ひさびさに新作PEラインに手を出してしまいマシタ〜。 今回は青いパッケージが目印のシーガーPE X8ルアーエディションのインプレです。 |
これまで使ってきた主な銘柄のインプレは「8本撚り以上限定!最近使ってみたPEライン5種類の実釣インプレ!」という記事でまとめていますが、個人的にラインは消耗品なので、完璧な性能を求めるよりも、価格と性能のバランス、つまりコスパが非常に重要だと感じており、普段はメートル単価20円を超えない範囲のプライスで買っています。
そんな比較的廉価なPEラインの中にあって、これまで最も多くの回数リピート買いしたのが、クレハのシーガーPEX8。
インプレ詳細は「廉価版PEラインの実力やいかに?ラインについて クレハ シーガーPE X8 のインプレ」という記事に書いていますが、クセのないナチュラルな使用感で、突出した個性はないものの、ルアー用PEラインとして必要とされる性能はバランスよく達成している、そんな感じのラインです。
今年、そのシーガーPE X8に、「ルアーエディション」なるルアー専用版が登場したということで、試しに早速2つ、購入してみました。
今回はそのインプレを書きたいと思います。
どんなライン?
2019年にクレハ合繊株式会社のシーガーブランドから発売された廉価版のルアー用PEラインで、2017年に発売されたシーガーPE X8の兄弟分といったところでしょうか。
カラーはピンクメインでマーキングがグリーン。 |
シーガーPE X8が5色分けマーキングだったのに対して、このルアーエディションのメインカラーはパッションピンクですが、パッションピンク85cmに対して15cm分、つまり1mごとに15cmのライムグリーンのマーキングが施されていて、このマーキングの個数がすなわちラインの出ている長さ(m)だと容易に判別できるようになっています。
引っ張り強度は1号の太さでMAX 20ポンド(約9.1kg)、Ave18ポンド(約8.2kg)で、このあたりのスペックはシーガーPE X8と同等のようですね。
ランナップとしては0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0号と6種類の号数で、それぞれ150m巻きと200m巻きが販売されているようです。
どんなラインなのか、メーカーHPより説明を引用してみましょう。
【高強力】グランドマックスPEの8本組を採用し、強度を徹底追求。
【高感度】当社PEシリーズで最高クラスの低伸度を実現。
【高視認性】巻きスピードの把握しやすさ、アタリの取りやすさを追求したカラーを採用。
【バリュープライス】コストパフォーマンスを徹底追求。
(クレハ合繊HPより引用)
意外とあっさりした説明ですね。
まあ、誇大広告よりよっぽど良いとは思いますが、せっかくの新製品なんだからもうちょっといろいろアピールしてもいいのに・・・と思っちゃいます(笑)
触って、巻いてみた印象
まずスプールからラインを引き出してみて感じたのは、思ったよりもハリがあるなぁということ。
どんなPEラインでも買ったばかりの時はコーティングのせいで基本的にハリ・コシがMAX状態にあるわけですが、無印のPE X8もこんなだったかな?
ちょっとあやふやで感覚的な話になっちゃいますが、コーティング手法が違うのか?若干無印のX8の新品時よりもハリが強くなったような気がします(思い違いだったらスミマセン)。
太さは感覚的にも号数表記通りといったところでしょうか。
0.8号150mはエクスセンスLB C2000のスプールにもジャストフィット。 |
PEライン0.8が150m巻ける糸巻き量のスプールに、実際に0.8号を巻いてみると、実にぴったり、スプールにジャストに巻けます。
これは無印のX8でも同様ですが、同じように巻いてみるとスプールエッジからはみ出てしまう製品、つまり、0.8号を謳いながら実際には0.8号より太いラインが横行しているPEライン界にあって、適正号数表記を守っているのは非常に好印象で、安心してスプールに巻くことができますね。
ピンクにグリーンマーキングのカラーはスプールに巻いてみてもやはり若干ギョッとさせられる組み合わせで、見た目的にはちょっとなあという感じですが、コントラストがはっきりしているので実釣では見やすいでしょうね。
キャストフィール
3日間ほど実釣で投げ倒しましたが、無印のX8と同様に、キャストフィールは非常にいいラインだと思います。
無印のX8に比べて気持ちハリ感は強くなったような気がする分、強風下でのなびき方が若干大人しく、ラインスラックが少なくなったような気がしますね。
これももしかしたら錯覚かもしれませんが。
糸鳴りも少ないしリトリーブ時に感じるガイド抵抗ももちろん少なめで、申し分ありません。
2日間投げ倒した程度では、色落ちなども特になさそうでした。
総合的に見て、突出した特徴があるわけではありませんが、実に8本よりPEラインらしい、心地よくバランスのとれた使用感だとおもいます。
強度面
今回も狙ったわけではないですが、ルアーエディションの0.8号で早速お約束の地球や巨大ナルトビエイを数回ずつ釣ってしまったので、そこから感じたことを述べると、まあ、引っ張り強度はそこそこありそうです。
ナルトビエイは4本釣りました(笑)が、ものすごい勢いでラインを引き出され、ガイドやラインローラーとの摩擦も考えるとかなり負荷のかかった状況が重なりましたが、それでも問題なく全てランディングできたので、ラインがまだ買って間もない状態だったというのを差し引いて考えても、強度面は悪くないなと思いました。
地球相手の根掛かりでは、結んでいた16ポンドリーダーのノット結束部で切れたので、やはり表記通りの強さはあると感じています。
1号の方は秋の大物用に、C3000サイズのエクスセンスLBに巻きました。 |
ただ、PEラインは総じて初期性能が高いのはあたりまえなので、釣行10回目くらい、ヨレもかかって摩耗で若干ボロボロ感が出てくる頃に果たして同じ強度が出せるかは、もうちょと使い込んでみないとわかりませんね。
総合評価
長時間釣をしたとはいえ、まだ実釣2回程度でのインプレなので、あてになるかはわかりませんが、このシーガーPE X8ルアーエディション、無印X8同様、変なクセがなくとてもナチュラルな使用感で、使っていて何一つ不満に思うとことはありませんでした。
まだ登場まもないこともあってか、各種ECサイトでの実売価格はピンキリのようですが、ワタクシが購入したお店では税込1300円台と非常にお安く販売されていましたので、この値段でこの内容ならコストパフォーマンス面でも申し分ないと思います。
ただ一つ、使っていてよくわからなかったのが、無印X8との違い。
うーん、中身は全く同じラインだと思うのですが、微妙に違うような違わないような・・・ とりあえずスプールとパッケージのサイズは違いますな。 |
単にカラーリングが違うだけじゃないかと思っていますが、ルアーエディションの方が若干ハリ感が強いようなそうでもないような・・・多分糸質や製法は全く一緒だと思うのですが、もしかしたらカラーリングだけでなくコーティングも若干違うのかもしれませんね。
残念ながらまだ実釣回数が少ないこともあり、長期使用後の劣化状況や強度低下の有無、耐久性、使用感の変化などについては今回書くことができませんが、ファーストインプレッションとしては間違いなく好印象。
これでそこそこ耐久性もあるようなら、個人的にはリピート買い間違いなし、おそらくワタクシの今後のシーバスフィッシングのメインラインになることでしょう。
PEラインに何を求めるかは人それぞれなので、同じラインでも使い手によって評価は分かれるところですが、シーガーPE X8ルアーエディション、突出した何かを持っているわけではないものの、おそらく多くの人に受け入れられるバランスの良さと総合力を持った良いラインだと思います。
気になる方は是非一度使ってみてください。
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なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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