2018年2月15日木曜日

タックルについて エクスセンスインフィニティ S906ML/RF の実釣インプレ

これまで長年エクスセンスシリーズのロッドを使ってきましたが、先日個人的には6年ぶりに新しいシーバスロッド、エクスセンスインフィニティのS906ML/RFを購入しました。


購入に踏み切った動機や経緯は、「新しいロッドを買ってみました。エクスセンスインフィニティS906ML/RF」の記事でも書いていますが、先週末にこのロッドを実釣で使用してみて、魚とファイトする機会も持てたので、ちょっとインプレを書いてみようと思います。


このロッドのスペック、フィーチャーや各種ロッドテクノロジーはシマノHPでも詳しく解説されているので割愛して、ここでは普段の釣りで使ってみて感じたことや、先代エクスセンスシリーズ(S900ML/RS FlexPerformance、S902ML/AR-C TunedAR-C)との比較インプレを中心に書きます。


そういえば、インフィニティの特徴であるモノコックグリップ、そのメリットは特に感じませんでしたが、写真で見るよりも手にした感じはコンパクトで、実釣では何ら違和感なく使えました。




まず手にした時の印象は「軽い!」



このロッドは9.6ftで128gというウェイトですが、従来のエクスセンスシリーズ(9ft台では140g〜150g台)に比べると、この軽さは劇的と言えます。


よくロッドのインプレで、「1フィート短くなったような感覚」というフレーズを目にしますが、このロッドはまさにそんな感じで、実釣でのキャスト、リトリーブ、ファイトいずれのシーンでも、9.6ftの長さを感じさせない取り回しのよさがはっきりとありました。



キャスタビリティはかなり高い



キャストでは軽い分、振り抜き時のヘッドスピードを上げられていそうで、MLクラスのRFアクションという比較的反発力を活かしやすい調子、パワーであることも相まって、これまで使っていた9ft台前半のロッドに比べて思っていた通りの飛距離向上が図れています。


特に10グラム台のルアーのキャスタビリティは、ロッドのパワーにマッチしているのかかなり良いと思います。


ワタクシの場合は普段小型ルアーを多用するためMLパワーをチョイスしましたが、適正ウェイトを投げるならもちろん硬めのMパワーの方がより飛距離は出るでしょうね。



軽さは操作性の高さにも繋がっている


また、リトリーブにおいては、ロッド本体が軽い分、ロッドワークによるアクションの操作性が従来のエクスセンスシリーズに比べて格段に上がったと思います。


これまで使っていたロッドの中では、ExsenceのTuned-ARCが比較的ルアー操作のやりやすい先調子のロッドでしたが、それと比べて全体的にハリがありつつも軽量であるため、より手元の操作をダイレクトにルアーに伝えられる感覚があります。


トゥイッチやジャークがキレ良くやりやすいだけでなく、フッキングなどの動作においてもこの軽さ、操作性のよさは活きてくるのではないでしょうか。

釣行2日目は'09テクニウムを装着して釣りしましたが、235gのこのリールでフォアグリップ付近に重心が来る重量バランスも良いと感じました。



感度も必要にして充分



感度に関しては、長めのMLパワーということもあってか、ワールドシャウラシリーズを初めて使った時ほどの感動はありませんでしたが、同じエクスセンスシリーズ同士で比較すると、やはりかなり向上しているなという印象はあります。


使ってみた感じ、高弾性のキンキンのロッドという感じではなく、適度なハリがありつつもあくまでもしなやかにしなるという味付けで、使い手や利用シーンを選ぶようなロッドではありませんが、水中のルアーのアクションや流れの変化、ボトムコンタクトなど的確に伝達してくれる程よい感度だと思います。
 (ちなみに余談ですが、ワールドシャウラシリーズはティップセクションに中弾性、バットセクションに高弾性素材を使うことで、2ピースながら1ピースに勝るとも劣らないあの感度を手に入れています。)

 
基本的にロッドは短くて硬いものほど感度は良くなりますが、先代の900MLや902MLに比べて、長くなったにもかかわらず感度面は全くスポイルされていないどころか向上している、そういう印象を受けました。


コレを使うと気になるのがS906M/RFの感度。ワタクシの普段の釣りにはオーバーパワーですが、MLでこれだけ感度が良いので、Mならさぞかしいいのでしょうね~。


フッキングに関しては、まだバチパターンの釣りでしか使っていないのでなんとも評価できませんが、MLのこのロッドではまあ普通のノリかなと思います。


この時期の吸い込み系バイトでは、やはりTunedAR-Cのようなソフトティップのロッドの方が、絡めとるようにオートマチックに掛かってくれる感があるように思えます。


