釣具店のバスコーナーやフックコーナーでこのパッケージを見られたことがある方は多いのではないでしょうか?
ワタクシ自身も、何年も前から気になってはいたのですが、なかなか手に取る機会がなく、つい最近になって初めて買って、試してみた次第です。
今回買ってみた刃金トレブルフックDT-38S、この「刃金」トレブルフックシリーズで最もシーバスに適していそうだったので、手に取ってみました。
この型番について、メーカーHP説明文より引用してみましょう。
トラウト、ライトソルトゲームに最適な最高品質、高硬度ワイヤーを使用したトレブルフック。ファインワイヤーですが、フトコロパワーがあり鈎先も強く仕上げています。カラーは錆に強い「シルバー」と、刺さりが早いフッ素系メッキ「ゼロブラック」の2種類をラインナップ。
(引用元:VANFOOK社HP)
意外とあっさりした文ですね。
このフック、実際に店頭で手に取ってみて、適度な太さの細軸仕上げで、いかにも根掛かり回収率が高そうということで買った次第ですが、針の耐久性やパワーを確認するため、テストにはもってこいの鉄板バイブレーション(アイマ シュナイダー13)に装着して暫く使い、実際に何匹かこのフックで魚を掛けてみたので、以下にインプレを記します。
フォルムはスプロートベンドタイプで、素早くあわせてフックアップするスタイルに最適。
フックポイントはそこそこシャープで、感覚的にはがまかつRBシリーズには及びませんが、細軸であることと相まって刺さりは良さそうです。
フックの線質はどちらかというとオーナーのフックのように、撓って粘るタイプで、ぽきっと折れるような焼きの固いタイプとはちょっと異なります。
軸の太さは同番手オーナーのST-26TNよりは太く、がまかつRB-Mよりわずかに細い感じで、購入前の期待通り、根掛かりした際にPEライン1号+20ポンドリーダーの組み合わせで、フックがきれいに曲がってルアー回収することができましたので、根掛かり回収率は文句なしに良いと思います。
また、このフックを装着したルアーを使用後に水洗いし、また使用するというサイクルを何周か経ましたが、古典的なメッキ仕上げの表面にも拘わらず、不思議なことに全くさびは浮き上がりませんでした。
特別な防錆処理がされているようには見えませんが、ボトムコンタクトも多くフックの使われ方としては過酷な部類に入るメタルバイブに装着して、これほど長持ちしてくれるとは、防錆性能はかなり高いようです。
ただ、やはり細軸フックであるが故に、オーナーのST-26TNと同様、ボラのスレ掛かりや強引なパワーファイトでは、容易にフックが曲がってしまうため注意が必要です。
(ちなみにこのフック、パワーは同番手ST-26より若干上かなというくらい。)
どちらかというと、PE+フロロリーダーの組み合わせより、伸びしろがあるナイロンリーダーと組み合わせた方が、このフックの特性に合っているかなと思います。
贅沢を言うと、もう少しパワー感のある軸なら、普段使いのフックとして申し分ないかなといった感じですが、トータルで見れば、これだけの性能を持ち、実売価格で一本単価80.5円であることを考えると、そこそこコストパフォーマンスは高めといえそう。
正直、太目のラインシステムでガチンコのごり巻きファイトをするには向かないフックだといえますが、ナイロンリーダーを使う方や、刺さり重視でフックにさほどパワーを求めない釣りをする方、根掛かりしてもルアーは確実に回収したい方にとっては、なかなかの良フックだと思います。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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