新しい相棒
今年は早春のバチ、マイクロベイトパターンから6月初夏の釣りに掛けて、しばらくヤマガブランクスのブルーカレント83/TZ NANO と ブルーカレント93/TZ NANOというライトゲームロッドばかりを使ってきました。
しかしこのところ、夏場になってきて魚も体力をつけてきたのか引きも強くなってきたし、バイブレーションを使った釣りをする機会が増えたことから、大型アカエイやナルトビエイが掛かることが非常に多くなってきました。
カテゴリー上はライトゲームロッドとはいえ、ブルーカレントシリーズでもシーバス相手ならパワー的に全く問題ないのですが、流石に10kgクラスのナルトビエイなんかが掛かると、ランディングするにも一苦労。
非常に長時間にわたるファイトを余儀無くされることもままあります。
ということで、今年もそろそろ季節に合わせてよりパワーのあるロッドに持ち替えねばと、ここしばらく押入れに眠っていたエクスセンスインフィニティS906ML/RFを引っ張り出してきて使っていました。
エクスセンスインフィニティは、さすがシマノ最高峰だけあって、ある意味理想的なシーバスロッドではあるのですが、ただ一つ問題点が。
それは、ワタクシのようにベイトや魚の群れを追わない粘りの釣りをする人間にとっては少し使用上の疲労感が大きく感じられることです。
以前愛用していたレギュラースローアクションのエクスセンスFlexPerformanceなら、長時間の連投でも疲れ知らずだったのですが、新世代のインフィニティはより感度やレスポンスを重視した味付けのため全体的にシャキッとハリがあり、それゆえに長時間ひたすら投げ続ける釣りにはちょっと腕肩への負担が大きいのです。
ということで、もうすこしダルい感じの、曲げ調子のロッドを密かに探していました。
そこで白羽の矢が立ったのがバリスティック。
新しい相棒バリスティック。また実釣インプレは改めて書こうと思いマス〜。 |
ブルーカレントシリーズの使用感から、おそらくワタクシの求めるテイストにどんぴしゃりでは?と予想して、実物を触りもせずにまたまたポチってしまいました。
というわけで前置きが長くなりましたが、7月6日(土)、新しい相棒バリスティック92ML/TZ NANOの入魂式を敢行すべく、またまたいつもの浜にやってキマシタ。
条件は最悪?
この日は中潮、8:59満潮 潮位157cmから、15:49干潮、潮位18cmと、潮は比較的動く日です。
しかし、前々日から北よりの風が続いており、おそらく水質はどクリア、下手したら青潮が発生していてもおかしくないような条件で、出撃前から大苦戦が予想されました。
午前10時過ぎに現地に着いてみると、すでに何人かの先行者が。
距離を取らなければ失礼なので、お気に入りのポイントには入れず、西側からアプローチします。
水は思った通りどクリアで、さらに悪いことに、この時期としては水温もかなり低いようです。
先日の釣行記にも書きましたが、この時期、昼潮、季節風による溶存酸素量の高まり、濁りという、真昼間にシーバスが釣れる条件が揃うことで、デイの激シャローでも臆することなくシーバスがルアーを食ってくるのですが、これだけ水がクリアだと流石にシーバスも警戒してしまうと思います。
さらに水温も低いせいで、活性も低そうだし、辺りにベイトっ気も感じられません。
うーん、予想以上にアカン日だなぁと思いながら、せっかくの入魂式ということで、バリスティックの使用感のテストも兼ねて、ナチュラルカラーを中心にミノー、バイブ、シンペン、ジグヘッドなどいろんな種類のルアーを投げてみます。
ルアー投げ(笑)をしていたら、なんとシュナイダー13でワニゴチが釣れマシタ。 |
そんな感じでルアー投げを続けていたところ、お昼ごろには先行者のお二人は帰って行かれましたが、いつの間にか対岸には7、8名ほどの釣り人が。
みんなライジャケもなしで、ウェーダーも履いていませんが、がっつりウェーディングしています。
ここは浅場でもアカエイだらけの場所なのに、あぶないなぁと思って見ていたら、聞こえてくる話し声からどうも外国の方たちのようですなぁ。
本当にあぶないよと言ってあげたいところですが、ワタクシ中国語はできないのでやめておきました。
そんな矢先、怪しいアタリが。
この地を這うようなヒキは、あいつに違いない。
上がってきたのは予想通り、踏みごろサイズの中型アカエイでした。
いつものようにコレを使って触れることなくフックオフ。
気を取り直してゲーム再開したところで、ようやく本命からのアタリが!
