2017年6月24日土曜日

トレブルフックの新定番となるか?新作フック!オーナー(カルティバ) スティンガートレブルエクストラ STX-38ZNのインプレ

今週はナイトゲームに加え、朝練なるものも試してみましたが、ちっさいキビレを釣りあげただけで、どちらの日も大物は不発でした。


しかし、バラシはしたものの、ともに2回ずつ魚は掛け、いいサイズとのやり取りもありました。


掛かりが浅かったのだと思いますが、最近フックのメンテナンスをさぼりがちだったので、そのせいでチャンスをふいにしたのかもしれません。


というわけで、今日はフックのお話。


前々から非常に期待していた、オーナーの2017年新作フック、スティンガートレブルエクストラ STX-38ZNが、ついに店頭にも出そろいました。




6番より大きなサイズは結構以前から出回っていたのですが、ワタクシの欲しがる小さめサイズは少し出荷が遅れていたのか?2週間くらい遅れて5月中に店頭にならびはじめたようです。


それでさっそく、#6、#8、#10の3種類を買ってみましたので、インプレを書いてみたいと思います。







どんなフック?


カルティバブランドの2017年新作フックで、STXシリーズはPE対応コンセプトを謳ったフックです。

とりあえず、メーカーHPの説明を引用してみましょう。

【強さ、鋭さともに最高です】
タフワイヤー素材採用にて従来よりも10%以上の強度アップ。また鋭く、耐久性の高いハリ先を実現しています。 
【ルアー交換に互換性があります】
重量はST-36と同重量設定。同じルアーに対して互換性があります。 
【バレ減少を実感できるレベルです】
PEライン使用時の泣き所だった挙動変化でのバレに対して「圧縮ロック」と「身切れ防止」コンセプトで対応。 
【錆びには最強に強い】
当社のトリプルフックの歴史のなかで防錆機能は最高です。特にハリ先の摩耗が抑えられることは大きなメリットです。
オーナーHPより引用)


机上インプレ


大まかなフォルムはST-46に比較的近く、若干フックポイントが内向きのスプロートベンド形状のフックです。


けれども、明らかに目を引くのがゲイブ外側のベンド角。ここまでは通常のスプロートベンド風フックに見えますが、ここからフックポイントに向けて、一気に直角近い角度で曲がっています。


どうやら、「圧縮ロック」というのは、この「急カーブ」部分に掛かった魚の肉を寄せてホールドするという設計らしい。


元々ホールドすることに関しては、スプロートベンドのフックの方が得意だと思いますが、さらにその性能を突き詰めた形ということでしょうか。


なお、やや内向きのフックポイントは見るからにシャープで、いかにも刺さりが良さそう。


ゲイブ部分は平打ちですが、小さめのカエシよりも先端にかけては、きれいな円錐形に研がれたようなフックポイントをしています。


フック名の数字(「38」)が表す通り、カルティバの3パワーフックで、ST-46に比べると軸の線径は細く感じますが、どうやら触ってみた感じ、硬い焼き入れのフックのようで、指で強く引っ張った程度では全く撓りません。


感触としてはST-46とは明らかに違い、がまかつRB-Mに近いタイプのような気がします。
(ちなみに、がまかつは何故かRB-Mより太軸のRB-MHの方が撓る柔らかさを感じさせます。)


なお、サイズ感については、カルティバのフックでは、なぜかST-46がほかのフックに比べて一回り大きい(例:ST-46の#10がST-36TNの#8と同じくらいの大きさ)のですが、このSTX-38は、#6、#8、#10とも、その号数表記通りのサイズ感で、それぞれがまかつの#6、#8、#10に近しい感覚です。



とりあえずルアーに装着してみる


強度や耐久性などを調べるために、またいつものように使用頻度の高いメタルバイブ、今回もimaシュナイダー13に、STX-38ZNの#8を、そしてコアマンのVJ-16フロントに、STX-38ZNの#10を装着してみました。


ワタクシがいつもやってるどシャローのウェーディングで、メタルバイブやVJのような沈むタイプのルアーを使うと、ルアーは頻繁にボトムタッチし、針先が海水はもとより砂や泥との摩擦や岩との接触にさらされ、さらにルアー本体にも度々フックポイントがヒットするので、フックにとっては大変消耗が激しい過酷な使用条件です。


よって、フックの耐久性をテストするにはもってこいなのです。


防錆性能について


とりあえず使用を繰り返した後のフックを見ると、防錆性能はかなり高そう。


いつも通り通常使用後水洗い、乾燥のサイクルを経ると、新品時に比べてくすみは出ますが、錆びてる感は全くありません。


これは、製品記号末尾のZNが表す通り、錆びや腐食が発生しない亜鉛メッキを施しているからでしょう。(ご興味あれば亜鉛めっきの耐食性について、Webなどで調べてみてください)


