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タックルについて ’19年秋の新製品 シマノエクスセンス ジェノスS87L+/F DarkForce87 を買ってミマシタ!

2019年9月29日日曜日

DarkForce インプレ エクスセンス ジェノス シマノ タックル レビュー ロッド 使い方 評価 評判

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「タックル紹介 ロッド」のページを見ていただければ一目瞭然なのですが、ワタクシ基本的に大きく曲がるタイプのシーバスロッドが好みデス。


というのも、いつも同じ場所で釣りをしていて、しかもそこがあまり釣れない(ウデのせいか?)場所なので、1匹のシーバスとの出会いは貴重、それゆえに、よく曲がるロッドで存分に魚のヒキを楽しみたいという気持ちが大きいからです。


そういうわけで、どちらかというと魚を掛けるまでの操作性よりも掛けた後の曲がり優先、選ぶのは胴まで大きく曲がるレギュラーアクションのロッドがほとんどでした。


しかし、2019年9月、シマノからエクスセンス シリーズで待望のライトアクションのロッド、Exsencec GENOS S87L+/F DarkForce87がリリースされたので、コレまでの自身の好みとはちょっと違うタイプのロッドのようですが、実物も触らずにエイやと買ってミマシタ!


この記事を書いている2019年9月時点最新のGENOSです。


というわけで、今回はそのジェノス87のファーストインプレッションを記したいと思います。





どんなロッド



2017年にエクスセンス インフィニティが発表された後、2018年から登場したのがエクスセンス ジェノスシリーズ。


位置付けとしてはシマノシーバス用のフラグシップシリーズですが、インフィニティがレギュラーファーストでシーバスロッドの王道的なアクションと特性を追求したロッドであるのに対して、ジェノスシリーズは従来型のエクスセンス路線と同様、一つ一つのアイテムに個性を持たせたラインナップが特徴です。


このエクスセンス ジェノスシリーズのコンセプトを、ロッド付属のブランドタグから引用してみると、次の通りです。

「エクスセンスジェンス」コンセプト
シーバスゲームにおける極上の感覚、感性、感動・・・。これらの“究極の感” を追求してきた「エクスセンス」 が先進テクノロジーを纏い進化を遂げた。軽くて強いブランクスを実現する[スパイラルXコア]を基軸に、さらなる軽量&高感度化をもたらす 【カーボンモノコックグリップ]、バットガイドはキャスト時の空気抵抗とトラブルを激減させ飛距離の向上に貢献する[Xガイドエアロチタン]など、 シマノ独自のテクノロジーによって基本性能が劇的進化。そして各アイテムはそれぞれのコンセプトに応じて、幾年もかけて磨き上げてきたOne by One の独自設計を採用。戦闘能力を特化させた個性派集団が、極みを追い求めるアングラーに本物の1本を提案する。


そして、今回購入したDarkForce S87L+/Fのアイテム特性は次の通り。

S87L+/Fの特性

「Dark Force」コンセプトを引き継ぎつつ、軽さと緻密さの極みを求めたライトスペック。アジングロッドと錯覚するほどの 金属的でキレ味のあるブランクス。ティップは繊細、ベリーからバットはシャープに仕上げた、メリハリの効いたロッドアクションを採用。流れやボトム タッチに対する感度など、あらゆるものに対して敏感。そして明暗部や流れの変化など狙ったゾーンの中で、アングラーの意図通りにルアーを操れる精度 が特長。ラインがスムーズに出やすいテーパーによって、フッキングした瞬間からドラグがサウンドするエキサイティングなファイトを実現。 ※PEライン1号以下の繊細な釣りに適応するコンパクトなガイド&グリップ仕様。


基本スペックは、全長2.62m、継数2本、仕舞寸法134.5cm、自重109g、先径1.7mm、適合ルアーウェイト4〜28g、適合ライン(PE)0.4〜1.2号で、原産国はインドネシアです。