すかさず合わせると、エラ洗い。シーバスですな!
サイズは残念ながら40cm台。しかし夏シーバスらしくいいヒキを見せてくれました。 |
サイズは小さいですが、これで無事入魂式は成功!
さらに毎月1匹の目標もクリアです。
やはりどクリア水温低めってのがよくなかったのでしょうか、ナチュラルカラーのシュナイダー13で、シャローのブレイク付近、ボトムレンジでようやく食ってくれた感じですが、フックも外掛かり皮一枚状態で渋い食い方でした。
その後、同じような渋めのアタリでもう1匹ヒットしましたが、あいにくこいつもフッキングが悪かったのかバレてしまいました。
そうこうしているうちにいつの間にか対岸にいたはずの釣り人たちがこちら側の岸に移動してきました。
気がつくとワタクシの右側にも左側にもその集団が。
さらにその人たち、エイらしき魚が掛かったら、水に入ってキャッチしようとするし(づやら未遂に終わったようですが)、根掛かりしたら胸付近まで浸かってルアーを外しにいこうとしたり、辺りはエラいことに。
これじゃあ釣りにならないなと陸に上がって休憩していたら、いつの間にかワタクシのいた場所でもルアーを投げています。
というわけで、夕方まで長時間休憩を余儀なくされてしまいました・・・
夕方以降はお仲間が続々と登場されたので、釣りを再開しましたが、夕まずめでもやはり状況がよくなかったのか、中型キビレが1匹釣れただけ。
まあこれだけアタリが無い日だとキビレさんでも十分嬉しいです。 |
粘ってナイトゲームもちょこっとやってみましたが、レビンミニに明らかにシーバスと分かる魚がヒットしたものの即バレ。
その後はボラやんのアタリばかり続くようになったので、納竿としました。
本日の釣りを振り返る
今日は北風つづきの3日目ということで、シビアな釣りを予感していましたが、予想を遥かに上回る悪条件(笑)も重なって、思い通り釣りをすることができませんでした。
それでもなんとかシーバス、キビレで今回の目標である入魂を果たすことができ、そこはまあ満足です。
長時間休憩を余儀なくされたものの、10時間以上釣りをしてNewロッドの使用感を確かめてみた結果、狙い通り長時間の釣りにおいても疲労感は少なく、またロッドのキャラクターも思った以上に自分の嗜好にぴったりだということもわかりました。
今後おそらく、秋から初冬のパワーゲームにはエクスセンスインフィニティシリーズを、厳寒期からバチ抜け期のフィネスな釣りにはブルーカレントシリーズを使うことになるでしょうが、それ以外のシーズンは全てこのバリスティック92ML TZ/NANO一本を使うことになるでしょう。
本当にいいロッドに巡り会えたと思います。
長い付き合いになりそうです。 |
また詳細なインプレは別途書こうと思いますが、とりあえず次週の釣りで使うのがいまから楽しみでなりません。
来週こそは南風と濁りが戻っているといいなぁ〜。
ということで、またしつこく釣査に来ようと思います。
大自然よ、今日もありがとう。
※その他ヤマガブランクスのロッドインプレはコチラ
【タックルデータ】
ロッド:ヤマガブランクス バリスティック 92ML/TZ NANOリール:シマノ '16 Exsence LB C3000MXG
ライン:クレハ シーガーPEX8 ルアーエディション#0.8
リーダー:DUEL CN500 カーボナイロン #4
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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