(SLSZ97FSSR)です。
SLSZ97F SSR。SLSZ97Fのシャロー版ですね。手ごろなサイズ感とシャロー向けコンセプトに期待して購入してしまいました。 |
どんなルアー?
全長97mm、自重12.6gのシャローランナーです。
メーカーHPより説明文を引用してみましょう。
水面直下のゲームに強いスリムボディのスーパーシャローランナー。干潟や河川の岸際などの水深のないステージや、シーバスの活性が高く浮き気味のときに効果的な最大30cmダイブ。アクションは数々のシーバスを獲ってきたショアラインシャイナーZ120F-SSRのそれを受け継ぐ、リップレス系のヌルヌルアクション。レンジキープ、破綻のないアクションレスポンス、ドリフトでのナチュラルなよろめき発動など、さまざまな効果を発揮してくれるウルトラショートリップの仕事ぶりにも注目
(グローブライドHPより引用)
仕様詳細は、以下のように書かれています。
9cmクラスというサイズから、稚鮎パターン等流れの強いリバーゲームでの使用も想定し、アクション時にメインウエイトを簡易的にホールドする「HGS(Hold Gravity System:ホールド・グラビティ・システム)」を搭載。キャスト時の遠心力では「サイレントウェイトオシレートシステム」に乗ってタングステンウエイトが後端まで移動。着水後のリトリーブ開始でメインウエイトが前方へ移動、その際メインウエイトオシレート前端上部にホールドパーツを設けることで、メインウエイトが前端でホールド。ルアーのアクション程度ではウエイトが後部へスライドしにくくなり、リバーゲーム等でのリトリーブ・ドリフト・アクション後のポーズ時においてもスイム姿勢を維持、重心が安定していることで急流・荒波・ファストリトリーブ時でも波に揉まれにくい高遊泳力を実現している。
(グローブライドHPより引用)
いかにも潜航深度の浅そうなリップ形状をしていますが、その外観通りサブ・サーフェイス向けのリップレスミノーという位置づけのルアーのようですね。
キャストフィール
キャストフィールはかなり良く、飛距離は出る方だと思います。
ノーマルのSLSZ97に比べると、重量が軽いせいかリップ形状の違いのせいか、飛距離は若干落ちるような印象ですが、9㎝台細身のミノーとしては充分な飛距離だと思います。
飛行姿勢が特別いいわけでもなく、風のある状況では時にクルクル回ってしまうこともありますが、それでも確実に距離は稼ぐタイプです。
アクションとレンジ
アクションは、スローリトリーブではメーカー説明文通りヌルヌルした感じのリップレスミノー系のウォブンロールで、ロール要素が大き目な動きをしますが、ミディアムからハイスピードになると、急激にウォブリング要素が大きくなります。
このウォブリング、ボディ中央を軸にして左右に振れるようなバタバタした感じの動きで、個人的にはかなり違和感があります。
正直、ミディアムスピード以上のこのバタついたアクションは、破たん気味に思えて、どうも釣れるようには思えません。
速めのリトリーブで使うためには、もしかしたら、リングやフックサイズを大き目に変更した方がよいのかもしれません。
なお、レンジはウェーディングで水平にティップを保って泳がせていると、メーカー説明文通り、水面下約30㎝前後のようです。
どんなシーンで有効か?
ルアーの特性から普通に考えると、やはり河川や干潟等のシャローで使うルアーでしょう。
しかし、残念なことに前述のアクション特性から、速いリトリーブを多用するデイゲームでは使いにくいでしょうし、河川の急な流れやダウンクロスを狙うようなシーンではハッキリ言って向いて居ないと思います。
全体的に、流れのあまり激しくないところで、ルアーをバタつかせずにスローに攻める、ナイトゲーム向けのセッティングのルアーではないかと思います。
サイズ感やボリューム感は良いのですが、Zバーティスの名を冠するにも拘わらずちょっとじゃじゃ馬なこのルアー、もう少し適合範囲が広いセッティングだったら、活躍シーンも広かっただろうに。
ノーマルのSLSZ97が非常に出来がイイだけに、コレはかなり残念な感じがするルアーです。
見た目はかっこいいんですけどね・・・
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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