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釣行が楽チンになるバッグ、リトルプレゼンツ ボディバッグB-17 のインプレ

2019年12月24日火曜日

インプレ バッグ リトルプレゼンツ レビュー 装備品 評価 評判

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みなさん普段は釣り道具をどうやって装備されていますか?


今回は釣り専用バッグのお話〜。初めて買うタイプのバッグですが、実際使ってみるとコレが実にイイ!

ワタクシは普段の釣りのほとんどはウェーディング中心なので、装備は基本フローティングベストです。

普段のウェーディングではこんな感じの装備デス〜。


しかしここ2、3年、いつもの浜でもオカッパリの釣りにチャレンジする機会が増えてきました。


特にサヨリパターンシーズンと厳寒期の釣りでは、ほとんどがオカッパリ。


小物の数釣りなら別ですが、特にサヨリパターンシーズンのナイトゲームでは、大物は大抵岸近くのシャローで釣れるので、必然的に岸辺にしゃがんでリトリーブするってシーンが多いです。


そんなシーンではどうにもベストタイプは使いづらいし疲労感もあるし、手持ちのヒップバッグもどうもしゃがんで釣りするときにはイマイチしっくりこない、ということで、この秋、オカッパリ用として新しいバッグ、リトルプレゼンツのボディバッグB-17を買ってみました。




今回はそのバッグのインプレです。





どんなバッグ?


リトルプレゼンツの比較的容量大きめの釣り用ワンショルダー・ボディバッグです。


カラーラインナップはブラックとマンゴーの2色展開。


サイズはH27.5 X 開口部W45 X退部35cmX D11cm。素材はポリエステルです。


ぱっと見はメッセンジャーバッグのような形をしていますが、実際に使う際は斜めがけで背中にぴったり沿うような形で保持します。



どんなバッグなのか、メーカーHPの説明文を引用してみましょう。



・大容量のフィッシング用ワンショルダーバッグです。

・セカンドベルトによってボディにしっかりフィット。釣りの動きを妨げることはありません。ルアーケース、フライボックスを取り出す時にはセカンドベルトのバックルを外し、くるりと前に回すだけです。



・肩パッドは固定ですが、ベルトはワンタッチで取り外しが可能なので肩パッドの位置を変えることができます。左右どちらの肩にもかけることができます。



・内部はまずめ時の暗闇でも見やすいオレンジ色。

・内部はベルクロの脱着可能なパーテーションにより2分割が可能。背負ったときに収納物がすべて落下してバランスが悪くなるのを防止します。

・側面にD環、と2本のテープを装着しました。プライヤーケース、フォーセップ、はたまたフィッシュホルダー等を装着できます。



・正面のフラップには、ファスナー付のポケット内蔵。また横に配置されたテープには、フライパッチ、ピンオンリール、フォーセップ等をご自由に装着可能です。

リトルプレゼンツHPより引用)


ディティール



説明文にもあるとおり容量は比較的この類のバッグとしては大きめで、シーバスゲームで多用されるMEIHOのVS3010NDM(中厚タイプ)が合計4つと、小物類、ドリンク1本程度がちょうど入るくらいです。

定番サイズのケースが4つ入ってまだ余裕ある。


VS3010NDMを4つ入れようとしたら、2枚を2列にして収納しますが、付属のパーティションがあるため、背負った際の荷の偏りも心配ありません。


そこそこマチ幅もあるし、幅に関してはバッグ底部が狭くて開口部側が広くなるようなデザインのため、さらにものを詰め込むこともできますが、そうすると重量増による肩への負担が大きくなるし、バッグが膨らんで安定感が失われてしまうので、詰め込みすぎはあまりオススメできません。

本気を出せばさらにVS-3010NSMを2枚追加できますが、バッグが膨れてしまうのでここまで入れるのはオススメできません。


本体生地には中に薄手のクッション材が入っているのか、程よく厚みもあって耐衝撃性もありそう。他社製フィッシングバッグと比べても、全体的に作りはそこそこ良い方だと思います。


ワンショルダータイプのスリングバッグでしばしばうっとおしく感じることがあるセカンドベルトですが、不要な時は完全に取り外すことができるディティールはいいですね。ワタクシは取り外して使っています。

セカンドベルトの取り付け方式も完璧。余ったベルトもぶらぶらしない絶妙なテンションのゴムバンド付きと、細かいディティールまで抜かりありません。


また、メインのベルトは肩側にしっかりとクッションの効いたパッド付きベルトがあたるようになっていますが、ワンタッチで本体から取り外し可能なので、右利き、左利きやその日の気分によって左右を簡単に入れ替えできます。


このベルト接続器具が非常に秀逸。世の中の他のバッグでも是非採用してほしいディティールで、別売りで売ってほしいくらいです。

コレコレ、ループどうしを接続できる器具がめちゃ便利。コレ単品で売ってないかなぁ?


