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装備品について コアマン×パズデザイン スーパーライトベスト SLV-024 のインプレ

2018年9月11日火曜日

インプレ コアマン パズデザイン ライフジャケット レビュー 使い方 装備品 評価

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先日、約7年ぶりにフローティングベストを買い替えました。


購入したのはパズデザイン×コアマンの SLV-024 スーパーライト ベスト



暫く実釣で使ってみたので、今回はこのフローティングベストの購入記とインプレを書いてみたいと思いマス。





購入の経緯


いつもの浜でウェーディングばかりしているワタクシですが、近年は本当にアカエイが多いため、いろいろとエイ対策のグッズを装備することが多くなりました。


さらに、最近はランディングミスを減らすため、ウェーディングネットなども使うようになりました。


そんな事情に加え、もともと現場に大量にルアーを持ち込みたい派ということもあり、近年一気に重装備化が加速。


半日のウェーディングを終えた後はいつも疲労感が半端ナイ。


そこで、少しでも装備軽量化を測れないものかと考え、新調を考えた次第。


というわけで、夏休みに家族で海にお出かけする前週、「安全のため子供に着せる」という名目でポチってしまったというわけです。


安定価格で速く届くならAmazon、ポイント狙いなら楽天、Yahooがおススメ。
ちなみに先日はYahoo!ショッピングで3割引やってましたね。
パズデザイン スーパーライトベスト SLV-024 ブラック F
by カエレバ


どんなベスト?


メーカー説明文によると、

 COREMAN×Pazdesignコラボベスト!!
極限の軽さと革命的な使い勝手を求めた超軽量モデル!!

■本体は軽量かつ強度のあるパラシュートクロスを使用。
■浮力体は『ビーズフロートシステム』ソルトモデルとしては初採用。
■レスキューホイッスル標準装備。
■想像以上の収納力

 (Pazdesign HPより引用)


ということですが、とりあえず届いた品を試着してまず感じたのは「ホントに軽い!」ということ。


それもそのはず、このスーパーライトベスト、自重はわずか1.06kg(カタログ調べ)。


これまで愛用していたシマノXEFOの旧タイプ同クラスのフローティングベスト、VF-272Iの自重が1320gであることを考えると、缶コーヒー一本分ほどの軽量化です。


もちろん、ルアーをたくさん詰め込んだルアーケースを収納するとその軽さの恩恵は薄れてしまいますが、軽量素材であるパラシュートクロスをメイン素材にして、不要なパーツが無いシンプルなつくり故、空の状態での着心地はかなり目に軽いです。


また、このSLV-024、「ビーズフロートシステム」という粒状の浮力体を使用しており、各ベルトやストラップを調整してしっかりタイト目に着れば、体の凹凸にフィットしてくれるようになっているため、肩に集中しがちな荷重が分散され、コレによって余計に軽い着心地を感じられるようになっているのだと思われます。


以下では、製品各部の写真を交えながら使用インプレを記してみましょう。


製品ディティールとインプレ


メインポケットの収納力に関しては、やはり軽量化志向の商品なのでほどほどといった感じです。
前面メインポケット付近。写真では隠れていますが、左右両サイドにはもちろんD管が配置されています。
徹底した軽量化のため、簡素な作りのプライヤーホルダーは右側(写真左側)にしかついていません。
個人的にはプライヤーは2本持ちなので、コレは左側にも付けて欲しかったなぁ…
メインポケット下部はメッシュ構造で水抜けが良く、ウェーディングでも使い勝手良いです。ランヤードなどを装着するD管もポケット下部の左右に配置されています。

 ワタクシは使用済みルアーと未使用ルアーを別ケースに入れる習慣なので、できれば左右ポケットでルアーケースは4個収納できれば嬉しいのですが、このSLV-024は流石にそこまでは入りません。


まあ、このベストにケース4個分もルアーを詰め込んでは、せっかくの軽さと機動力が台無しになってしまうので、このくらいの控えめな容量が似合っているかもしれません。


とは言え、片側で一般的なルアーケース1.5枚分程度の容量があるため、工夫次第ではそこそこな量のルアーを持ち込めます。


片側にケース一個ずつ入れるのが本来の姿なのでしょうが、たくさんルアーを持参するワタクシの場合、若干無理して以下のような組み合わせで運用しています。


①MEIHO VS-3010NDM + MEIHO VW-2010NSM

普段の組み合わせはコレ。王道サイズのVS-3010NDM(205×190×40mm)に未使用ルアーを入れて、使用済みルアーは少し薄型(205×190×28mm)のVW-2010NSMに入れるというスタイルです。

ケースの出し入れは少々タイト感があり、メインポケットのジッパーはきつめになりますが、困るほどではありません。


②MAGBITE MAGTANK FREE + MEIHO VW-2010NSM

ディープウェーディングするときは未使用のルアーを防水ルアーケースであるMAGTANKに入れ、使用済みルアーは排水溝があり水きれが良いVW-2010NSMに入れるようにします。