インフィニティはあくまでバーサタイルロッドなので、この辺はやっぱり状況に特化したキャラクターのロッドの方に分がありそうですね。


とはいえ、ティップも含めてしなやかさはあるため無闇にバイトを弾くような感覚はないですし、軽さを活かして積極的に掛けに行けるので、バチパターンの釣りでも充分使えると思います。(この辺りは今後のシーズンで試してみようと思います。)


曲がりは思っていた以上に良かった


ファイトに関しては、まだこのロッドで1匹しか釣っていないためわからないことも多いですが、RF(レギュラーファースト)のアクションながら魚の引きによって負荷がかかるとベリーもスムースに曲がり込んでくれて、追従性はいいなと思いました。


個人的な好みとしては、FlexPerformanceのようなバットから大きく曲がり込んでパワーを発揮する粘り調子のロッドが好みなのですが、インフィニティの調子もなかなか良いなと気に入りました。


実釣中に一度アーマードバイブを根掛かりさせてしまったので、ロッドを思い切りしならせてみて試してみたのですが(本当は危ないからこういうことはやらない方がいい)、肉薄軽量に感じられるブランクスながら中々の粘り調子でもあり、曲げ込んだ時のリフティングパワーはかなりのものではないかと思います。


どこまでも曲がり込んでいきそうな懐の深さを感じさせ、ブランクス自体はかなりのシナリを見せていながらもまだまだ全然余裕があるような感じで、果たしてどこまで曲がるのか試そうとしていたら、途中で根掛かりしていたルアーがすっぽ抜けました。


手元に戻ってきたアーマードバイブ55を見ると、フック(ST-46の#10相当のサイズ)がポッキリと折れてしまっていました。


竿を煽ったり瞬間的な衝撃を加えることなく、曲がりのタメだけでフックを折ってしまうとは、このロッド、かなり秘めたるパワーを持っていそうです。


これなら、春のボラパターンや秋のサヨリパターン時の大物、いつも困らせられるアカエイ、ナルトビエイ、巨大ボラやんとのファイトも余裕でしょうね(笑)



値段分の価値はあるか?


色々とりとめなく書いてしまいましたが、エクスセンス インフィニティのS906ML/RFは総じて、キャスタビリティ、操作性、感度、曲がり、パワーいずれに置いても文句なしの出来で、飛距離を稼ぎたいウェーディングなどのシャローの釣りで軽量ルアーを扱うには最高の一本ではないかと思います。


これまでワタクシは、ロングロッドは飛距離以外デメリットだらけだと思って毛嫌いしてきましたが、インフィニティの906は本当に従来のショートロッド感覚で使用できるロッドでした。


より大型の魚をターゲットにしたり、さらなる飛距離や感度を求めるならS906M/RFを、より繊細な釣り、さらなる操作性と軽い取り回しを求めるならS900ML/RFを選ぶのがベターといった感じでしょうが、とりあえずワタクシ的にはS906ML/RFをチョイスして大正解。


とりあえず2日間の釣行で使ってみましたが、何ら不満に感じるところが無い、全方位優等生的な総合力の高いロッドといえそうです。


コレなら、「今のロッドで満足だしわざわざ高いお金を払って買い替えるのはな~」と躊躇されている方々にも、充分おススメできる内容だと思います。


釣行一日目の写真。'13ExsenceLBを装着していますが、この機種は極低速域で巻きにノイズが入る(独自のローラークラッチがある)ため、やはり'16ExsenceLBを合わせて使いたいなと思ってしまいました。物欲が止まらない(笑)



とはいえ、ロッドは使い倒して初めてその個性や釣り味が見えてくるもの。



まだ入魂したてホヤホヤなので、もうちょっと魚を掛けてみてから、改めて別の機会に長期使用インプレを書いてみたいと思います。





今回ご紹介したのがこのロッド。飛距離が必要なオープンエリアで繊細な釣りをするにはベストマッチでしょう。
とりあえず汎用的な基本の一本をという方には、900MLがおススメ
122gって驚異的な軽さの使用感は一体どんな感じでしょう?
ランカー狙い、沖堤や大規模河川、サーフもやるなら、Mパワーのコレ。
感度がいかほどなのかも非常に気になります。


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