「当社のトリプルフックの歴史のなかで防錆機能は最高です。」という説明文のくだりも納得いきます。


フックポイントの耐久性について


また、フックポイントの耐久性についても申し分ないと思います。


残念ながら、海底の岩に激しくヒットした後のフックポイントを見ることはできませんでした(理由は後述)が、わざと手でプライヤーのギザ刃の面にフックポイントをこすりつけても、先端がなめるようなことはありませんでした。


拡大鏡などで見ると、厳密にはなめているのかもしれませんが、実用上問題ない鋭さを保っています。


この辺りは兄弟分のST-46とは大きく違うところですね(ST-46の方は岩へのヒットなどで、結構フックポイントがなまります)。


もともと焼き入れの硬いタイプの線質だからかもしれませんが、強い針先というのは交換頻度が下がるため経済的でもあり、非常にウレシイ特性です。


フックパワーについて


またまた今回も、実釣使用時に幸か不幸かシュナイダー13が岩にがっつり根掛かりしてしまったようです。


この時の使用ラインはよつあみG-Soul UpgradePE X8の#1.2、リーダーは20ポンドにパロマーノットでコアマンこだわりスナップに結束しています。


だいたいどこに根掛かったかわかっており、もうじき訪れるマイナス潮位の日に取りに行くことが可能なので、安心して引張っこしてみました。


すると、結果は見事、フックが折れてルアーが戻ってきました。

#8フックが折れたシュナイダー13。



20ポンドは約9㎏。結束による強度損失を踏まえても、おそらく7㎏前後の荷重に耐えられるラインシステムだと思いますが、それで思い切り引っ張って#8のフックが折れてくれたので、3パワーとはいえど、結構パワーはあるようです。


「その程度で折れちゃ困るんじゃないの」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、通常シーバスフィッシングで使用するリールの実用ドラグ耐力は5㎏程度。


ワタクシがしばしば使うコンパクトサイズ(C2000)に至っては、実用3㎏、最大5㎏です。


さらに、この引張っこは一切ロッドを曲げずに行っているので、ロッドワークを挟んだ魚相手のノーマルな釣りではまず折れることがないフックパワーだと思います。


つまりこのSTX-38ZN、充分なフックパワーを持ちながらも、いざ根掛かりした場合は普段使いのタックルバランスで、フックを折ってルアー回収することが可能ということです。


とはいえ、今回試したのは#8のいわゆる小型フック。#6や#4はもっとパワーがあるはずなので、根掛かりしたら、引っ張って外そうとするのはちょっと危険ですね。


フックパワーの追試験


さらに、プライヤーを用いた破断実験?もやってみました。


ホールド時に力がかかるであろうゲイブの外側端をプライヤーでつまんで、曲げてみます。

曲げ曲げテスト中。


すると、ある程度までフックは曲がる(伸びる)形で耐えてくれます。


そして耐えられなくなったところで、ぽきっと折れるようなイメージです。

ある程度粘ってから折れるという特性。


この特性も、がまかつのRB-Mに近いように思えます。


手でトライした時は、硬くて曲がらなさそうな印象でしたが、思ったより柔軟性も持っているようですね。


正直なところ、好みとしてはフックが完全に伸びきるまで曲がってくれる、ST-46のようなタイプの方がいいのですが、力が掛かった初期に見せるSTX-38ZNの硬さは、よく考えると、PEライン+フロロリーダー全盛の現代のソルトルアーフィッシングのタックルバランスに合わせた、「必要な硬さ」なのだと思います。


そして、一見硬いだけのフックに見えて、荷重をかけていくと限界前には撓り伸びてゆく柔軟性も兼ね備えています。



STX-38ZNのインプレまとめ



今回は個人的に事前の期待が非常に大きかったフックということもあり、長々とインプレを書いてしまいましたが、まとめの結論を先に言うと、このフックはまさにワタクシが期待していた通りのパワー、耐久性、防錆性能、シャープさ、根掛かり回収性能を持っていました。


魚をたくさん掛けてみないとわからないことは多いかもしれませんが、現時点では完全に一目ぼれで、この先使うメインフックになってくれることは間違いありません。


もう大分昔の話ですが、カルティバはST-46を登場させたことで、その時代のシーバスフックの常識を変えたと思っています。


今回のST-38ZNは、そのST-46が登場した時と同じくらい、シーバスフック界にインパクトをもたらす製品ではないかと(勝手に)思っています。


是非一度、このフックのすばらしさを手に取って体感してみてください。










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