ワタクシはつい先日ロッドを買ったばかりなのに、またまたロッド、しかも前回と同じエクスセンス ジェノスシリーズの竿を買ってしまい、ボーナス商戦前半戦で早くも結構散財してしまいマシタ(笑)
今回購入したのは、前々から購入を検討していたS810ML/R Respect the Sancutuary。
Respect the Sactuaryは個性派集団エクスセンス ジェノスの中でも代表選手みたいなモデル。もっと早くに買っておけば良かったかな〜。 |
実釣インプレは別途書くとして、今回は軽く購入後触ってみた印象、ファーストインプレッション記事を書いてみたいと思います。
どんなロッド?
シマノの上位クラスのシーバスロッド、エクスセンス ジェノスシリーズは、シーバスロッドの王道のアクションを求めたインフィニティシリーズとは異なり、それぞれのアイテムに異なるキャラクターが与えられたいわば個性派集団とも言えるロッドシリーズです。
その中でもこのS810ML/R Respect the Sancutuaryは、「曲がり」にフォーカスしたレギュラーアクションのロッド。
Respect the Sanctuaryは初代エクスセンスシリーズから代々続くシリーズ代表作とも言えるアイテムですが、最初に選ばれる1本にして最後に辿りつく1本ともいえる基本性能の高いベーシックロッドを目指して作られた初代810ML/RF(レギュラーファースト)に対して、2014年登場の2代目ではより曲がるロッドを目指してR(レギュラー)アクションに変更され、より細身軽量化されたブランクス、より繊細なティップ、軽量トルザイトリングガイドなど、新たなテクノロジーを搭載し進化を遂げました。
そして2018年に3代目として登場したのがこのジェノスシリーズのS810ML/R。
コンセプトは2代目同様、レギュラーアクションの美しい曲がりとしなやかさを追求したロッドで、個人的には非常に思い入れのある初代エクスセンス のFlexPerformanceS900ML/RSにも若干近いキャラクターのロッドとも言えますかね。
コレがバットガイドに搭載されたXガイドエアロチタン。軽量チタン中空フレームに、シマノオリジナルの特殊表面仕上げを施した高強度・高耐摩耗の軽量薄肉金属リングを搭載したもので、キャスト時の空気抵抗とトラブルを激減させ、飛距離、キャストフィールの向上、ラインダメージの低減に貢献すると言われています。 |
前作2代目の実物を触ったことがないので、変化点は具体的にはわかりませんが、ジェノスシリーズ共通のフィーチャーである、軽く、強いブランクスを実現するスパイラルXコア、軽量&高感度化をもたらすNEW カーボンモノコックグリップ、キャスト時の空気抵抗とトラブルを激減させ、飛距離、キャストフィールの向上、ラインダメージの低減に貢献するX ガイド エアロチタンなど、最新テクノロジーてんこ盛りのこのロッド、なんと前作比で約10%も軽量化されているそうです。
さて、この3代目Respect the Sanctuary 810がどんなロッドなのか、シマノHPから解説を引用してみましょう。
「Respect the Sanctuary 810」は、シーバスやフィールドとの対話を楽しめる極上の曲がりを追求したロッド。鞭のようにしなやかで強く、ロッド全身が躍動的に曲がるレギュラーテーパーを採用。あらゆるキャストモーションに対してロッドが正確に追従し、ウェーディングで身体の動きが制限された状態などでも高精度のキャストをサポート。いったんシーバスが掛かるとバット部までスムーズに曲がり込み、シーバスのクイックな動きにも絶妙なサスペンション効果を発揮して、バラシやラインブレイクのミスを抑制する。
(シマノHPより引用)
基本スペックは、全長2.69m、仕舞寸法138.6cm、自重124g、先径1.6mm、適合ルアーウェイト5~32g、適合PEライン0.5~1.2号と、港湾、河川、干潟などでの平均的なサイズのミノーやバイブ、シンペンなどを使った釣りにはどんぴしゃなスペックと言えそうですね。
手にした印象
自宅に届いた実物を手にして感じた第一印象は、まず「細いなぁ」ということ。
レギュラーアクションゆえにブランクスのテーパーも緩くなるからでしょうか?先日買ったばかりのS87L+/F DarkForce87よりも、ティップも細いし、バットの元径はだいぶ細いようです。
この細さ個人的には非常に好印象。細いロッドで大物釣る方が絶対楽しそうですもんね〜。
もう一ついいなと思ったのがグリップ長。
個人的には長めのグリップをしっかり脇下に挟んでリトリーブやファイトするのが好みだったのですが、先日購入したDarkForce87で、ショートグリップの卓越した操作性の高さに大いに感動させられ、次は短めグリップのロッドがいいなと思っていました。
