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ロッドについて シマノエクスセンスジェノスS87L+/F DarkForce87 の長期使用インプレ

2020年5月2日土曜日

DarkForce インプレ エクスセンスジェノス シマノ タックル レビュー ロッド 使い方

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みなさまこんにちは。


ここしばらくロッドインプレを書くのをサボっていましたが、昨年秋に購入したエクスセンスジェノスの新作、S87L+/F  DarkForce87をしばらく使ってみたので、今回はこの実釣インプレ記事を書いてみたいと思います。

魚のヒキをダイレクトに感じられる使って楽しいロッドです。
写真は厳寒期の小型シンペンを使った釣りでのもの。




 基本スペックやファーストインプレッションについては、「タックルについて ’19年秋の新製品 シマノエクスセンス ジェノスS87L+/F DarkForce87を買ってミマシタ!」という記事に詳しく書いているので、こちらも是非ご覧になってみてください。



20gクラスの大型ミノーも以外とハマるキャスタビリティ



もともとこのジェノス87L+Fは、「ライトな近距離戦」がキーワードのロッド。


ショートグリップや小口径ガイド、そしてL+というパワー表記というスペックからも、遠投というイメージは沸きませんね。


しかし、昨年秋のサヨリパターン時期にしばらく使ってみたところ、意外や意外、想像以上にキャスト時の飛距離が伸びます。


バットガイドも小型16サイズのXガイド。しかしこの見た目に反して飛びはかなりイイ!

イメージに反してサヨリパターンの大物狙いでも十分使える!


特に驚いたのがダイワのシャローアッパースリム(20.3g)の飛距離。


おそらくルアーのウェイト、形状とこの竿の特性がジャストミートしていたのだと思いますが、信じられないことにインフィニティ96M以上じゃないか?と思わせるくらいの飛距離を、比較的コンスタントに叩き出してくれました。


試しに、 ウェイキーブー112(30g)や、バーストアッパー(28.5g)、アイボーン118F(19g)、ヨイチライト(23g)、カゲロウ124(22g)など、20g〜30g前後のルアーを投げ比べしてみました。


やはり、どのルアーもシャローアッパースリムにように飛距離が伸びるというわけではなく、ルアーによってまちまちですが、いずれも思った以上に気持ちよく飛ばせますね。

小型ルアーにフォーカスしたロッドかと思いきや、このクラスのルアーでも全く問題なく扱えます。ルアーによっては他のロッドより飛距離が出ることも。


適合ルアーウェイト4〜28gというスペックのライトロッドということで、大型ミノーはちょっとどうだろうなぁと思っていましたが、これは意外でした。


ただ、ブーやバーストアッパーなど、空気抵抗が大きいルアーについては、飛ぶのは飛ぶのですが、やはりロッドのパワー感が若干アンダー気味で、思い切り振り切る感がどうにも出せなかったため、より硬めのロッドで投げる方がしっくりくるような気がしました。


一方で、軽い方のルアーについては、厳寒期のメバルルアーからバチシーズンの軽量ルアーまでいろいろと投げてみましたが、PE0.4号を使えば、フラッタースティック(3.5g)や海爆リップレス(4.5g)くらいから、気持ちよくキャストできますね。


PE0.6号だと、ザブラ クロストリガー(7.8g)やキャロット72S(4.4g)あたりでも快適にキャストできます。


普段ライトゲーム用にはヤマガブランクスのロッドを使っていますが、こちらがルアーの自重をロッドにじっくり乗せてしならせて投げるのに対して、DarkForce87の方ではピシっとシャープなスイングで遠投するといった感じで、キャストフィールはだいぶ変わってきますが、全体的に、適合ルアーウェイトと言われる4〜28gの表記に嘘はなく、下限ウェイトから上限ウェイトまで無理なくキャストできるので、実質的な適合幅は数あるロッドの中でもかなり幅広いと言えるのではないでしょうか。



卓越した操作性


ファーストインプレッションでも記しましたが、このロッドの大きな特徴は明確なハリ感とショートグリップ、そして圧倒的な軽さ(自重109g)。


これらの組み合わせにより、ジェノス87L+Fは従来のシーバスロッドになかった軽快な操作感を得ています。

グリップ周りは非常にコンパクト。ショートタイプのエンドグリップは釣りのあらゆる操作において絶妙に使い勝手がいい長さです。


ハリのある先調子故に、ミノーやバイブレーション、トップウォータープラグなどのトゥイッチ、ダート、リフト&フォールなどの各種アクションがつけやすいのはもちろんですが、ショートグリップと軽量な自重故、それらアクション時のロッドさばきは非常に軽快感があり、長時間の操作も苦になりません。


