだったが故に、今回もTKRPでなければ釣ることはできなかったと思います。
流れの反転流が出る場所だったので、やはりベイトを狙って待っていたのですかね?
いずれにしても、今日はベストなタイミングでいい場所に辿り着き、なかなか苦しい展開でしたが粘って結果的になんとか魚をものにすることが出来たため、非常に満足です。
既にイナッコのサイズは10cmをこえてきているので、いつまでTKRPでこのパターンが続けられるかわかりマセンが、例年9月いっぱいは十分同じ釣り方で狙える時期。
また機会をみて釣査に来ようと思います。
今回も満足いく釣りが出来マシタ。
大自然よ、今日もありがとう。
【タックルデータ】
リール:シマノ ’20ツインパワー C3000XG
ロッド:シマノ エクスセンスジェノス S810ML/R
ライン:YGK XBRAID UPGRADE X8 1.0号
リーダー:サンヨーナイロン アプロードソルトマックスショックリーダー 20LB
ヒットルアー:タックルハウス TKRP90
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
0 件のコメント:
コメントを投稿