DarkForce S87L+/Fのファーストインプレッション



竿袋から取り出して手にとった第一印象は「軽い!」


それもそのはず、このロッド、シーバスロッドでありながらなんと自重は驚きの109g。


 8.7ft級のシーバス専用ロッドとしてはおそらく最軽量の部類に入るのではないでしょうか。


継いで振ってみると、確かに金属質とも言えるハリ感が強く感じられます。


このDarkForce S87L+/Fは、エクスセンス ジェノスの現行ラインナップ(2019年9月時点)中で唯一、エクスセンス インフィニティシリーズと同様のトレカT1100Gを素材として採用したロッドですが、そのためか、なんとなくハリ感、シャープ感は他のジェノスシリーズよりも、インフィニティに近いように思います。


先径は意外にもそこそこ太めの1.7mmですが、やはりライトスペックロッドらしく元径やインロー継ぎの径は細く、グリップ周りも非常にコンパクト。


エンドグリップはこのシリーズ共通のカーボンモノコックグリップですが、ジェノスの丸型グリップはインフィニティの台型タイプに比べて肘下でのホールド性は劣りますが、キャスト時やファイト時の握り込みはしやすい形状ですね。


エンドグリップの長さは結構短めの設定で、身長173cmのワタクシが使った場合、ちょうど肘の長さと同じくらい。

エンドグリップの長さの比較。上段がエクスセンスインフィニティS906ML/RF、中段がエクスセンス ジェノスDarkForce S87L+/F、下段がヤマガブランクスのBallistic92ML TZ/NANO。こうやって並べてみるとDarkForce S87L+/Fのグリップがいかにコンパクトかわかりますね。



個人的にエンドグリップは長めが好みですが、DarkForce S87L+/Fは持った感じ軽量でバランスよくハリがあるロッドであり、87レングスのこの竿ならこのくらい短めの方が、そのハリと先調子を活かしたロッドアクションをさせやすそうで、ロッドのキャラクターに非常に合った設定と言えそうです。


合わせるリールはもちろんC3000クラスが王道だと思いますが、このコンパクトさとシャープ感なら、C2000サイズのリールでもどんぴしゃりハマると思いますので、大型シーバスでもヒキが暴力的でない厳寒期やバチ抜け、早春の釣りには積極的にC2000サイズも試してみたいロッドだと思います。

225gのエクスセンスLBC3000MPGを装着した時の重心位置。フォアグリップでリールシート数センチ上にきます。コレは抜群に操作性はいいんじゃないでしょうか。



ためしにBB-X RinkaiSP 1700DXG(自重190g)を装着して振ってみましたが、タックル合計アンダー300gの世界は別次元の軽さ。

C2000サイズのリールを装着した様子。見た目のバランス的にもそうですが、劇的に軽いだけでなく、実際に持った時のバランスも優れています。


190gのリールを装着した時の重心位置。ノンレバータイプのリールだったら特に軽量タイプのヴァンキッシュC3000クラスがマッチするのではないかと思います。


これなら一日中キャストやロッドアクションをしていても疲れないと思います。


ブランクスについては、エクスセンス インフィニティがアンサンドフィニッシュ風の手触りになっているのに対して、ジェノスシリーズのブランクスは従来のエクスセンス シリーズ同様のツルツルした感じの表面処理になっています。


個人的にはインフィニティの表面処理の方が断然好きですが、まあ機能性の面ではこだわるべきところではありませんかね。


そしてこのDarkForce87のガイドシステムはライトスペックロッドの一般文法に従って、特にティップ付近になるに従い配置が密になる小口径ガイド。


飛距離面では明らかに不利になりますが、ブランクスのパワーロス、情報伝達のロスは少なく、細糸使用時のトラブルも軽減されるため、特に繊細な釣りに多用されうるライトスペックのロッドにおいては好ましいセッティングだと思います。


