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装備品について リバレイの2020年新作防水透湿ウェーダー RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895 のインプレ

2020年7月24日金曜日

RBB インプレ ウェーダー ウェーディング リバレイ レビュー 装備品 評価 評判 防水透湿

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みなさまこんにちは。



以前、下の記事にも書いた通り、ここ2年半ほどメインで使ってきたシマノXEFOのドライシールド・サーフウェーダーに修理不能な漏水が生じたため、とうとうウェーダーを買い換えることにしました。



今回購入したのは、リバレイの2020年春の新作、RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895というウェーダー。


実は同時にもう一本、リアスのサーフウェーダーも買ったのですが、それはまた別の機会にインプレするとして、 今回は、このRBBのウェーダーのファーストインプレッションをお届けしたいと思います。



どんなウェーダー?



リバレイという名前で有名な株式会社双進のソルトブランド、RBBから2020年春にリリースされた、3D(立体裁断)の防水透湿サーフ専用ウェーダーです。



実はリバレイ、この2020年に主力ウェーダーのラインナップをフルモデルチェンジしていたようで、今回取り上げたサーフウェダー(透湿素材のラジアルソール版)だけではなく、同モデルの非透湿素材版ともいえる3Dサーフウォーカー、そして3Dシュープリームウェーダーというフェルトピンソールタイプの防水透湿汎用ウェーダーと、同モデルの非透湿素材版と言える3Dタイドウォーカー、そして、透湿素材のストッキングタイプ、3Dシュープリームストッキングウェーダーについても、同時期にモデルチェンジしていますね。


名前が似たり寄ったりでややこしいですが、同社のミッドレンジ価格帯のウェーダーの仕様やパーツを共通化してコスト削減に務めているといった感じでしょうか。


これらのうち透湿素材を使った3Dシュープリームウェーダーシリーズの3本では、同社の誇る防水透湿素材、SUPREME AQUAMAXを採用しています。


このSUPREME AQUAMAXという素材、特殊なポリウレタン樹脂をコーティングしたアクアマックスの進化版のようで、リバレイカタログには以下のように記載されています。

[アクアマックス シュープリーム]より進化した高性能の透湿防水素材「アクアマックスシュープリーム」外側からの水滴は浸透させない高い撥水性能と、内側の汗やムレによって発生する水蒸気は効果的に排出する高性能ファブリック。アクアマックスと同様に伸縮性能に富みアクティブなアウトドアシーンでの使用に最適。

  • 防水性
  • 高透湿性・低結露性
  • 対洗濯性
  • 防風性
  • 優れた耐久性・撥水性
  • 最高レベルの結露防止性

 (リバレイ 2020年度カタログ解説文より引用)


リバレイは透湿素材の性能を数値で公開はしていないので、他社製品とスペック面の比較はできないので、その辺はまたしばらく使ってみてインプレに書きたいと思いますが、説明文を見る限りメンブレンではなくコーティングのポリウレタン系防水透湿素材という事でしょうか。


世間の評判は悪くないみたいです。


また、どうやらストレッチ性に富むようなので、動きやすさなども期待できそうですね。



ファースト・インプレッション



とりあえず箱から取り出して、ウェーディング必須のアイテム、アクティブエイガードを取り付けてみます。

パッと見た印象では、結構布の量が多い!

足のサイズがMだと微妙に小さいかもしれないので、Lサイズを買ったのですが、身長170〜175cm向けで、ワタクシは173cm前後なので、ちょうどいいサイズのはずが、どうも雰囲気的に大きそう。


ものすごく布の量が多いような気がします。


膝周りが着続けたパンツのごとく抜けているように見えますが、これは立体裁断によるもので、動きやすさを考えてのディティールです。

着てみると、やっぱり若干大きいような気がしますね。


脇の下ギリギリまで防水透湿素材で覆われています。


しかしまあ、大きすぎるほどではないですし、これなら安心して限界までディープウェーディングできるので、これはこれで良いかもしれません。


生地は比較的厚手でしっかりした印象ですが、新品の時は各社とも同じような風合い、印象なので、この辺は長期使用してインプレを書きたいと思います。


以下では各部の写真とともに、ディティールをご紹介しましょう。


胸の内側には簡易防水ジッパー付きのポケットが。ズボンのポケットに財布や鍵を入れたままでウェーダーを着て、その状態で地べたに座ったりすると、知らず知らずのうちに臀部の素材を傷めてしまうので、財布や鍵などはここに入れるのが良いでしょう。

お尻周りは二重生地などにはなっておらず、特に目立った補強はされている様子はありません。
しかし各社最新のウエーダーはどこもそういうの(尻や膝を二重にしない)が増えてきましたね。単なるトレンドなのか、コストダウンなのか、それとも透湿素材の耐摩耗性が上がってきた証なのか?

