まだ憧れのメバル釣りには一度も行けていませんが、極寒期でもライトタックルならシーバスが釣りが楽しめるとわかり、冬場のシーバス釣りをメインに楽しんでいます。
ライトゲームを初めてみて、ロッドやリール、ルアーなどのタックルは結構テキトーでも良いとわかりましたが、意外と難しいなと感じたのがライン選び。
普段シーバス釣りでメインに使っている0.8号や1号と違って、0.4号以下のラインになると本当に繊細。
髪の毛ほどの太さで、結ぶのにも非常に気を使う。
というわけで、初心者のワタクシには細すぎるラインはおっかないので、ライトゲーム用としてはやや太めの0.4号が好み。
昨年末から早速何種類か0.4号PEラインを買って試してきましたが、その中でも「コレが一番イイ!」と思ったラインに出会いました。
いろいろ使ってみたけど0.4号はコレが一番! ちなみにGOSENのライン使うのは中学生の時以来、超ひさびさデス〜! |
今回はそのライン、GOSENから2018年10月16日に発売されたPE、CAST8のインプレです。
どんなライン
株式会社GOSENのルアーキャスティング用8本よりPEラインです。
0.4号から2号まで幅広いラインナップで、0.6号以上の銘柄は150m巻き(黄色いスプール)に加え200m巻き(ピンクのスプール)が用意されています。
0.5号もラインナップされており、ライトゲームで多用する0.4、0.5号といった細糸で、なおかつ8本よりというPEラインはこの価格帯では他にない珍しいものだと思います。
(世の中にはありますが、細糸では非常に高額商品になってしまう)
左が150m巻き、右が200m巻きのパッケージです。
このCAST8、どんなラインなのか、GOSENのHPから引用してみましょう。
スリムで強いルアーキャストPEライン8本組!
CAST-4の基本性能を継承し、8本組になって更にパワーアップ!
【SG加工】
当社独自のSG加工により、絶妙なハリとコシを持たせることで、操作性が大幅に向上。更なる「高強度」「高感度」「高親水性」を併せ持ち、アングラーをサポートします。
【耐久性】
PEライン内部にまで樹脂を含侵させる独自の「樹脂含侵技術」により、キャスト毎に剥がれる樹脂を最小限に抑え、心地よい使用感が長期間持続します。(当社比)
【ラインナップ】
幅広いラインナップをご用意することで、あらゆるステージにおいてアングラーの要望に応えます。
【視認性】
フロストグリーンを採用し、昼夜を問わず、視認性を確保し、強力にアングラーをサポートします。
ラインカラー:フロストグリーン
(GOSEN HPより引用)
ラインナップの中でもライトゲーム用といえば、0.4号、0.5号あたりを使うことになるでしょうが、驚きなのがその引っ張り強度。
このキャスト8、なんと0.4号でMAX11lb(5Kg)、0.5号でMAX12lb(5.4Kg)もの強度を有しているのです。
ナイロンやフロロラインに置き換えると、それぞれ2.5号、3号程度の強さってことですよね。
シーバス用リーダーだとナイロン・フロロで4号、5号は当たり前ですが、2.5号って、昔よくやってた磯のグレ釣りなんかでも滅多に使わないような太糸。
純粋な魚との引っ張りっこだけでは滅多に切れる太さではありません。
0.4号でコレだけの強さ、いかにこのラインの引っ張り強度に優れているかお分かりいただけるかと思います。
ちなみにコレ、シマノから2020年3月に発売される最新ライン、PITBULL8+の0.4号が最大強力で9.3lbであることと比べても、破格の強さであることがお分かりいただけますよね。
巻いた印象
とりあえずライトゲーム用に買った0.4号を実際にリールに巻いてみましたが、他銘柄のPEに比べて、太さはまあ0.4号としては平均的、こんなものかと思います。
ラインカラーのフロストグリーンは、色落ちしたR18完全シーバスみたいな色で、見た目上は正直好みのカラーとはいえませんが、実用面での視認性は良さそう。
リールに新品を巻いたら、こんな感じのカラー。ナイトゲームでは扱いやすい視認性ですね。 端糸がピンと立っているのが見えるでしょうか。結構ハリコシがあることが見て取れますね。 |