87というレングスであまり大遠投を狙うようなロッドではないと思いますので、このセッティングもロッドのキャラクターには大変マッチしていると言えますね。


バットガイドには軽量チタン中空フレームに、シマノオリジナルの特殊表面仕上げを施した、高強度・高耐摩耗の軽量薄肉金属リングである「Xガイドエアロチタン」が搭載されています。

ジェノスシリーズに採用されているXガイドエアロチタンのバットガイド。DarkForce S87L+/Fには特に小口径のものが採用されています。

エクスセンス インフィニティS906ML/RFのバットガイドとの比較。足の高さはそこそこあるものの、いかにDarkForce S87L+/Fのガイドがコンパクトであるかよくわかりますね。適合ラインはPE1.2号までとされていますが、どちらかというと細糸に向いた仕様だと思います。


このXガイド エアロチタンはキャストフィール、飛距離性能の向上とラインダメージの軽減が期待できるといいますが、どんな感じなのでしょう。



またじっくり使ってみてから実釣インプレで書いてみたいと思います。



そして、一番気になるのがこのDarkForce S87L+/Fの曲がり。


いつものロッドを買った時のお約束どおり、今回も恒例のペットボトルリフトをやってみました。


100グラム程度の低負荷の時には、やはり先調子ロッドであることがわかる曲がりですね。


500mlペットボトルリフト時の様子。ここからさらに負荷を掛けていくと、それなりに胴までスムースなカーブを描きますが、バットセクションはライトスペックとはいえ結構パワー感を感じる仕上げ。

 さらに、家具にラインを縛り付けて室内で思い切り曲げ込んでみましたが、さすがトレカT1100G、ハリがあるにもかかわらず、曲がりには懐の深さとどこかしら余裕すら感じさせますね。


高負荷になればそれなりに胴に入った曲がりを見せますが、ライトスペックとはいえバットセクションのフォアグリップ上20cm付近までは微動だにしない感じで、かなりバットパワーは強いと思います。



ハリのある先調子でなおかつショート目というロッドでは、その特性上どうしても大型魚とのやりとりでのされ気味になってしまいかねないところが心配ですが、 上の動画で嶋田さんも、6kg程度の大きめ個体も含めて、数百の魚を釣って一度も主導権を取られたことがないとおっしゃっています。


なるほどバットにかなりパワー感はあるし、トレカT1100Gの懐の深い曲がりを持ってしてなら、あながち大げさではないかもしれませんね。


ちなみに、動画ではサルベージの85サイズなどを投げています。


適合ルアーウエイト上は問題なく扱えるルアーですが、手にしてみた感じ、サルベージやサルベージソリッドなら60サイズや70Sあたりがどんぴしゃで扱いやすいロッドではないでしょうか。


手にしてみた感じ、軽めのルアーをシャープに振り切るような使い方が一番マッチしているように感じます。
 


エクスセンス GENOS DarkForce S87L+/F のファーストインプレッションまとめ


というわけで、今回はとりあえず実物を見ずに期待買いしてしまったDarkForce S87L+/Fについてのファーストインプレッションを書いてみましたが、実は個人的にこのロッドの購買動機の一つに、過去に使っていたとある名作ロッドに似ているのではないか?という予想と期待感がありました。


室内で細かい仕様を確認したり、触ってみたり振ってみたりした感じ、その予想は見事当たっているように思えましたが、ロッドはやはり実戦で使用してみないとその個性がわからないもの。


またしばらく使い込んでみてから、別途実釣インプレ記事を書きたいと思います。


具体的に何に似ているかは、また実釣インプレの中ででも(笑)



エクスセンス シリーズに昔から欠けていた「ライトロッド」のピースを、一風変わったキャラクターで埋めてくれたDarkForce S87L+/F、コレはひさびさに面白いロッドを手に入れたのではないかと、実釣への期待感を膨らませています。



リンク先のお店は9月末現在楽天最安値です。ワタクシもココで買いました。

実釣インプレはコチラをどうぞ

なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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