どんなルアー?
55mm、15gの小型バイブレーション・プラグです。
DUEL社のHPより説明と特徴を引用してみましょう。
まさに小魚!鉄板を超えた"テッパン"
強波動、強フラッシング、超遠投、鉄板を越えた”テッパン”
壊れない!塗装が剥がれない!
抜群の耐久性「アーマードボディ Patent」 採用。
・アーマード® ボディ
魚が違和感を感じないソフトボディながら、フックの先やタチウオなどの鋭い歯によっても、傷を受け付けない強靭ボディ。壊れず、塗装やホログラムもしっかりガードします。
・ボトムソナー
ボトムソナーが中芯と一体化している為、ボトムコンタクトもバッチリ手元に感じます。
・強波動・フラッシングボディ
広範囲のターゲットに強烈にアピールする振幅の大きいアクション
・ノントラブル構造
鉄板バイブにありがちな糸絡みから開放。
(引用元:DUEL HP)
説明文にある通り、鉛と思われるコア部分を、軟質の樹脂?で覆ったようなボディ構造をしています。
この表面を覆った樹脂は、爪先で強く推すとへこみ跡ができるような硬さで、よくあるプラグの素材とはちょっと違うようです。
そのため、塗装面が直接表面に出ておらず、確かに塗装禿げなどの心配はなさそう。
クリアな樹脂の輝きも、なんとなく釣れそうですね。
また、ヘッド下部、あごのところには、金属製のガイド(ボトムソナー)が突出しおり、バイブレーションにありがちなボトムコンタクトでも、ボディ本体が削れる心配も少ないところも素晴らしい。
これは、かなり画期的なコンセプトのルアーだと思います。
キャストフィール
このルアーは小粒ですが、重量は15gと、よくある軽量鉄板バイブレーション並の重さがあります。
そのため、キャスタビリティは非常に高く、同クラスのABSバイブレーション(ミニエント、スライス55、キックビート55、バリッド55、ナレージ50など)に比べると、はるかに飛距離が出ます。
空中で回転することも無く飛行姿勢は良好で、逆風下でもストレスなくキャストできる数少ないバイブレーションだと思います。
キャストフィールについては、文句なしにトップレベル。決して不満は出ないと思います。
アクションとレンジ
アクションはオーソドックスなバイブレーションのアクションですが、タイトでハイピッチながら比較的振りのハッキリ分かるアクションで、引き抵抗もそれなりにしっかりしており、アピール力もありそうです。
重量のわりにレスポンスも悪くなく、また、かなり高速リトリーブでもアクションが破たんしない安定感もあります。
レンジは、やはり小型ボディに対してウェイトが重めなので、同クラスのバイブレーションの中では結構深く入る方だと思います。
どちらかというと、アクション、レンジとも、全体的にABSバイブレーションというよりも、鉄板バイブレーションに近い、しかし、鉄板よりも若干スローに狙えるという絶妙な使用感のルアーです。
どんなシーンで有効か?
小粒だけどウェイトがあって飛距離が抜群によく、かつ特殊なボディ素材のため塗装が剥げないという特性から、鉄板バイブレーションが活躍する釣り全般で、「鉄板の代わり」として活躍してくれると思います。
特に、広大なオープンエリアを遠投して、ボトム付近を攻めるような釣りでは威力を発揮するのではないでしょうか。
ワタクシ個人的には、単調になりがちな鉄板バイブレーションの釣りに、ローテーションのアクセントとして混ぜたり、起伏の多いシャローボトム攻めで使ったりして釣果を上げています。
よく飛ぶ割には、鉄板バイブの泣き所だった塗装禿げの問題やヘッド変形の問題、フック背負いの問題を見事にクリアしており、コンセプトだけでなく実釣での機能性も申し分のない、かなりの秀作ルアーだと思います。
DUELのルアーは比較的流通も安定しており、入手しやすいイメージがありますが、結構簡単にモデルチェンジで消え去ってしまう印象があるのも確か。
このアーマードバイブは、各種メディアではあまり目立たないながら、とても優秀なルアーだと思いますので、是非とも息長く販売してほしいなと思っています。
ケイムラに背黒の組み合わせのこのカラーはワタクシも大のお気に入り。
カラーに迷ったら対応の幅が広いコットンキャンディー。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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