DarkForce87のグリップはかなり短め、大物が掛かった時なんか大丈夫だろうかと結構不安になるレングスですが、このRespect the Sancutuary810のグリップはそこまで極端に短くはなく、持ってみた感じ、取り回しの軽快感を有しながらもやりとり時の安心感やフルキャスト時のパワーを損なわない絶妙な長さじゃないでしょうか。
グリップ長は下段に並べたジェノス87L+Fに比べて20mmほど長く、S92ML/F-3に比べて4mmほど短いです。ちなみに写真では1番ピースの影が重なって、S810ML/Rの方が太く見えてしまっていますが、実際のブランクスの太さはS810ML/Rの方が細身です。 |
アップロックで前方リールシートフードまでが376mmと、確かに短めではあるのですが、持ってみたら極端な短さは感じさせない、程よくショートなグリップ長だと思いました。
パワーと曲がり
ワタクシがロッドを買ったら必ず試してしまうのがペットボトルリフト。
今回も御多分に洩れずやってミマシタ。
500gペットボトルをリフトした様子。胴までしっかり入り込む、美しく大きな曲がりですね〜。コレで魚を掛けたら楽しそう〜! |
100g程度の軽い負荷を掛けた時の曲がり。曲がり始めはこんな感じです。 |
部屋で手にした感じでは、インフィニティのMLほどではないものの、ヤマガブランクスのバリスティック92ML/TZ NANOと比べるとやや硬めでハリがある印象でした。
しかし、荷重がかかると素直なベンドカーブを見せてしっかり曲がり込んでくれるタイプのようですね。
コレは魚を掛けてからのファイトが楽しそう!期待感が高まります。
インプレまとめ
今回はファーストインプレッションということで、とりあえず手にした印象をつらつら書いただけの薄いインプレ記事になってしまいましたが、実は最近どうも仕事が忙しくて、ついついブログを書くのが億劫になってしまって、書き掛けで数週間も放置してしまっていたんですよね〜。
実はもう既にこのロッドで何度も魚を釣っているので、より詳細なインプレは別途実釣インプレ記事として書きたいと思いますが、実釣を通しての感想、結論を先にいっちゃうと、「もっと早く買っておけば良かった!」です。
テキトーな終わらせ方ですみません。最近書くのが億劫なんです(笑) |
どこがどう良かったかは、また次の機会に!
(このロッドの詳細なインプレ記事は、新ブログ「続・スモールフィッシング」の方で書いています。よろしければぜひ検索してみてください。)
2019年秋に追加生産されたみたいで、それまでずっと品切れだったジェノスS810ML/Rも今なら在庫豊富。リンク先のお店はPayPay還元率が非常に高く実質最安値です。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
こんにちは。ジェノス810のインプレを探していたらたどり着きました。
返信削除自分は87Lを持っていますが元ガイドがコンパクトで飛距離が少ないかも?と思ったりしています。なので飛距離と曲げ感が良さげなこちらが気になっています。
実釣を重ねた感じで結構ですのでインプレお願いいたします。ルアーは20gまでを想定しています。
こんにちは。
削除ワタクシも同じく、87L+/Fと810ML/Rを持っていて、状況に合わせて使い分けていますが、結論から言うと両者性格はかなり違うロッドなので、2本持ちで使い分けるのもいいと思いますよ〜。
810の方は若干パワー感は上ですが、よりしなやかに大きく曲がり、長時間振り続けても疲労感の少ないロッドですね。
しなやかさゆえにキャスト時のリリースポイントも広めで、軽い振りでもルアーを射出する能力は高いと思います。当然、全ガイドのサイズが87L+/Fより大きいため、ノットやラインの抜け感ははるかにいいですね。実質900レングスくらいのロッドですが、遠投性能はかなり高いと思います。
ワタクシが普段やっている様なオープンエリア、干潟のウェーディングなどでは、ジェノスシリーズ中最高にマッチするロッドと言えるんじゃないでしょうか。特にミノーを用いたプラッギングには最高だと思います。
ブログの他記事にも書いているとおり、ここ2、3年の間にシーバス用としてはインフィニティ、ジェノス、ワールドシャウラ、バリスティック、ブルーカレントなどいろいろなロッドを渡り歩きましたが、最終的に現在夏〜秋のメインロッドはジェノス810ML/Rに落ち着いています。
ロッドは釣り方や使うルアー、タックルバランスによって向き不向きが出ると思いますが、適合範囲が広くさまざまな釣りを比較的高いレベルでこなせてしまうところも810ML/Rの魅力の一つで、シーン特化型としてではなく、シーバスロッドの主軸として永く安心して使えるロッドだと思いますので、間違いなくオススメです。
とても有益なインプレありがとうございます。もっと早くから知っておけば良かったと思っています。色々とロッドを使ったからこそ分かる…。そんな気がしました。
削除返信ありがとうございました。