ばばばば〜ん!今回はひさびさにイイのがキマシタ! |
7月14日(日)、朝4時に目覚ましをかけて朝まずめに勝負をかける予定でしたが、いつも通り寝過ごしてしまいました。
携帯のアラームは一番うるさいヤツを最大音量で5分刻みで6回も鳴らしていたはずなのですが、目覚めて携帯を見ると全てOFFに。
一体いつの間に消したんでしょう(笑)
ということで、午前中の下げ潮を釣ることはできないので午後の上げを狙うことに。
小学生の息子に冗談で行ってみるか?と声を掛けると、行くとの返事だったので、息子の分の装備とルアーを用意していざ浜へ。
海に異変が?
雨が降ったり止んだりしていたからでしょうか?最近はいつ行っても人がいっぱいの浜辺も、今日は釣り人が居ません。こりゃイイ。
ということで、親子でお気に入りのポイントにエントリー。
しかし、ひざ下の水深でもつま先が見えないほどの透明度の低さ。
赤茶色とおり越してほとんどコーヒーみたいなトンデモない水の色です。
波打ち際でもこの色。水深20cmで底が見えなくなります。 ミノーとか泳がせても少し潜らせると全く見えませ〜ん。 |
前日から北風が続いていたので、クリア寄りになってるかと思いきや、全くそんなことないですなぁ。
夏場のデイゲームは濁った方が断然釣れるのですが、これだけ濁りが激しすぎると魚もルアーを見つけられないんじゃないか?
さらに、波打ち際をよくみてみると、そこら中に魚の死骸が!
以前にも別の記事で書きましたが、夏場、南風が長期間続いた後に北風が続くと、いつもの浜のような閉鎖性海域では深いところの貧酸素水塊が巻き上げられ、特に小型魚が大量死してしまうことがありますが、今回もどうやらそういうタイミングに当たってしまったのかもしれません。
一昨年ほど大規模ではないものの、波打ち際には結構な数のチヌ、コトヒキ、イナッコなどが死んでいます。
コレは厳しい。どうりでカラスの数が多いしベイトの姿が見当たらないはずです。う〜ん。
さらに追い打ちを掛けるように辺りには鵜の大群が!しかもベイトがいないからか休憩してます。ダメだこりゃ! |
とりあえず釣りしてみる
アカンぽい雰囲気まんまんですが、せっかく来たので帰るわけにもいきません。
きつすぎる濁りの中では大きめの波動がよかろうと、しばらくシュナイダー13の玉彩やグリーンゴールドなど、濁りに強そうなカラーを中心に投げ続けましたが、まったく反応はありません。
濁った状況も想定したカラーも多数持ってきていましたが、流石にここまで濁ってるとは・・・ |
まあ、こんな状況ではそう簡単に食ってはくれないでしょうが、チヌキビレさんも来てくれないか・・・
ダメ元でスウィングウォブラーで水面をかき回してみたり、ドーバー70Fの速いピッチでクイックに広範囲を探ってみたり、フランキー90で少しレンジを入れて探ってみたりしましたが、それらにも全く反応はありません。
息子も横でスライス70を連投していますが、アタリはなさそうです。
やっぱりダメなのかなぁ〜。
チャンス到来か?
そうこうしているうちに、上げの潮が効き始めたのか、少し水に動きが出始めました。
もし魚が居るなら食ってくるのはこういうタイミング。
とはいえ、水の状況がこんな日では、やはりそれほど魚に食い気はないでしょう。
それに、透明度が低すぎるので、速い動きでは魚がルアーを追いきれないかもしれません。
ということで、シャローのブレイク周り、中層以深を少しスローに探ってみようと、ルアーをサルベージソリッド60ESのチャートキャンディーにチェンジ。
サルベージソリッド60ESは、本家サルベージ60ESに比べると沈降も早くタイト目のアクションで、ABSバイブの中では比較的鉄板に近い性格のルアーと言えるのですが、鉄板ほど水かきは強くなく、それでいてアクションの立ち上がりやロッドワークへのレスポンスが抜群に良いルアーなので、シャローでの小刻みなリフト&フォールなどにはベストマッチなルアーです。
この時期のシャローゲームでは必ず持っておきたいルアー、サルベージソリッド60ES。
夏特有の濁り潮時のデイゲームでは特にこのカラーがオススメです。
コレでしばらく沖の地形変化をリフト&フォールで探っていると、ググっとアタリ!
