今回は寒い時期の釣りの必需品、防寒グローブのお話です。
つい昨年末、「もうネオプレグローブには戻れない!リトルプレゼンツ スパンデックス3FレスグローブAC-103のインプレ」と言う記事で、リトルプレゼンツの非常に優れた防寒グローブのインプレを書いたばかりですが、実は時期を同じくして、もう一種類、別のグローブも買って試していました。
そのグローブとは、フリーノット FOURON リストロンググローブ 3本カットY4185。
その名の通りリストガードが長〜いグローブ! |
しばらく使ってみたので、この防寒グローブについても軽くインプレを書いてみたいと思います。
どんなグローブ?
釣り針や仕掛けで有名なハヤブサが展開するアパレルブランドがフリーノット。
ワタクシは昨年になってはじめてここの製品を買ってみましたが、手にとってみると実に機能性・実用性、デザインともにバランスが取れて高感度、優れたアイテムが多いということで、結構最近よく買ってます。
ただ、かなり内容的に良い商品が多いにもかかわらず、FREEKNOTはWEBカタログがイケてなくて、製品の特性や良さが全然伝わってこないところが非常に残念ですね〜。
モノは確実に良いので、もうちょっとアピールすればイイのにと思ってしまいます。
ところで、フリーノットといえば、釣り具業界で唯一、人の体から出ている体温を吸収し、遠赤外線を効果的に体に輻射する「光電子素材」を採用しているブランド。
今回ご紹介するFOURON リストロンググローブ 3本カットY4185は、手の甲側裏地と、長めに作られたリストガード部分にこの光電子サーモライトシープバック超厚手生地がつかわれている防寒グローブです。
手首周りは冷気の遮断、保温、フィット感向上のためリストガード部分が長めに設定されており、甲部分は風対策のために撥水性のある防風ストレッチ素材が採用されています。
そして掌部分はグリップ性に優れたナノフロント素材を採用。
このナノフロント素材と甲側の防風素材の間は、フィット感を高めるよう薄手のストレッチ素材が使用されています。
全体的に防寒グローブとしては非常に軽量、比較的薄手で、フィット感の高いグローブと言えます。
登場は2018年秋冬なので、比較的新しい製品ですね。
実釣インプレ
何度か実釣で使用しましたが、防寒グローブとしての機能性はなかなか優秀。
特に北風が強いような状況では、冷気が入り込みがちなリスト部分がしっかりガードされているため冷えを感じにくく、また甲を覆う防風ストレッチ素材のおかげで、ファブリック製グローブにありがちな、スカスカと冷気通すような感覚は全くなく、冷えを感じません。
輻射熱で保温する光電子サーモライト素材はしんしんと冷え込む状況でもじんわりと暖かさを感じる保温性の高さで、逆に少し手に汗ばむような状況でも吸汗速乾性がある素材であるため、快適性はとても高いです。
このグローブ、縫製は中国のようですが、つけ心地も悪くなく、内側の縫い返しが当たるような不快感もありませんし、3本カット部分の端の処理も丁寧に縫製されているため、この部分の耐久性も悪くなさそう。
実際に、寒い時期のライトゲーム(とは言ってもシーバス狙いですが)で使ってみましたが、キャストやリトリーブ、フッキングなどあらゆる動きがナチュラルに行えて、使用感は上々。
ちょっとシルエットが立体裁断ぽいので、手の動きにナチュラルに追従してくれるんですかね〜。
最初は、掌部分(内側)に保温素材が使われていないため、防寒性能面でイマイチかな〜と思いましたが、実際に使ってみると、コレはコレで冬季の繊細なアタリを感じる素手感覚が残っていていいんじゃないかと思います。
リトプレのスパンデックス3FレスグローブAC-103に比べると、若干つっぱり感がありますが、それでもネオプレグローブなどに比べるとはるかにつけ心地は軽快で、長時間使用後の掌に感じる疲労感もぜんぜん少ない。
サイズ感はどちらかというと表記に対してゆったり目ではなくタイト目なので、ルアーチェンジやノット作成など細かな操作はしやすいです。
総じて、実釣では申し分ない使用感のグローブだと思います。
インプレまとめ
FOURON リストロンググローブ 3本カットY4185は、軽量で高機能、高い防寒性能にフィット感と操作性を兼ね備えた、釣り用グローブの中では独特のキャラクターを持ったグローブ。
長年ネオプレーンばかりを使ってきましたが、コレも一度使い始めると、もうネオプレグローブには戻れなくなってしまうと言うくらい、本当にその使い勝手のよさは格別で、最近はリトプレのスパンデックス3FレスグローブAC-103とコレばかりをローテーションして使っています。
このグローブも洗濯で傷みがちなネオプレ素材と違って、気軽にガンガン洗えてすぐ乾くので、いつも清潔な状態で使えるってところもいいですね。
ただこのグローブも、やはり弱点はあります。
それは水濡れ。
甲側素材は撥水性もあり小雨程度なら大丈夫ですし、速乾素材なので多少濡れてもすぐ体温で乾きますが、本格的な土砂降りの日や、水に手をつけるようなウェーディングシーン(ワタクシはつけないですが)でしっとりグローブを濡らしてしまうような場合は、やはり冷えを感じてしまいます。
なので、こういう時は濡れても保温効果が期待できるネオプレグローブの方に分がありそうですね。
ということで、向かないシーンもあるにはあるのですが、普段の釣りで使うには申し分ない機能性。
以下にあてはまるような人は、このグローブを積極的に選ぶ理由は十分あると思います。
● 釣りの際、グローブを水につけない
● グローブは防寒性も大事だが、感度や操作性は失いたくない
● 使用済みのグローブはさっさと洗濯したい
なかなか釣具店店頭でお目にかかれない商品ですが、モノはイイので是非機会あれば手にとってみてください。
きっと気に入ると思います。
ワタクシはこのブラックカラーを買いました。
色違いでチャコールもあります。
シリーズものでこういうのもあります。こっちはリストがショートで防風素材が省かれていますが、その分圧倒的な軽さと付け心地の良さは格別!
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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