— とんぷく (@tonpuku3) 2018年2月16日
この日は大潮、13:26干潮、潮位61cmから、19:17満潮、潮位135cmというタイドです。
大阪湾では4、5月がピークとされるバチ抜けですが、個人的にはここ5年ほど、2月からウェーディングでのバチ抜け調査を開始していて、例年コンスタントに成果を上げてきました。
この時期でも特に2月中旬の大潮のタイミングは、多くの魚が湾奥に戻ってきて摂餌行動を開始するタイミングではないかと感じています。
よってこの日はバチパターンの釣りで通そうと、シンペン中心のルアーセレクトでやってきました。
まずは上げの潮を狙う
バチパターンのセオリーでは、満潮からの下げが狙い目とよく言われますが、個人的な釣果データからはそんなことは無いと感じています。
特に2月、3月のように気温が低い時期は、タイドそのものよりも昼間の日照などの方が重要で、シャローの水が温められ、なおかつその潮位が高めのタイミングの方が、シャローエリアにシーバスが寄っている可能性が高い、つまり、上げも充分狙い目になると思います。
まさにこの日はそんな気象条件に恵まれた日だったようなので、 迷うことなくウェーディングポイントに向かいました。
開始しばらくは風により波立っていたため、こんな状況に強い邪道のエンヴィー125MAXで探り始めますが、日が暮れてからは風が収まってきたので、より海面が静かな状況に適しているマニック115に付け替え、遠投してシャローを広く探ります。
ルアーを流す方向を色々変えて試していると、海底がスリット状に落ち込んでいる周辺で
くくっと小さいアタリが。
すかさずロッドを立てて合わせると、気持ちいいエラ洗い。間違いなくシーバスです。
まあサイズはパッとしませんが、 上げ9分の時間帯、やはり予想通り、この潮でシーバスはシャローをうろついていたようです。狙い通りに釣れた感じでこいつは嬉しい!
アタリは非常に小さくシビアですが、狙い方もヒットの仕方もまさにバチパターンといった感じで、先週に引き続きやはりこの時期、バチの釣りが成立するのは間違いありません。
ルアーテストも兼ねて追加を狙う
この魚をリリースした後、今度はルアーをマニックフィッシュ99に付け替えます。
このルアー、昨年行ったスイムテストで、なんとなくマニック88とは少し性格が異なるルアーだとはわかりましたが、発売されたのが6月上旬と、ちょうどバチパターン終盤の時期だったこともあり、充分な実釣テストを行えていませんでしたので、是非とも今年のバチパターンで試してみたいと思っていたルアーです。
これを遠投して沖の流れの筋を横切らせていると・・・3流し目に再びググッとアタリ!
今度も控えめなサイズですが、マニックフィッシュをがっぷり丸呑みしていました。
マニックフィッシュ99、トップでの使い方にフォーカスされがちですが、引き波系シンペンとしてもやはり実釣性能は高いですね〜。
よく飛ぶしサイズ感も良く、88よりも水面直下での踏ん張りが効くので、より荒れた海況にも対応力が高いと思います。
これは今季バチシーズンでは個人的にヘビーローテーションルアーになってくれそうな予感〜。
そして休憩の後、下げの潮も釣査してみる
2匹釣れればもう充分満足。今日はまだまだ狙えそうでしたが、重装備に低水温と、さすがにこの時期長時間ウェーディングは体の負担も大きいので、陸に上がってしばし休憩。
川沿いで釣りされている方を発見したのでお声がけしてみると、ズル引きのチヌ狙いだとか。最近そういえばチヌキビレを全く釣っていませんが、この時期どうなんでしょう?
また下げの潮が動き始めたら魚の食い気が立つかもしれませんので、それまでの間、いつものオカッパリポイントへ移動して、海を眺めながらしばらく休憩とします。
するとそこへTwitterのフォロワーさん、いわぺぺさんが登場。
しばし情報交換した後、ワタクシは下げ潮も調査すべく、先ほどのウェーディングポイントへ向かいます。
海の様子を見ていると、下げの潮が動き始めたのか、遠い沖合にいい流れが出ているようです。
これはチャンスと、その流れに乗せられるようマニック115をフルキャスト。
何投か投げてドリフト気味に流れの中を探っていると、かなり沖合でグググっといい手応え。
遠距離なので大きめの合わせを入れると、首を振る感覚が。結構いいサイズのようで、エクスセンスインフィニティが買ってから初めて!というくらい、気持ちよい曲がりを見せています。
低水温時期にもかかわらずグッドファイトを見せてくれたこの魚、測ってみると60cmをゆうに超えるいいサイズでした。
この魚で、いつもの自主規制、3匹に達したので、ストップフィッシングとしました。
バチパターン開幕は間違いない!
今日は釣果は得られましたが、なかなかアタリは小さく渋めで、合計6回アタリがありましたが乗せられたのは3匹だけでした。
また、後から聞いて知りましたが、下げで最後の魚がヒットした頃、オカッパリをされていたいわぺぺさんも、マニックを使って同時刻にいいサイズの魚をキャッチされていたようです。
表層引き波系のルアーだけで通してこれだけバイトを得られたこと、またその独特な小さいバイトの出方から、間違いなくバチパターンは開幕したと言えるでしょう。
これから春にかけて三寒四温と気温の安定しない日々が繰り返されるので、当然当たり外れはあるでしょうが、 今年は見事に予想通りのタイミングで魚を出すことができ、幸先いいシーズン開幕となりました。
今年は例年に比べて低い水温で推移していますが、海の中は徐々に春が訪れてきているのかもしれませんので、引き続き釣査を続けたいと思います。(実はこの翌日も釣りにきちゃいましたが、釣行記はまた別途…(笑))
今日は本当に満足いく釣りができました。大自然よ、今日もありがとう。
【タックルデータ】
ロッド:シマノ Exsence Infinity S906ML/RF
リール:シマノ '13 Exsence LB C3000HGM / '09BB-X Technium C3000DHG
写真は'16エクスセンスLBです。
ライン:クレハ シーガーR18完全シーバス ステルスグレー#1.0
リーダー:YGKよつあみ GALISショアリーダーFC#5
ヒットルアー:DUO ベイルーフ マニック115
DUO ベイルーフ マニックフィッシュ99
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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