ウェーダーで最も劣化破損が多いブーツと透湿素材との接合部分は二重化された生地で覆われていて、裾部分はネオプレンジャージのグラベルガードのような終端処理がされています。(写真ではアクティブエイガード端子を装着するためにクラレのマジックバンドを装着しています。)

底面はラジアルソール。サーフに限らず、干潟や砂泥底ではこのタイプのソールがオススメ。この方が歩きやすいだけでなく、ハマりにくい、また、万が一ハマった時にも脱出しやすいため、安全性の面でも分があります。
なぜ各社がもっとラジアルタイプの選択肢を増やさないのか全く理解できません。

ブーツはコレといって特徴が見当たらない、PVC(塩ビ)のブーツです。脱ぎ履きしやすいようかかとにはキックもついているため、外付けタイプのエイガードも装着できそうですね。中には一般的なシューズについてくるようなインソールがついていますので、足裏のあたりもマイルド。

全体のシルエットは上の写真の通りですが、特にひざ下は比較的スリム&タイトなシルエットです。水圧の影響が少なめで水中での移動などは比較的やりやすいんじゃないかと思います。見た目的にもスマートで、デザイン面は気に入りました。



 実釣インプレ


早速 、実釣でも使ってみました。


写真の通り、やはり胸のかなり上の方まで生地で覆われるため、かなりのディープウェーディングでも浸水の心配は一切なさそうですね(笑)

コロナで外出自粛生活のため、ヒゲが汚くてスミマセン。胸のかなり上の方まで防水生地で覆われていることがお分かりでしょうか。

着心地は比較的軽めで、まだ新品なので決めつけはできませんが、透湿性も悪くなさそうで快適です。


やはりこのSUPREME AQUAMAXという素材、多少の伸縮性があるのか、しゃがんだ姿勢などでも生地のツッパリ感が少なく、足上げなども含めて動きやすい印象です。


立体裁断のカッティングが効いているってのもありそうですね。


ひざ下もスリム目なカットのおかげで、変なダブつき感もないですし、水中の移動も水抵抗が少なく楽チン。


ブーツに関しては、ソールの硬さも含めてもう少し剛性感があった方がいいかなと思いましたが、はき心地も含めてまあ悪くはありません。


とまあ、この辺までは、なかなか好印象。


しかし、1時間ほどウェーディングしていて気になることが。


それは、水圧によるブーツの潰れとそれによるつま先周りの圧迫感。


やや深めにウェーディングしていたというのもありますが、2時間も浸かり続けていると、足先まわりが痛くてたまりません。


ここ数年間はソックスタイプのウェーダーや、シューズタイプ(ソックスの上にシューズを作りつけたタイプ)のウェーダーばかり履いていたので、水圧により足に痛みを感じることは皆無でした。


よく考えたら、最後にチェストハイを履いたのは4、5年前。


たしかその時も水圧によるブーツ潰れで痛い思いを結構していたような・・・


もちろん、保有しているヒップウェーダーなどはコレと同じようなPVCブーツタイプなのですが、そっちはあまり深く浸かれないため、水圧で足が痛くなるようなことはないですもんね。

 
慣れればまた変わってくるのかもしれませんが、これだけ痛かったら、2時間に一回くらいは浅場に上がって足を休めないと、どうしても集中して釣りができません。


ウェーダー自体は非常に好印象だったのに、これは非常に残念ですが、やはりコレがブーツフィットウェーダーの限界なのでしょうか。


例えば、リアスのサーフウェーダーに採用されているSPブーツは、ブーツ内のソックス部分が水圧をある程度吸収してくれるので、数時間ディープに浸かりっぱなしでも、足が痛くなることはありませんし、似たような構造のシマノのXEFOドライシールドサーフウェーダーも、このような痛みは皆無でした。




