ワタクシはナイトゲームが中心ですが、結構な頻度で強風のため釣りにくい状況に出くわします。
春から夏にかけては特に南寄りの風が吹くことが多いため、太平洋側の多くの釣り場では風向きがアゲインストになることが多いですね。
アゲインストの強風下では飛ばせるルアーも限られてしまいますが、強風下のナイトゲームでどうしてもシンペンを使いたいシーンは多々あるとおもいます。
今回はそんな強風時、荒れたシーンで活躍してくれるシンキングペンシル8選をご紹介してみたいと思います。
メガバス カッター115 (インプレ記事はコチラ)
春といえばバチ抜け、バチ抜けと言えば引き波系シンペンですが、世にある引き波系シンペンの多くは強風下では頼りないものばかり。
引き波と言えばマニック、エンヴィーなどが有名だと思いますが、強い向かい風の中でも投げられるのはマニックなら115以上、エンヴィーなら125に限られてしまうと思います。
さらに強風で海面が荒れた状況では、どうもコレらの繊細な引き波はかき消されてしまう。
こんな状況でも心強いのがカッター115。
薄型ボデイで比重が重いため強い風にも負けずにキャストでき、荒れた状況でも水面下ギリギリのところで踏ん張ってくれるのが魅力。
もともとこのルアー、秋のサヨリパターンなどベイトが大型化する時期を想定してリリースされたルアーですが、バチシーズンでの実績も十分。
是非、他の引き波系が役に立たない状況で使ってみてください。
シマノ エクスセンス トライデント115S (インプレ記事はコチラ)
昔から飛ぶと言えばこのルアー。未だにその飛距離は同クラスシンペンでもトップクラスです。
もちろんそのキャスタビリティは爆風時でも無問題。アゲインストの風を切り裂くように飛んで行ってくれます。
ただ、水中での踏ん張りはあまり強くないので、ラインが風で強く引かれるような状況ではすぐ浮き上がってしまうので、コントロールにコツが必要ですね。
先述のカッター115よりも下、水面下10から20cm前後のごく浅いレンジをスローからミディアムスピードで探る際に重宝します。
エクリプス バロール130 (インプレ記事はコチラ)
コレは2017年秋に発売された比較的新しいルアーですが、バネの戻りが弱かったり簡単に浮き上がってしまうトライデント105Sの弱点を補うルアーじゃないかと期待していた一品。
固定重心ながら20グラムのウェイトに細身のボディは抜群のキャスタビリティで、トライデント程ではないですが強風下でも問題なく飛んでくれます。
また、独特のヘッド形状ゆえか比較的水中での踏ん張りが効くため、強風にラインが煽られても不必要に浮き上がらないところも好印象。
先日も強風下のバチパターンの釣りで活躍してくれました。
そもそも強風によって海面が荒れてるような時は、少し表層よりもレンジを入れたくなるシーンが多いと思いますが、まさにそんな場面にうってつけのルアーです。
アイマ ヨイチ99ライト (インプレ記事はコチラ)
アイマの長距離砲、ヨイチのライトバージョン。
爆風下ではオリジナルのヨイチの方がキャスタビリティは上ですが、シャローゲームということであればやはりライトの方がイイですね。
ボディシェイプの空力が良いのか、ライトタイプでも充分、強風下で飛距離を出せます。
上で紹介したトライデントやバロールが、ロール主体の控え目なアクションであるのに対し、このヨイチ99ライトはワイドで存在感あるスラロームアクション。
荒れたシャローでは、やはり目立って魚から見つけてもらうことも重要だと思います。
スローに引いても浮き上がりはかなり良いので、表層直下向けですね。
シマノ エクスセンス スライドアサシン100SXAR-C (インプレ記事はコチラ)
2018年にリリースされたばかりのスライドアサシン。
XAR-Cの恩恵はさほど感じられず、飛距離も思ったほどではありませんが、強風下でもあまり飛距離劣化が感じられないルアーの一つです。
アクションはワイド目なスラロームで、個人的にはヨイチ99ライトとの違いがあまりわかりません(笑)が、強いていうならヨイチよりも水平姿勢で泳ぎ、少しレンジが入ること、対応スピードレンジが速めであることが特徴でしょうか。
頭部のカップの恩恵か、風にラインが煽られても極端に浮き上がることなくレンジキープできる特性は荒れた海況でこそ活躍してくれそうですね。
ダイワ モアザン レイジーBB-75HD (インプレ記事はコチラ)
2017年春に発売されたレイジーBB。HDという接尾辞はHeavyDutyの略かHighDurabilityの略かわかりませんが、もともとこのルアー、破壊強度150lbs以上の貫通ワイヤースルー構造に強靭なソリッドボディを持ち、ヘビータックルでスモールベイトパターンを攻略するというコンセプトのルアー。
イメージとしてはワタクシの通ういつもの浜のような湾奥シャローではなく、外洋や磯向けといった趣ですが、実はこのルアーも荒れた状況で威力を発揮するタイプ。
文字通り身の詰まったボディは強風下でも高いキャスタビリティを持ち、アクションもレンジキープ力も安定しており、適度にアピール力ある動きで荒れた海を泳ぎ切ってくれます。
強風下で小粒シンペンを使いたいといったシーンにぴったりですね。
ダイワ モアザン スイッチヒッター85S/65S (インプレ記事はコチラ)
現代の飛ぶ高比重シンペンの代表選手といえばこのスイッチヒッター。
もちろん、アゲインストの強風下でもその飛びは健在。
シンペンとしては速めのスピードの巻きで使うルアーで、広い範囲を手際よく探るのに向いています。
力強いスイングアクションも荒れた海況でのサーチにぴったり。
最適なアクションを出せるスピードレンジ幅が若干狭くシャローでのレンジキープが難しめですが、使いこなせれば心強い味方になってくれるでしょう。
スカジットデザインズ スライドベイトヘビーワン20g
間違いなくダイワのスイッチヒッターやロンジンのレビンの前身となったはずのこのルアー、メーカーであるスカジットデザインズが解散したことによりもはや入手困難かと思っていましたが、最近復活したようでまた店頭でも見かけるようになりましたね。
今購入可能なモデルとしては20gと28gの2タイプがありますが、シャローでおススメなのは20g。
身の詰まったズッシリ感あるボディは、逆風もものともせずかっ飛んでくれます。
比較的水の中で踏ん張りが効くタイプなので、風でラインが煽られるようなシーンでもしっかり泳ぎ、レンジキープしてくれます。
泳ぎの質はスイング系、ミディアムからややファスト気味のスピードに対応しているところもスイッチヒッターと似ていますが、個人的にはこちらの方がアクションとレンジを安定させやすく、よりコントロール性が高いと感じています。
発売されてからかなり年月が経ちますが、未だに一線級の実力があるルアー、荒れた日にこそ是非試してみてください。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
0 件のコメント:
コメントを投稿