どんな車?
M140iは、BMWボトムエンドの1シリーズのコンパクトな車体に3リットル直列6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載した1シリーズ最速モデルです。
搭載されるB58B30A型という新型エンジン、なんと340馬力、トルクは51.0㎏mというから、このサイズのコンパクトハッチバックにこんなの積んじゃっていいですか?というくらいパワフル&トルクフル。
なんと現行7シリーズ740iに積まれているエンジンよりもさらにパワーやトルクは上です。ヒエー。
ちなみに0⇒100㎞/h加速は4.6秒とのこと。まあ、このボディにこのエンジンなら納得ですが、凄すぎですね。
エクステリア
見た目ははっきり言って他1シリーズと大して変わりありません。
F20の1シリーズは、120iを前期型後期型ともに乗りましたが、そのうち前期型120iについては過去にインプレを書いていますので、宜しければ併せてご覧になってください。 ⇒ コチラ
車好きな人が見たら、細かいディティールからタダモノではない車だとわかりそうですが、ぱっと見は正直、「ちょっといじった1シリーズ」ってな感じでしょうか。
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1シリーズはこの後期型フロントマスクの方が精悍な感じがして、個人的に好みです。前期型のデザインはちょっとファニー寄りかな?こうやって間近に見ると、意外と獰猛な顔つきにも見えます。 |
タイヤやブレーキキャリパーを見ると、走りに振った性格のクルマだと気づきますね。 |
M140iのバッジ。コレが無かったら正直ぱっと見、フツーの1シリーズと違いがわかりません。残念ながら今回は、リア全体の写真を撮るのを忘れてしましました・・・。ちなみに、リアスポイラーは2本出しです。 |
サイドからのビュー。個人的にはセダン好きなので、ハッチバック形式は正直好みではありません。よって、インプレも若干テキトーですが、意外とハッチバック故の野暮ったさは感じさせない流麗なフォルムだと思います。ちなみに、M140iはノーマルより1㎝車高はダウンされているそうです。 |
インテリア
インテリアも、いたって普通のBMW車といった感じです。
操作系の質感、クリック感は相変わらずかなり高いですが、車として基本に忠実、質実剛健といった感じで、個人的にはインテリアはどちらかというとクラシカルだという印象を受けました。
しかしコレ、悪いことではありません。旧来のBMWオーナーはもとより、初めて乗る人でもきっと違和感なく運転できることでしょう。
コブ付きのハンドルは結構太目。ステアリングの重みは重すぎず軽すぎず適度だと思います。パドルシフトも装着されています。 |
レザーシートも質感高し。ホールド力は高く、つつみ込むようなフィット感と厚みが感じられ、かなりイイシートだと思いました。 |
レザーのステッチも高級感あります。 |
後席は平べったい印象のシート。まあコンパクトFRなので、ゆとり広々という訳にはいきませんが、窮屈さを感じさせることはありません。必要充分ではないでしょうか。 |
ドライブフィール
まず窓を開けてエンジンを掛けた途端に、その咆哮からやはりこの車はタダモノではない!とわかってしまいます。
このサウンドは、夜中の住宅街とかではちょっと困るかな(笑)
ところが窓を閉めていると、意外にも車内は静か。きっとものすごく遮音が行き届いているんでしょう。それはそれですごいことです。
8速ATのシフトノブは最近のBMW共通のタイプ。私はいまだにコレに慣れませんが、何気にブーツ部分がレザーになっているところは好みです。iDrive系はいまだに慣れないため割愛・・・ |
とにかく走っていて終始、「いいクルマだなぁ」と感心させられることばかり。
ドライブフィールに関しては、一切不満に感じたところがありませんでした。
総評
出来れば慣らしの終わった状態で乗ってみたかった・・・
とはいえ、BMWも伝統にこだわってばかりもいられず、やはり欧州の厳しい排ガス規制をメーカートータルでクリアする為には、小排気量ターボ中心にならざるを得ないのでしょう。今や1シリーズはおろか、3,4,5シリーズまでもラインナップは4気筒中心。
さらには、最近のBMW、なんだか昔と違ってオッサンぽい味付けのクルマを作るようになってきたと言われることもしばしば。
しかし、この車に乗ってみて、改めてBMWが本当に作りたいのはこんな車なんじゃなかろうか?本当は、340とか540がラインナップの中心になるようなクルマ作りをしたいんじゃないの?と、あらぬ妄想が頭をよぎってしまいました。(実際は制約ある中でのあくまで「ビジネス」なので、きっとそんなことないと思いますが・・・)
そのくらい、M140iは、古き良き?「BMWらしさ」がにじみ出たクルマです。
ちなみに、新ブログの方でも数は少ないですがBMWを中心にインプレ記事も書いています。
宜しければ是非ご覧になってみてください。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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