KomomoSF-90。あまりメディアにも登場しないし、存在感薄い気がしますが・・・ |
どんなルアー?
アイマの名作、コモモシリーズでも小ぶりの90サイズですが、実物は結構ボリューム感が感じられます。
重量は14gとサイズの割にやや重めのフローティングミノーで、フックは大型の4番サイズがついています。
アイマHPより説明文を引用してみましょう。
■コモモの血を引く高い基本性能
■90mmサイズでは群を抜く脅威の飛距離
■喰わせを重視した一口サイズ
komomoの高い基本性能をベースに喰わせを重視した一口サイズのボディでガッチリとターゲットに口を使わせます。
90mmとは思えない飛距離を実現し、コモモ Ⅱやコモモ シリーズでは手の届かない未開拓ポイントを攻略。
さらにコモモ シリーズをローテーションさせることでシーバスに見切られることなく食性を刺激し続け、より高次元な釣りを展開できます。
(引用元:アイマHP)
キャストフィール
とりあえずいつものタックルで投げてみましたが、キャストフィールはすばらしく、飛距離は文句なしに出る方だと思います。
コモモシリーズ中最強と言ってもいいのではないでしょうか?
空気抵抗のありそうな太目ボディですが、砲弾のような形状とリップレスタイプであることが奏功してか、サイズのわりにかなり飛びに伸びが感じられます。遠距離砲ですね。
また、サイズの割に適度にウェイトがあるため、MLクラスのロッドでも力を入れて振りぬきやすく、キャストフィールに関しては申し分ないルアーだと思います。
アクションとレンジ
このKomomoSF-90、発売が2012年ということですが、Webでもスイム動画などが見当たらず、インプレ記事なども非常に少ない。
どうも、セールス的にはイマイチでimaもあまり力を入れてないのかも?
とりあえず泳がせてみましたが、レスポンスは良い方で、スローなリトリーブからハッキリとしたウォブンロールで泳ぎ、リトリーブ速度を上げると結構大振りのアピール力ある泳ぎをするタイプのようです。
Komomoシリーズは非常にバリエーション豊富ですが、泳ぎのイメージはKomomoSF110やSF85のようなおとなしめの系統ではなく、どちらかというとSF125のようにウォブリングが大きめに出るタイプで、更に短めの寸法と相まってキビキビしたアクションに感じられます。
また、ウェイトに対して浮力が大きいのか、ちょっとした変化でイレギュラーなふらつきを誘発しやすいタイプのようで、普通にリトリーブしていても時折左右にふらつき、不安定感を感じさせます。
この特性はちょっと好みが分かれるところかもしれませんが、ワタクシ的には若干わざとらしさが感じられて、今一つ好きになれませんでした。
しかし、コレが食わせの間とかに繋がって、実釣では良い結果を生むかもしれませんね。
なお、レンジの方はメーカー説明では30~60㎝とありますが、やはり結構潜るタイプのようで、ウェーディングでロッドを水平に構えて使っていると、40~50㎝あたりのレンジを泳いでそうです。
なんとなく全体的に、そのアクションの性質、キャラクターは、昔持っていた初代ゴリアテ95に近いような気がしますね〜。
どんなシーンで有効か?
フィールド的にマッチしそうなのは、湾奥サーフや干潟、河川、河口、小磯などでしょうか。
90mmと一口サイズとは言え、結構ボリューム感があって泳ぎも力強いルアーなので、意外と大場所向けかもしれませんね。
しかし、個人的に通っているいつもの浜ではちょっと深めの潜行レンジとアピール寄りのそのアクションの特性から、正直なところいまいちコレといった活躍シーンをイメージできていないルアーでもあります。
飛距離は抜群に出るし、使い勝手良さそうなサイズなのですが、製品としての存在感と個性は若干欠けるかなぁ。
どうしてもこのルアーじゃないとダメなんだって状況があまり思いつかないというのが、正直な感想です。
決して悪いルアーではないし、フィールドやシチュエーション次第では大活躍してくれそうなのですが、コスケSF-85の登場で、ますます存在意義が怪しくなってきた?ちょっぴり残念なルアーじゃないかなと思っています。
とはいえ、抜群の飛距離で広範囲のやや深めをアピール力ある泳ぎで探れるルアーなので、気になる方は是非一度試してみてください。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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