これらのウェーダーに慣れてしまった後で、普通のブーツフィットタイプを履いたから、余計に痛みが大きく感じるのかもしれません。


もう一つ感じたのは、ポイントから車までの帰り道。


砂浜、舗装路混合の道のりを、7〜800mくらい歩くのですが、やはりブーツフィットタイプのウエーダーだと、この距離歩くのはちょっと疲れますね。


足首周りにホールド感がなく、どうしてもブーツの中で足が動いてしまうので、致し方ないとは思います。



ファーストインプレッションまとめ




とりとめもなくインプレを書いてしまいましたが、今回購入したRBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895は、久しぶりに買ったごくスタンダードなディティールのブーツフィットウェーダーながら、素材、仕立てとも十分なクオリティで、実釣においても動きやすく着心地も良く、それでいて比較的抑えめの実売価格ということで、全体的にとても好印象なウェーダーでした。


ただ一つ、やはり気になったのはブーツの潰れで感じた痛み。


世に出ているウェーダーの大半は、これと同じブーツフィットタイプ。


決してリバレイのこのブーツが、他社のそれより劣っているとは思いませんが、長い間その形を変えることなく売られてきたクラシカルなスタイルのウェーダーも、そろそろ旧来の常識にとらわれず、革新的な仕組みを取り入れて変化していってもいい頃じゃないかと思います。


たとえば本文中で紹介したリアスのSPブーツや、現行シマノのサーフトリッパーウェーダーに採用されているソックス一体型とも言えるブーツ(シューズ)は、既存のブーツフィットタイプとは比べ物にならないくらいの走破性とはき心地を見せてくれますし、同様な作りのシマノのアクトゲームウェーダーに採用されているブーツでは、さらに先端に水圧による潰れを軽減するための樹脂板が入っているなど、既存のブーツのあり方を変革しようとする意欲的な試みが見て取れます。


まあ、上記いずれのウェーダーも結構値段が高いので、こういうディティールを採用できるのでしょうが。


しかし、多少値段は張ろうが、こういうイノベーティブなアイテムはおそらく市場には受け入れられるはず。


チャレンジングな製品を作ることはメーカーとしても当然リスクはあるでしょうから、簡単にできる話でもないかもしれませんが、リバレイのようなウェーダー界の超老舗メーカーにこそ、こういうより付加価値の高い、あっと驚く製品を作って欲しいところですね。


おっと、だいぶ話が脇道に逸れてしまいましたので軌道修正しますが、そういうちょっと残念に感じたところがありつつも、この3Dシュープリームサーフウエーダー、使い勝手はなかなか上々。


特に立体裁断の恩恵は明らかに感じられるほど動きやすく、ウェーダーを履いたままオカッパリに切り替えて、しゃがんでルアーをリトリーブするようなシーンでも、変に突っ張ることがなくストレスの少ない釣りができる優れたウェーダーだと思います。


防水透湿ウェーダーはいわば消耗品なので、「透湿性能や動きやすさは犠牲にしたくないけれども、できればコスパが良いブーツフィットウェーダーを」とお探しの方にはちょうど良い塩梅のウェーダーなのではないでしょうか。


いろいろ種類があるウェーダー、どれを買おうか悩んでしまった場合にはとりあえずオススメできる、価格と内容のバランスの良いスタンダードなアイテムだと思います。




今回ご紹介したのはこのラジアルソールタイプ。「サーフ」と名称が付いていますが、砂地に限らずラジアルの活躍範囲は意外と広くメリットも多いので、オススメです。
ピンフェルトソールがいい人はコチラ。基本的な中身はラジアルのものと一緒ですが、生地のカラーがブラックになり、外側にも簡易防水ジッパー付きのポケットが付きます。
岩場やゴロタ浜など、踏めば滑る場所にも行かれる方はこれを選ぶのが正解ですね。
今回はブーツに対する個人的不満を書いてしまいましたが、ソックスタイプなら間違いなく文句なしのウェーダーだと思います。(ワタクシは他にソックスタイプいくつか持ってるので選びませんでしたが。)

なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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