中潮中盤、15:20干潮、潮位17㎝から21:52満潮、潮位162㎝に掛けての、上げの潮を狙います。
Twitterでこの時期のシーバスは食いが浅いとの話を伺ったので、早速ロッドは食い込みの良いエクスセンスS902ML/AR-C、リールは軽量・操作性重視でハイバーフォースコンパクトの組み合わせにして臨みます。でも根掛かりとナルトビ君が怖い為、ラインはG-Soul X8の#1.2。アンバランスな組み合わせです。 |
迫りくる恐怖?
ポイント到着時点では風はなく、水質は前日までとは見違えるようにクリアでした。
その後すぐに南の風が吹き始め、同時に上げの潮が進んできたのか、徐々に水位が上昇するのが目で見てもわかります。
と、水中を覗いていると異変が。
もくもくと煙のように、徐々に茶色が広がっていくではありませんか。
どうやら例の濁りが出始めたようです。
濁りの原因はやはりわかりませんが、南風が吹くと、沖の方からやってくる様子。
潮の満ちる動きとリンクしているのかもしれません。
それと時を同じくして、先ほどまで静かだったのに急にたくさんのボラが激しくジャンプを始めました。
明らかにおかしい。やはり、ボラもこの濁り水を嫌っているのでしょうか?
まるでスティーブン・キング原作の映画「ミスト」のようですな。
ちなみにこの映画、見た人すべてが鬱になるとまで言われた衝撃作です。
ワタクシも不覚ながら、あまりに衝撃的過ぎるラストシーンに、見た後3日間くらいは食欲がなくなってしまいました。
奥さんにも見てみろと勧めましたが、見終えた後で「なんてもの見せるの!」と平手で叩かれてしまいました。
もしまだご覧になってなければ、是非一度騙されたと思ってご覧になってください。
面白い映画なのは間違いありません。
おっと、話が大分横道にそれてしまいました。
濁りの少ないところはないか
その後やがてあたり一面、例の濁り水に覆われてしまい、わずかに水際から10メートル程度、水深20㎝帯あたりのみがクリアな状態に。
少しでも水の良い場所を探して、アタリをうろうろしてみます。
すると、南面の海底地形がワンド状になっているところが、少しマシな感じ。
西からの潮流の向きと、海底の馬の背のせいで、その東側の狭いエリアで、例の水の影響が比較的少ないようです。
水際から沖に行くに従い茶色が濃くなっているのが見て取れるでしょうか。 |
ここは先日、ボイルシーンを見たところ。日数が経って干満時刻がずれているため、時間帯は違いますが、ちょうどこの前見た時と同じような潮位になっています。
よくよく観察していると、たまーに水面にモワンモワンが見えます。
水中で魚が急な動きをした時に出る、アレです。
この時のために準備してきた小型バイブレーション投入
小さなベイトが逃げ回る姿が見えたので、今日はこの状況のために持ってきたシリテンバイブ53を投げてみます。
すると、早速アタリが。しかし、乗りません。
もう一度アタリが続きましたが、またまた乗りません。
魚は居るはずだと、ここでシングルフックに付け替えたまめさん55を投げてみます。
すると、一発でアワセが決まりました。
小さいですがきれいに上あごにフッキング。テールのみシングルフックですが、コレって以外とイケてるかも。もうちょっといろいろなルアーで試してみようと思います。 |
あまりメタルバイブを使うと場荒れするので、再びシリテンバイブ53とディブル55、ミニエントをローテーションしながら探ります。
かれこれ1時間半くらいの間に10回ぐらいバイトがあり、5回くらいファイト、そのうち1本獲ることができました。
サイズは小さいがきれいなシーバスです。 |
暫く小型バイブレーションをローテしたので、ちょっと目先を変えてまたまたシュナイダー13に。コレでも何度かばらした後、1本追加できました。
だんだん魚が小さくなる。しかし、シュナイダー13はホントよく釣れて素晴らしい。 |
あたりも徐々に暗くなってきて、モワンモワンも見えなくなってきました。
暗くて西からの風が強烈になってきたので、もっと水中で踏ん張ってくれてゆっくりアクションさせられるルアーがよかろうと、今度はナレージ50にチェンジ。
ちょっと時間は空きましたが、これでも一本追加することができました。
明らかにサイズダウン。まあ、買ったばかりのNarage50に入魂?できたから良いか。 |
本日投げたルアー。ヒット(バラシ含む)があったのは、シュナイダー13、ディブル55、シリテンバイブ53、まめさん、ナレージ50の5種類と、小型バイブレーションばかりが活躍した一日でした。あまりにバラシが多かったシリテンの53 |
ボイルの正体はわかった
今日はバラシも非常に多かったですが、頻繁にアタリがあったため、ついつい自主規制枠の3匹以上釣っていることを忘れて釣りを続けてしまいました。いかんいかん。
しかし、例のボイルの正体はチーバスたちだとわかりました。
どうやら、南風と満潮が重なると沖から濁りがやってきて、その濁りのせいなのか、小魚たちがクリアな水の残る浅瀬に集まる様子。
小魚は一般的に、暗くなってくると浅瀬による習性はありますが、日が高いこの時期、どうもそれとは別の動きだったような気がしています。
さらに言うと、今日のヒットパターンはどうもシャローでも中層からボトム付近でのアタリが多かったような感触。
いつもの浜でこの時期多いベイトといえばハクとハゼですが、中でも今年生まれたハゼはすでに6~7センチの食べごろサイズになっている頃。
もしかしたら、ハゼを食しているパターンなのかもしれません。
以上は推測でしかありませんが、数年前、この場所で、シンペンで1匹釣るのがやっとの私を横目に、オカッパリで良型シーバスを連発する若い方に会ったことがあります。
話を聞くと、この時期のシーバスはボトムのエサを食べているからバイブレーションがイイとのことでした。
ハゼパターンってのも、あながち無い話でもないような気がします。まあ、もう少し釣査が必要ですね。
いずれにせよ、今日はナルトビ君に会うこともなく、いい釣りができました。
大自然よ、今日もありがとう。
【タックルデータ】
ロッド:シマノ/エクスセンス S902ML/AR-C TunedAR-Cリール:シマノ/BB-XハイパーフォースC2000DHG
ライン:よつあみ/G-Soul X8 UpgradePE #1.2
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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