先日、ひさびさにストッキングウェーダーを使ってみたところ、右足に若干の違和感が。
購入して3年経過、そろそろ4年目か? |
問題発生したのはこのウェーダー。
どうやら、ストッキング内でごくわずかな水漏れを起こしているようです。
実はこのストッキング、2018年冬にシマノに有償修理に出して、両足ともストッキングを交換したばかり。
その後数回しか使用しておらず、どこかに引っ掛けた覚えもないですし、シューズ内に何か鋭いものでも入りこんでしまったのでしょうか?
面倒臭いですが、相変わらず在宅勤務のため自宅タイムは結構ある。ということで、ひさびさにウェーダー修理をしてみることにしました。
ウェーダー修理と一言で言っても、漏水箇所や症状によって、治し方は色々。
今回のような穴あきは、基本的に接着剤とパッチを使って修理するのですが、その接着剤、ウェーダー修理にいいと巷でよく聞くのはこんなのがありますね。
場所によってはコンビニなどでも買える汎用品ながら比較的耐久性耐水性もあると有名。
より安心な専用品、透湿素材にもクロロプレン素材にも使えます。
しかし、今回は、クロロプレンソックス部分の穴あきと思われるため、その症状に最適な、LOCKTITE のDBR-100という黒ゴム接着剤を購入しました。
LOCKTITEは接着剤市場で世界シェアNo.1のドイツ ヘンケル社のブランドで、日本ではヘンケルジャパンという現地法人が販売しているようです。
パッケージ裏面を引用すると、ゴム製品の接着・肉盛補修に適しており、
- 耐水性が高く、屋外使用に最適。
- 速乾タイプ。
- 接着後もゴムのやわらかさ。
用途は
- 各種ゴム製品
- キャンバス布
- 皮革など
成分はクロロプレンゴム等29%、有機溶剤71%。
火気厳禁の第四類第一石油類で、危険等級Ⅱに分類されます。
そんなロックタイトの黒ゴム接着剤、なぜ、コレがウェーダー修理に適しているかというと、上記の通り屋外使用を想定した高耐久な製品であることと、この製品の種類が溶剤系接着剤で、主成分がクロロプレンゴムと有機溶剤であるため、同じクロロプレンゴムを肉盛りした場合、溶剤により接着面が溶け合い、より強固に一体化してくれるからです。
早速、ウェーダーの水漏れ箇所に、この接着剤を塗ってみました。
見事に下地のゴムと一体化して、強固なゴム膜を作っています。 |
乾燥時間は数分間でそこそこ固まり、数時間で完全硬化といった感じでしょうか。
固まった後は、比較的ハリがあり硬めながらしっかり弾力性のあるゴムそのものです。
実はウェーダーのクロロプレン部分を修理する場合、非常に重要なポイントが2、3あるので、それはまた別の記事で書きたいと思いますが、接着後(というか肉盛り後)の安心感は非常に高い仕上がりです。
あまりにこの仕上がりに満足だったので、長年の使用で底が剥がれてきていたウェーディングシューズの底面接着にも使用してみました。
修理前はこんな感じで、ソールが剥がれ気味。 |
修理後。完璧にソールが本体と一体化しました。コレは満足! |
ついでに、今後剥がれが生じないように、側面もこの接着剤で補強しておきました。 |
接着の際は、こんなアイテムを使ってしっかりソールと本体を挟んで乾燥させました。
こういうのを持ってると何かと便利ですよ。
他に、ゴムそのものだから防水性もあるということで、よく水没事故でダメになってしまうアクティブエイガードの防水にも使ってみました。
コードが出ている両サイドの穴をこの接着剤で完全に塞いでいます。アクティブエイガードの防水は脆弱なので、こういう補強をしておくと心強いですね。 |
こんな風に、水に関係する釣り道具の補修・補強にいろいろ使える優秀な接着剤、LOCTITE DBR-100。
100gとたっぷり入っていて、7、800円前後とコスパも非常にいいです。
釣りをする方、特にウェーディングをされる方なら、一つ備えとして持っておいて絶対損はないと思いますので、ぜひ手にとってみてください。
Prime指定で送料税込で700円前後で買えるので、Amazonでの購入がオススメです。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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