すかさずアワセると、エラ洗いはなかったものの、明らかにシーバスのヒキ!ヤッタ!
しかし残念、ものの数秒間のファイトでバレてしまいました。食いが浅かったのかなぁ。
釣れそうな気がしてきた!
バレてしまったものの、本日初のアタリ。こんなに状況が悪そうでも、食ってくるヤツが居るとわかりましたし、アプローチも正解のような気がしてきました。
ということで、少し休憩して場所を休めた後、再びゲーム再開。
流れと地形変化が絡むあたりを丹念に探っていると、再びグググっとアタリが!
今度もエラ洗いはしませんが、グングンと頭を振るこのヒキは紛れもなくシーバス!
バレないようガツンと追い合わせを入れて、しっかりフッキングしたことを確認した上で、息子とロッドを交代します。
糸を緩めるなよ〜とか横で言いながら、タモを構えて魚が姿を見せるのを待ちますが、バリスティックがえらい曲がっています。ありゃ?思ったよりデカい?
結構ヒキが強かったようで息子はやり取りに時間がかかってましたが、それでもなんとか浅瀬に誘導することに成功。
現れた魚は予想以上にデカかった!こりゃ60は余裕で超えてるぞ!
しかもテールフック一本と非常に危なかしい掛かり方!
バレるんじゃないかとかなりヒヤヒヤしましたが、最後はワタクシが沖に歩いて行ってなんとかネットイン成功!
上がってきたのはジャスト70の立派な鈴木さん! |
親子揃ってヤッターと声を上げてしまいました。
他の釣り場なら大して珍しくもないかもしれませんが、ワタクシにとってはこの浜での70アップはこの日以来、実に3ヶ月ぶり。
写真ではわかりづらいですが、痩せ気味のボディに粗めの鱗、黒く日焼けした姿は明らかに居着き系の魚。
まあ、こんな隠れ場もなにもない浅い浜なので、港湾にいるようなガチの居着きとは違って、辺りの深場とブレイクまわりを行ったり来たりうろついているようなタイプでしょうね。
ここでは年にたった数回しかお目にかかれないイナッコボイルシーンで見かける、茶色っぽいボディの、なかなかルアーを食ってくれない手強いヤツです。
しかし今日は、濁りのおかげでうまく騙されてくれたのかもしれませんなぁ。
お次はナルトビ君の洗礼
この魚をリリースした後、キャスト再開するとさっそく息子にナルトビエイがヒット。
イルカショーみたいに派手なジャンプを何度も繰り返して暴れまわっていましたが、息子もちょっとやり取りに慣れてきたのか、ワタクシが手助けしなくても独力でランディングまで持ち込めていました。
ボーダレスショートスペック260M-TにBB-XハイパーフォースC2000DHGという非力なタックルでナルトビ君を取り込めるんだからたいしたものです。
息子はまだ3回に1回はかならずミスキャストしていますが、だんだん道具の扱いにも慣れてきたようです。 (ちなみにカッパの下にはちゃんとライフジャケットを着て、電気式エイガードも装着してます。大人も子供も関係なく、安全対策は十分にしたいですね。) |
結構長時間続いたこのファイトで息子は疲れてしまったようでしたので、その後は浜で少しおやつ休憩して納竿。帰途に着きました。
子供の頃によく親父に頼んで釣りに釣れて行ってもらいましたが、まさか自分が息子と釣りするようになるとはおもいませんでした。あの頃の親父の心境が少し解ってきたような気がします。 |
今日の釣りを振り返る
今日はまさかのグッドサイズが来てくれましたが、ラッキーヒットみたいなモンで、大量の魚の死骸に濁り過ぎた海、ベイトっ気ゼロに鵜の大群と、ホントにヒドい状況でした。
例年この時期は少し成長したイナッコに着いて、数は多くないもののシーバスの回遊も見込めるはずの時期。
今日のような悪い状況が尾を引かなければ良いのですが、まだ若潮から中潮に入ったところなので、今週の潮回りで多少なりとも回復してくれるかもしれませんね。
天気も悪かったですが、なんとか1匹出てくれたので、親子ともども楽しめました。
また機会あれば息子と一緒にウェーデイングしに来ようと思います。
大自然よ、今日もありがとう。
【タックルデータ】
ロッド:ヤマガブランクス バリスティック 92ML/TZ NANOリール:シマノ '16 Exsence LB C3000MXG
ライン:クレハ シーガーPEX8 ルアーエディション#0.8
リーダー:DUEL CN500 カーボナイロン #4
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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