しかし今年は先月から始まった原因不明のバラシ病が9月に入っても相変わらずで、アタリがあっても掛けバラシ、アワセが決まってもファイト中にバラシと、毎釣行なんらかのチャンスがあったにもかかわらず、なかなか結果に繋げることができませんでした。
ついに9月中旬の3連休には折からの北風つづきによって、いつもの浜では青潮が発生してしまい、アタリどころか生命感すらない完全丸ボーズの憂き目をくらうことに。
数年前に毎月シーバスを釣ると目標を立てて以来、2018年4月に一度月間ボーズをやらかしちゃった以外はずっと毎月目標を達成できていましたが、この調子じゃ今年の9月のかなりヤバイなぁ〜。
ということで、なんとか9月分のノルマを達成すべく、9月下旬の3連休、しつこくいつもの浜へ行ってキマシタ。
9/21(土)はあえなく撃沈!
この日は日暮れ時からエントリー。
先週以来ずっと北風が続いていたようですが、すでに青潮は解消したのか、浜辺からあの独特の硫化水素臭は薄れ、先週はまったくみられなかったボラジャンプも見られます。
予想通り北風もあまり長く続きすぎるとターンオーバーも一巡して状況はましになるようですね。
しかしやはり水温は低めでどクリア、ボーズ逃れにキビレを狙おうにも、産卵時期でいないよね〜。
てなわけで、結局この日はシンペンでシーバスのアタリが1回あったきり、不発に終わってしまいました。
9/22(日)も撃沈!
連休中日、この日も夕方遅くからナイトゲームでエントリー。
しばらく浸かりで様子を見ますが、前日同様クリアウォーターでベイトっ気なし。
今日あたりいい加減釣っておかないと9月ノルマ達成は厳しい!
切羽詰まった状況ということで、移動して普段やらない場所で釣りすることにしました。
ここは10年ほど前まではよく釣りしていた場所で、水深激浅なのですがストラクチャーとちょっとした深みといった地形変化が絡む勝手知ったる小場所。
個人的にオープンエリアでの魚とのやりとりが好きなので、ここ数年なんとなく敬遠してきましたが、昔はここでも結構いい釣りした思い出が。
というわけで、超久しぶりに激浅エリアでも安心して投げられるTKRPを使うことにしました。
疲れたしオカッパリで周りに人がいないことをいいことに、岸際に座ってルアーをキャスト。
北風で南への流れが出ているところを、アップに投げてドリフトで流します。
いい感じにラインがU字を描いてるなぁ〜と思っていたら、突如ガバッと水面が割れるバイト!
アリャリャ予想外!座っているので当然うまく合わせられず、しばらく魚と引っ張りっこになりましたが、程なくしてエラ洗いでばれちゃいました!
ムキー!ひさびさにエエ魚だったのに!ちゃんと立って釣りしとけばヨカッタ!
しかしまあ、たまたま魚のいるところにルアーがうまく通ってくれただけのマグレアタリかもしれません。
というわけで、めんどくさいので座ったままゲーム続行、再びTKRPをドリフトで流し込みます。
何投か流したときに、再び水面爆発!今度はなんと至近距離!
座ったまま慌ててロッドを煽りますが、またしてもジュババっと最初のエラ洗いでバレてしまいました。
んーイカン!ということで、今度は立ち上がり真剣にTKRPをキャスト。
しかし待てど暮らせど水面は爆発しません。
もしかして見切られたか?水面爆発の正体は群れじゃなく1匹なのかなぁ〜?
30分ほどして何事も起きないので、もうアカンかなと、まためんどくさくなってきて座り込んでしまいました。
とりあえずルアーは投げとくべと、適当キャスト。
するとなんと座って第一投目にまたまたジュポっという捕食音とともにグググっとアタリ!
今度こそ!と竿を立てますが、またまたバレちゃいました。
結局この日は3バイトありましたが全てバラシ。
座ってる時にしか食って来ないって、どういうこと?
9/23(月)万全の態勢でリベンジを挑む!
結局一匹も釣り上げられないまま連休最終日、このままではおわれなーい!ということで、昼間は公園で子供達と目一杯遊んだ後、日が暮れたら昨日の場所へリベンジ釣行。
前日の反省を活かし、今日はTKRPのなまくらフックをピンピンのシャープなヤツに交換し、ドリフトの釣り前提でPEラインの太さは0.8号から1号にアップ。
小場所でスレ対策として、TKRPのカラーはマットクリアチャートとSHチャート・オレンジベリーの2色を用意。
ホロ有無の違いとベリーカラーの違いでアピールにバリエーションを持たせる算段です。
さらには安定したデッドスローの巻きに対応すべく、リールは秋冬ナイトゲーム用に大事にとっておいたエクスセンスLBのC3000MPGにチェンジ(普段はC3000MXGを使ってマス)。
と、こんな具合で準備は万全です。
結果はすぐに出た!
