先日釣具店で見かけて試しに一つ買ってみましたが、個性的で意外と使い勝手が良かったので、つい複数カラー追加購入してしまいました。
初代ラックVは個人的にいまいちパッとしないなという印象を抱いていましたが、その進化版であるゴースト、一体どんなルアーなのか、実釣インプレを交えてみていきたいと思います。
メガバス製のリアルな外観で生まれ変わったラックVの進化版、ゴースト。 豊富なカラーラインナップも魅力です。 |
どんなルアー?
全長65mm、重量15gのバイブレーションです。
メーカー説明によると、アクションは「超微波動バイブレーション」とのこと。
アクション特性はどうやら初代のラックブイを受け継いでいるようですが、外観に関しては今回からメガバス製に変わったのか、だいぶ緻密な造形とリアルなカラーリングに生まれ変わりましたね。
世間的には多くのバイブレーションが55〜60mm、70mm、80〜85mmといった刻み方でサイズ展開をしていますが、案外65mmクラスのサイズ感のものが少ないので、個人的には前作に比べてやや小振りになったゴーストのサイズ感は大歓迎。
ナイト向けっぽいカラーもいいですね〜。 ちなみに、目玉は取れやすいのでご注意を。ワタクシは接着剤で補強しています。 |
どんなルアーなのか、メーカー説明文を引用してみましょう。
「LUCK-V」が更なる進化を遂げた。ハイプレッシャーエリアや食悪気味の個体に強い超微波動設定はそのままに、リフト&フォールなどのロッドワークにも機敏に呼応するよう、リアを中心にボディ形状をモディファイ。小気味よい引き感がバイブレーション特有の疲労感を軽減。さらに従来よりも飛距離がUP。テールのエイト環はストラクチャーでの破損防止につながるオフセット仕様を継承し、ショアは勿論ボートゲームでの橋脚撃ちやバース周辺のストラクチャー対策も万全。バイブレーションの根幹である波動の種類を追求して生まれた、普通のバイブレーションとは一線を画す、超微波動コンセプトバイブレーション
(アピアHPより引用)
どうやらやはり「超微波動」ってところが最大のウリのようですね。
キャストフィール
15gというウエイトはMLクラスのロッドでも投げやすく、素直にストレスなく飛んでいく感じです。
ただ、65mmというサイズでそこそこ体幅のあるシェイプゆえ、ボディの体積は比較的あるほうなので、そこまでぶっ飛びという感じではありません。
まあ、各メーカーから出されている70mm、15〜16gクラスのバイブレーションの平均的なキャストフィールと同等レベルといった感じでしょうか。
それでもあまり飛びが期待できなかった初代ラックVに比べると、飛距離は確実にアップしていて、キャストフィールも大幅に良くなっていると思います。
キャスト中にボディが回転することも少なく、投げた感じは全体的に好印象です。
アクションとレンジ
着水後リトリーブを開始すると、スカスカというほどではありませんが、非常にリトリーブ抵抗は軽いです。
しかも、バイブレーションにありがちなブルブルといった感じの手応えではなく、「ビリビリ」という連続した微振動を感じるような手応えです。
従来のバイブレーションによくあるバタバタ感とは違ったこの動きが「微波動」ということでしょうか。
上手いたとえが浮かびませんが、アクションはレンジバイブ70ESの振動をもっと弱々しくしたようなイメージで、軽めのリトリーブフィーリングはラッキークラフトのバリッド80スリムのそれに似ていると言えそうです。
コレはなかなか個性的だなと思いました。
15gというウエイトながら、前述の通りボリュームはそこそこあるため、沈降速度は遅めです。
また浮き上がりも比較的よいようで、普段釣りする水深1mクラスのシャローエリアでも極端に速引きする必要もなく、快適に使うことができます。
どんなシーンで有効か?
シャローエリアで扱いやすい特性に独特な微波動アクションということで、ずばりシャロー狙いのバイブレーションゲームで、他バイブとのローテを組む使い方に最適ではないでしょうか。
よく、バイブレーションはスレが早いといいますが、一見地味とも思えるこのルアーの微振動アクションは長時間の使用でもスレにくそうなイメージです。
リトリーブ抵抗が軽いため、投げ続けても疲れにくいところもイイですね。
夏場のデイゲームではとにかく小さいサイズのバイブを投げ倒していれば釣れるイメージがありますが、個人的には似たようなバイブレーションであっても、アクション、潜行レンジ、対応スピードレンジの違い等によって、細かく刻んでいろんな種類をローテーションさせることは必要だと感じています。
そんな中でもラックVゴーストは、ハイアピールな鉄板系や通常のABSバイブで広く探った後に、サーチの締めとして投入してやったり、ここぞというピンに投入してやったり、丹念に探る粘りの釣りに向いたルアーのような気がします。
先日も多数の釣り人が押し掛ける激戦区のウェーディングで、散々他のバイブレーションを投げ倒した後でコイツを投入したところ、3連続で魚がヒットしたことがありました。
たまたま時合いが訪れただけかも知れませんし、新作ルアーのプロモーションであるある的な胡散臭いエピソードではありますが、実際に自分が体験すると、やはり何かこのルアーの特性のご利益があったのかな?と思ってしまいます。
あまり派手なアピール力はなさそうなので、トップバッターには向かないかもしれませんが、多数の強豪がひしめき合う小型バイブレーションのカテゴリにあっても個性が光る新作ルアー、気になる方はぜひ手にとって試してみてください。
特にオススメなのがこのカラー。ナチュラルなアピール力がありそうです。
濁り水やナイトにはこのカラーも良さげですね〜。
月明かりのナイトゲームや秋冬のクリアウォーターに映えそうなこのカラーもオススメ。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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