この組み合わせもタイト感はありますが、まあ困るほどではありません。

ただ、①の組み合わせに比べると左右トータルでルアーの収納量は、120mm級ミノー6〜7個分落ちます。


SLV-024は背面ポケットの容量がかなり大きいため、このポケットへのアクセスが苦にならない人は無理してメインポケットに突っ込まなくても、こちらに予備のルアーケースを入れるのが良いかもしれませんね。(ワタクシは体が硬いので無理ですが…)


また、一般的なフローティングベストは前面のジッパーを締めて着るタイプが多いと思いますが、このベストは胸部から腹部にかけて設けられた連結用ストラップ3本で左右を固定するタイプです。


この方式、実際使ってみると意外とジッパータイプより快適。


通気性がよく解放感があるってのもありますが、特に胸部のストラップがあることで良好なフィット感を得られているように感じます。


体にフィットすること、つまり接地面積が増えることで、より荷重分散に繋がって、軽い着心地が体感できているのではないでしょうか。


さらにこのストラップ、グリップエンドを差し込めばちょっとしたロッドホルダー替わりに使えて両手をフリーにできるので、それもまた便利なところですね〜。

胸ポケットは左右両方についています。コレは思った以上に容量があって良いと思います。
コアマンのコンパクトルアーケースや、そのOEM提供元であるリングスターのDM-750Fクラスのルアーケースが片側で2枚収納できます。もちろんスマホなども収納できますが、XPERIAにZEROSHOCKカバーを装着したワタクシのスマホは、カバーの高さがネックになって結構ギリギリです。
右側にはポケット内に脱落防止用のストラップがあり、その先端にホイッスルも標準装備されてます。


肩ベルトにはストラップ(グレーの横帯)、その上にD管も配置され、使い勝手はなかなか良いです。このストラップには各社のヘッドライトを直接装着できますが、若干ストラップ幅が細いため、残念ながら使ってるうちに取れちゃったりします。もう少し幅太めならいうことなかったのですが。


肩ベルト内側の様子。クロロプレン素材でアタリもソフト、幅も細すぎず太すぎず、うまく荷重を分散してくれるいい塩梅の幅です。

背面はこんな感じ。中央上部にタモステーを挿す大型D管が装着されています。その下部に見えるグレーのナイロンストラップは、ここにタモステー下部を指すことで、タモ全体がぶらぶら動くことを防止できる機構です。これはなかなか使い勝手が良い。
背面中央に見える大型ポケットは、左右両サイドのジッパーでアクセスできます。柔らかい素材で比較的マチ幅が取られていることから、このポケットが意外と大容量。ワタクシは予備スプールや偏光レンズケース、レインウェア、小物などを収納していますが、かなり余裕があり気に入っています。ただし、ジッパー開口部がどうも高い位置にあるため、現場でこれを開け閉めして物を取り出すのは一苦労。もう少しジッパー位置が下だったら最高に使い勝手が良かったと思うのですが…。


標準装備のドリンクホルダー。600mlクラスのペットボトルや、定番のナルゲンの500ml、LAKENの600mlがすっぽり収まります。左右バランスを崩さないよう、敢えてこの中央位置に配したらしいですが、これも使い勝手は上々で気に入っています。ただ、ディープウェーディングしたら飲み口が水没する位置ではありますが…。



背面両サイドにも小型D管が配置されています。フィッシュグリップなどをここにぶら下げても良いかもしれません。ワタクシはカラビナメジャー(第一精工のノギスケール)をぶら下げてます。



裏面を広げたところ。ビーズフロートシステム+表面メッシュ素材のため、通気性がよく、夏場は特に暑苦しさ半減。丸洗いした後も乾燥させやすいように感じます。ちなみに、実際にこれを着用して泳いでみましたが、浮き姿勢も悪くなく、他社製フローティングベストと比べても特に浮力不足は感じませんでした。



とまあ、写真を中心にあれこれインプレを書きましたが、このスーパーライトベストSLV-024のインプレをまとめると、以下のような感じですかね。

<良かった点>
・とにかく着心地が軽く夏場でも暑苦しくない
・軽いだけでなくフィット感もよく、肩が凝らない
・トータルでは想像以上に収納力がある
・D管・ボトルホルダーなど必要なパーツが適切に配置されており使い勝手が良い


<悪かった点>
・バックポケット開口部はもう少し低いポジションにして欲しかった
・メインポケット左側にもプライヤーホルダーを付けて欲しかった
・薄く軽量な素材は良いが、タバコの火でうっかり穴を開けてしまいそうで怖い
 (今の所大丈夫ですが)



総じて、ライトな着心地ながらフローティングベストに求められる機能性は十分網羅されており、かなり使い勝手の良いベストだと思います。

まあ、ワタクシの場合結局あれこれ装備品をくっつけて重たくしてしまってマスが…


どちらかというとコンセプトとしては機動力重視のオカッパリや沖堤での釣り向けに作られた製品なのかなと思いますが、実際のところディープウェーディングでも十分快適に使えていますし、よほど重装備志向の方じゃなければ、まず不満に感じることはなさそうですね。


気軽に着られる本格派フローティングベストということで、コレはホントにオススメです。ぜひ手にとって試してみてください。



もう一着カモも買ってみようかしら〜。

とおもったら、いつの間にかこんなシブすぎるカラーのが売られてマシタ!

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