ちなみにこのバッグ、シンプルでなかなか洗練されたデザインなので、釣り用バッグとしてだけではなく普段使いのちょっとしたメッセンジャーバッグ代わりとしても使えます。


先述の通りクッション性もあるので、カメラバッグとして使うのもアリですね。

背面は立体メッシュで蒸れ防止。クッション性もあるので薄着でも背負い心地は悪くありません。


そんなとき、ゴテゴテしたパッド入りの肩ベルトがうっとおしくなったら、安くで売ってるPPテープでベルトを自作するといいと思います。


上記以外でも、アウトドア用品店などで1m単位で切り売りしてくれるお店が多いです。

バッグの荷重を分散でき、接続器具との相性からかならず50mm幅を選ぶようにしましょう。

ワタクシは1m分購入して両端を袋縫いにして使っていますが、十分なベルト長が確保できています。


こういうアジャスターをつければ、長さ調節もできるようになるのでより便利。


接続器具が優秀なため、自分好みにいろいろカスタマイズできるところは嬉しいですね。


拡張性という面では、バッグ左右側面上部にはD環と2本のテープが配されており、フラップ前面にも一つのD環と、サブポケット下にモールベルトが配されているので、これらに色々なアクセサリーを装着可能。

D環はいろいろなアイテム装着に便利。ちなみにファスナー引き手は夜光素材が使用されています。細かいところまで気が効いてますね〜。


側面の2本のテープはパズデザインのバッグやベストのプライヤーホルダーとしても採用されているディティールですが、このバッグに関して言えば基本姿勢が斜めがけなので、このテープ部分に直接プライヤーを挿すのはオススメできません。

前面モールにリーニアのプライヤーホルダーを、側面テープにアングラーズデザインのグリップホルダーを装着したところ。まあまあ使い勝手イイです。


バッグの向きが変わってもぶらぶらしたり落ちたりしないよう、プライヤーホルダーやグリップホルダーなどを装着して使うのが良いと思います。



実釣インプレ



今年のサヨリパターン時期のナイトゲームはほとんどこのバッグで釣りをしましたが、背負い心地が思った以上に良く、フローティングベストなどと違って体の前面に邪魔になるものがないため、長時間の釣りでもストレスフリーで快適な釣りができました。


背負ったときに背中にフィットしてくれるデザインなので、肩と背中にうまく荷重が分散されて、疲労感が少ないのかもしれませんね。


とにかくキャストやリトリーブなどの動作が楽ちん。


特に姿勢を低くしてリトリーブを繰り返すようなシーンでは、最高の使い勝手だと思います。


ただ、実釣を通してちょっと不満に思う部分も出てきました。


1つ目は、ベルト長が短めであること。


冬シーズンの防寒着で着膨れした状態では、ベルト長を最大にしても、若干長さが足りないような気がしますので、もう少し調整幅に余裕があればなぁと感じました。


メッセンジャータイプのバッグなので、フラップ部をめくって中の物を取り出すのは当たり前の動作なのですが、ベルトがやや短めということもあって、厚着をする秋冬シーズンではフラップを上げて中のものを取り出す際、フラップ上端が下顎に触れるような形になってバッグの中身を若干確認しづらいんですよね。


これについては、先ほど述べたようにPPテープを使って自分で長めのベルトに交換すれば解決するので、気になる方は是非やってみてください。


2つ目は、フラップの開閉動作がめんどくさく感じること。


頻繁にルアーチェンジするようなシーンでは、いちいちベルクロのついたフラップをベリベリとめくるのが若干めんどくさく感じることもあります。

慣れれば素早く開閉できるんですが、コレが結構めんどくさかったりします。


最近のリーニアやダイワのメッセンジャータイプのバッグで採用されているような、バッグ内部にアクセスできるジッパー開口部があれば、もっと使い勝手が良かったんじゃないかと思います。


ズバリこのバッグのライバル商品はコレ!モールシステムによる拡張性の高さとフラップ操作なしでメイン気室にアクセスできる背面防水ファスナーが特徴のバッグです。



インプレまとめ


リトルプレゼンツのボディバッグB-17は色々使い勝手の良い数々のディティールを備え、シンプルで飽きのこない秀逸なデザインに抜群の背負い心地と、釣り用バッグとしては結構完成度が高く、長い期間愛用できる一品じゃないかと思います。

クラシックながらどこかモダンな印象も併せ持つスタイリングと、装備をコレ一つにシンプルにまとめることができるユーティリティ性の高さがこのバックの大きな魅力。オカッパリ用としては非常にイイんじゃないでしょうか。


ただ、上記の通り実釣で長く使うと、細かなところで若干不満に思うところが出てきたのも確か。


この点2点さえ解消されたら、間違いなく最高のフィッシングバッグになると思いマス。


今のまんまでもモノ自体は非常にイイのですが、リトルプレゼンツさんには、キープコンセプト、キープデザインでこの2点を解消した次期改良モデルを是非とも作ってほしいところですね。



2019年12月現在、リンク先のお店で信じられないくらい安値で売ってマス!
ワタクシは同じくらい安かった密林でポチりましたが、どうやら現在品切れ中みたいですね。

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