現地に到着してみると、水面にはぴろぴろとイナっ子が泳ぐ波紋が。
しばらくイナっ子たちの動きを観察していると、ガバッと単発ボイル発生!魚は居る!
今日は怠けて座ったまま釣りをするつもりはありません。
しかしココは激浅シャロー、しかも魚との距離は近いので、気配を悟られないよう水際から十分に距離をとって、中腰の姿勢ですかさずTKRPをキャスト!
チャポッっといい塩梅の着水音でさきほどのボイル地点の先にルアーが入ります。
そこから流れに乗せてPGのリールの巻きを活かしてデッドスローにリトリーブ。
ラインが先行してU字を描き始め、ルアーがボイルポイントの少し下流に差し掛かったところで、ガバッと水面爆発!
今日こそはバラしてなるものか!と鬼合わせの後、鬼のリーリング(笑)!
ガバガバと首を振ってエラ洗いした魚は、そのままの体勢で水上スキーのごとく水面を滑ってきて、あっという間にランディングとなってしまいました。
ルアーサイズから判るとおり一応50cmは超える魚だったのですが、ひさびさ故にあまりにも力みすぎて、ファイトを楽しむ余裕がありマセンでした(笑)がっぷりルアーを咥えこんでいますね〜。 |
長いスランプ期間を経てようやく釣り上げることに成功、しかも釣りを開始してわずか15分でのキャッチ、感無量です!
テールフックが喉の奥の硬いところに掛かっていたので難儀しましたが、フックを外して丁寧に蘇生してからリリースします。
2匹目のドジョウは居るか?
小場所なので、タバコを吸ってしばらく場所を休ませた後釣りを再開。
潮はほとんど動かない日ですが、北よりの風のせいで北から南へ水面付近の水の流れは生じています。
再びこの流れに乗せて、ドンブラコとTKRPをドリフトさせます。
小場所で同じルアーばかり使っていて飽きられないのか?と思われるかもしれませんが、レンジは水面、アクションではなく存在感で食わせるTKRPは、昨日の3連続バラシでも判るように、比較的スレにくいルアーじゃないかと思います。
あの辺で出るんじゃないか?と怪しいポイントにルアーが差し掛かったところで、またもやグググっとアタリ!
2匹目なので余裕を持ってアワセると、最初の首振りがなにやら重め。
かなり激しいファイトを見せて上がってきたのは、先ほどより幾分サイズアップしたいい魚。
なかなかグッドコンディションじゃないですか。 |
ん〜タマラン!やっぱりシーバス釣りは面白いですなぁ〜。
短時間で2匹、同じ攻め方で釣れたので今日はもう満足デス。
結局この日はこの後、他のルアーもちょこっと試してみましたが、TKRPのマットクリアチャートとSHチャート・オレンジベリーにそれぞれ1回ずつバイトが出ただけ。
通りがかりの犬の散歩の人がライトで水辺を照らしてから全くアタリがなくなったので納竿としました。
連休の釣りを振り返る
8月以降連続バラシに悩まされ、連休後半では半ばヤケクソ気味に普段のスタイルを捨てての釣りを敢行しましたが、やってみるとコレはコレで楽しいもんですなぁ。
ここ数年ほど使用機会がありませんでしたが、今回はTKRPの爆発力を再認識させられた釣行になりました。
至近距離、しかも水面の釣りということで、何度もど迫力のバイトシーンを堪能することができましたが、意外にもダウンのリトリーブでも食ってくること、また、イナっ子パターンのトップとはいえ、チュボっと吸い込むようなバイトが出ることもあるってのも、新たな発見で面白かったです。
後もう一つ強く印象に残ったのは、ナイトゲームにおけるPG(パワーギア)リールの有効性。
XG(エキストラハイギア)リールでのデイゲームの早まき中心の釣りから乗り換えると、直後はその巻きの遅さと軽さに違和感ありありですが、集中力を要するナイトでのドリフトやデッドスローリトリーブでは、流速感度が劣るとはいえやはりPGの使い勝手は外せませんね。
エクスセンス LBC3000MPGは今年初導入したリールですが、今後始まるであろうサヨリパターンの釣りで使ってみるのが今から非常に楽しみです。
来週からまた普段のオープンエリアの釣りに戻ると思いますが、また釣れなかったらココに来てみようかな。
今回はひさびさにいい釣りができ、大満足です。
大自然よ、今日もありがとう。
【ヒットルアー】
タックルハウスTKRP 9/12 マットクリアチャートタックルハウスTKRP 9/12 SHチャート・オレンジベリー
【タックルデータ】
ロッド:ヤマガブランクス バリスティック 92ML/TZ NANOリール:シマノ '16 Exsence LB C3000MPG
ライン:クレハ シーガーPEX8 ルアーエディション#1.0
リーダー:DUEL ハードコア パワーリーダーCN(カーボナイロン)#5
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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