某社の4本よりPEに比べても若干、ハリ、コシはあるタイプのようで、ライントラブルの元になりやすいフワフワした感じはありません。コレは嬉しい特徴ですね。
実釣インプレ
とりあえず2018年末から2019年春先までと、2019年12月に、ライトゲームやバチ抜けシーバスゲームで結構使い込みましたが、総合力はかなり高いラインだと思います。
他社性の同じ0.4号のラインに比べると、やはり8本よりの恩恵なのか、キャストフィールが断然よく、ライトゲームで多用される小径ガイドでも抜群の糸抜けで非常に飛距離が出ます。
手触りからして明らかに滑らかなので、そりゃルアーもよく飛んで当然ですね。
もちろん、その滑らかさゆえに糸鳴りも少なく、使い心地は申し分ありません。
巻いた時の印象通り、程よいハリ・コシがあるため、風にラインがなびいてしまうことも少なめで、操作性も上々です。
実際にこの0.4号ラインで何匹も魚を釣りましたが、一番大きかったのがこの日に釣った70cmオーバーのシーバス。
ゴロタ混じりのサーフ遠距離戦、0.4号でも引っ張り強度に優れたCAST8ならこんな魚が余裕であげられマス。 |
使っていたロッドがヤマガのブルーカレント83TZ/NANOというしなやかなロッドだったということもありますが、このクラスのシーバス相手でも安心してファイト出来る引っ張り強度は本当に心強いですね。
気になるのがその耐久性。通常、一本一本の糸径を太くできる4本よりのラインの方が耐久性の面では有利とされていますが、このCAST8は8本よりながらなかなかの耐久性を見せてくれました。
ずっと同じラインを使って釣行を繰り返しましたが、多少ラインの汚れ(着色)はあったものの、コーティング剥げによるハリコシ感の喪失は比較的緩やかで、度重なる使用に伴う毛羽立ちやラインの平麺化もあまり見られません。
ただ、いくら強いラインとは言え、やはり繊細な細番手では、マメに傷や毛羽立ちをチェックして、使用により劣化した先端部分はカットしつつ使うのが良いかと思います。
また、ライントラブルも比較的少なく、エアノットの発生も2019年冬になってようやく1回発生しただけ。
それも、スプールの下巻きを増やして嵩上げした直後だったので、スプールエッジより膨らんだ糸巻き量のせいで発生したものかもしれません。
とまあ、このCAST8、あまりメディアなどで取り上げられる機会もないため、一見引っ張り強度の高さ以外目立った特徴のないラインのように思えてしまいますが、実際に長く使ってみると実釣では申し分ない総合力の高さで、個人的には非常に信頼しています。
もしかしたら大物がかかってしまうかもしれないライトゲームや、あえて細糸で挑む厳寒期のシーバスフィッシングなどにぴったりではないでしょうか。
ちなみに余談ですが、0.4号の細糸で軽量シーバスルアーをキャストすると、驚くほど飛距離が出ます。
KomomoSF-95やEnvy95のように、細身軽量のプラグやシンペンの飛びは驚異的。
ひと昔メディアでよく取り上げられていた「シャローフィネス」でも細糸のメリットはよく言われていましたが、冬から春先などの厳寒期では、シーバスの引きもハイシーズンほど強くないので、特にこの時期、シャローでのフィネスな遠距離戦を挑むにはこのCAST8、ぴったりのラインじゃないかと思います。
もちろんロッドやフックなどタックルバランスは考える必要がありますが、ラインが細いとメバル用ライトルアーなんかもキャストできるので、使用ルアーの幅も増えますね。
こんな感じでいいことずくめのCAST8、細糸PEでも安心の強度が欲しい方、ラインの使用感や飛距離にこだわる方、コストパフォーマンスを重視する方には特にオススメのラインです。
昨今の格安PEラインに比べると少々割高ですが、ライトラインで希少な8本より、しかも抜群の強度とあって、コストパフォーマンスは十分すぎるほど高いといえるでしょう。
気になる方は是非手にとってみてください。
0.4号最安値はリンク先のお店ですね〜。
ライトゲーム でも磯場の釣りや大物狙い、シーバスも兼ねてというシーンでは、0.5号も魅力的なチョイスです。12Lbはナイロンなら3号相当の強さで安心ですね。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
0 件のコメント:
コメントを投稿