個人的に小型バイブレーションは大好きなので、このルアーについても発売直後からちょくちょく買って使っていましたが、使うたびにエイに持って行かれたり地球に持って行かれたりと何故か短期間でロストしてしまい、なかなかインプレを書くほど使い込む機会がありませんでした。
先日複数カラーまとめ買いして使ってみたので、ちょっとインプレを書いてみたいと思います。
スライス55。特にグロー系カラーはお気に入り〜。 |
どんなルアー?
全長55mm、自重10gと、小型軽量なバイブレーションで、2013年ごろに発売された同社のスライス70のダウンサイジング版です。
55から60mmクラスのバイブレーションは色々なメーカーからリリースされていますが、スライス55はその中でもちょうどど真ん中といった感じのウエイトですかね。
どんなルアーなのか、製品パッケージ裏面の説明を引用してみましょう。
デイゲームからナイトゲームまで攻略
24時間対応バイブレーション
①スマートヘッド<Flat & Narrow Nose>
水流などを効果的に受け流すことで、抜群の立ち上がりアクションと、ナイトゲームでのスローリトリーブに対応するレスポンス性能を実現!
②フラットフィン<Flat Fin>
リトリーブスピードにおけるアクションのバタつきを抑える機能!
③ウェイトバランス<Balancer>
・スイミング&飛行姿勢を安定させた設計。
・沈下姿勢を一定にキープさせた針絡み軽減バランス。
・リトリーブスピードを上げるにつれ、水平姿勢に可変する設計。
④フラットサイドボディ<Flat Side Body>
空気抵抗を受け流すフラット設計で飛距離UPとフラッシング効果を向上!
⑤カーブドベリー<Curved Belly>
乱流を起こしやすい湾曲した腹部形状によりピッチが細かいアクションを演出!
(スライス55 製品パッケージ裏面より引用)
キャストフィール
キャストフィールは至って普通。
やはり軽めのバイブレーションなので、投げ応えも比較的軽く、飛距離もそこそこといった感じでしょうか。少なくとも遠距離砲とは言えませんね。
しかし飛行姿勢は良く、軽量ルアーにありがちなクルクル回転してしまう事象もあまり発生しません。
似た重量のルアーと比べると、レンジバイブ 55ESより若干飛距離は劣るようなイメージですが、それでもこのウエイトとサイズ感のルアーなので、必要十分ではないかと思います。
アクションとレンジ
アクションはヒラヒラとしたローリング寄りの動きながら、大きすぎず小さすぎず、また、ピッチも早すぎず遅すぎずと言った感じで、クセがない中庸なアクションです。
比較的低速からでも立ち上がりはよく、ハイスピードのリトリーブでも安定したアクションを見せてくれ、引き心地は同クラスのバイブレーションの中では比較的軽めですが、それでもしっかりとルアーの振動が手許に伝わってくるため、リトリーブしていて不安になることもありません。
10gと比較的軽量で浮き上がりが良く、沈降速度も遅め、スローなリトリーブでもレスポンスが良いということもあり、同クラスのバイブレーションの中では比較的浅いレンジで使うのが得意なルアーです。
一方、深いレンジやボトム攻めにはさほど向いていないような気がしますね。
リフト&フォールや軽いジャークといった挙動変化でもラインを拾ってしまうことも少なく、扱いやすいルアーだとおもいます。
どんなシーンで有効か?
今や55〜60mmクラスのバイブレーションは各社からリリースされており、いわば激選区。
ベイトが小さい春先から初夏にかけては、これらのルアーは最強と言えるくらい威力を発揮してくれます。
その中でもこのスライス55は、激しすぎず適度なアピールのルアー故に、連投によるスレにも強そうですし、長大な飛距離は望めないものの、素直に狙ったとことろに飛んでいく飛行姿勢の良さは、精度を要する接近戦やピン撃ちなどで活躍してくれそうです。
浮き上がりが良くバイブレーションとしてはスロー目なアプローチにも対応できる性格のため、ワタクシはシャロー小場所での食わせのシーンや、他のバイブで攻めにくい浅いレンジのナイトゲームなどで多用しています。
カラーラインナップの中に、ナイトで活躍してくれるグローカラーやUVカラーが豊富なのも特徴の一つですね。
先日もこのルアー一本で、河川小場所狙いでシーバスを連発することができました。
スライス55での釣果です。付き場と予測したピンから出てきた一本。 |
やはり魚が居るのがわかっている状況では食わせの能力が高いルアーだと思います。
ベーシックな使用感で扱いやすく、デイでもナイトでも高い食わせ能力を見せてくれる小型バイブレーション、一つ持っておくと、色々なシーンで活躍してくれると思います。
ぜひ手にとって確かめてみてください。
イナッコがベイトの時は是非このカラーを。腹部はグローでナイトでもイケます。
ナイトゲームや濁り水ではこういうチャート系がイイでしょうね〜。
デイゲーム、クリアウォーターで威力を発揮しそうなカラー。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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