特に、ミニエント57Sやサルベージソリッド60ESなどといった60mmクラスの小型バイブレーションの操作性は他のロッドでは決して真似できないくらい高く、こういったルアーを多用する釣りにはベストマッチといえそうですね。


また、ジェノス87L+Fはライトだけれども硬さを感じさせるハリ感と相まって非常に感度は高いロッドなのですが、上記の操作性の高さはアタリを感じた瞬間に、即座にフッキング動作に入れる即応性にも繋がっており、積極的に掛けに行く能力には非常に長けていると思います。


ちなみにワタクシ、このロッドを買うまで、長年個人的にエンドグリップは長い方が好みでしたが、このロッドを手にしてからはすっかりショートグリップの魅力にとりつかれ、同じジェノスシリーズのS810ML/R Respect the Sancutuaryも続けて購入してしまったほどです。
 


ありそうでなかった絶妙なパワー感


秋から春にかけて、このロッドで30cmクラスから70cmクラスまで数々のシーバスを釣ってきましたが、このL+というパワー感、この中小型クラスのシーバスを相手にするにはちょうどよい感覚です。


 Fの名の通り、軽負荷では先調子なので、冬場の30、40cmクラスが相手では本来の曲がりを見せることはなく、あまり曲がらないロッドという印象を受けますが、体力のあるシーズンの60cmクラスを相手にすると、ファーストテーパーということを忘れるくらいベリーまでしっかり曲がり込んでくれます。

軽〜中程度(数百グラム)の負荷では、やはり先調子系の曲がりですが、大型魚などがかかった場合の高負荷になると、ここからググンとベリーが入った曲がりに変わります。



印籠継を採用しており高負荷時のベンドカーブもナチュラルで美しいです。


ただし、その曲がりの質は、過去に使ってきたFlexPerformanceや同じジェノスのRsspect the Sancutuaryシリーズとは大きく異なり、しなやかさよりも反発力の強さが全面に出たもの。


最近使ったロッドに例えると、エクスセンスインフィニティの曲がりに通じるものがあるように感じました。


同じトレカT1100G素材を使っているから、どことなくテイストも似てくるのでしょうか。


反発力が全面に出た曲がりのため、かけたシーバスは猛然と暴れまくり、派手なエラ洗いを連発します。


この辺りのファイト時の感覚は、ほとんどエラ洗いさせないヤマガブランクスのロッドとは対照的ですね。


ただ、これが悪いかというとそうでもなく、ショートなグリップに細身ブランクス、しっかりとバットとベリーの芯が残る曲がり故に、ドラグの滑り出しが非常によく、ファイト中の手応えも非常にダイレクト感があってスリリングそのもの。



好みの問題ですが、魚の引きを強く味わいたい、ダイナミックなドラグサウンドを愉しみたい向きの方には、非常に使っていて楽しいロッドだと思います。



また、こういうキャラクターのロッドではありますが、70cmクラスでも全く竿を伸されることなくファイトでき、L+という表記ながらパワー感は全然余裕を感じさせるもの。

これはまだ暑さを感じる秋口に、鉄板バイブレーションで釣ったもの。
表記上はライトクラスのロッドですが、ハイシーズンのこのクラスの太めの魚でも全く余裕でやりとりできるパワー感があります。



ハイシーズンの80cmクラスが相手でもおそらくパワー不足を感じることはないでしょう。




苦手分野もあるにはある



とはいえ、このジェノス87L+F、やはりライトクラスのロッドなので、苦手分野もあるにはあります。


それは、遠投+太糸+太軸大型フック+自重あるルアーの組み合わせ。


先に書いた通り、小口径ガイドにも関わらず遠投性能は非常に高いのですが、昨年はライザーベイト008を流れのダウンに向けて大遠投した先で魚がヒットした際に、何度もフッキングミスを繰り返してしまったことがあります。

こいつを大遠投するシーンはちょっと苦手かなぁ


もともとファールフィッキングの多いトップで、しかも買ったばかりでまだロッドの調子に慣れていなかったということもありそうですが、合わせの瞬間に思ったよりもベリーが入り込んでしまい、フッキングミスになっていたようです。


遠距離+流れの中での太軸フックのフッキングに関しては、やはりMクラスくらいのベリーにパワーがあるロッドの方が適していると言えそうですね。


このように、87L+F、ライトクラス故に苦手なシーンも若干なきにしもあらずですが、個人的感想としてはこの辺は慣れでも十分カバーできそうかなと感じています。


逆に、エクスセンスジェノスシリーズの中にあって唯一のライトクラスとあって、これまでの他のジェノスになかったパワー感だからこそ適合できるシーンが多いことも確かだと思います。



どんなシーバスシーンにマッチするか



エクスセンスジェノスS87L+/F DarkForce87、秋のハイシーズンから春のマイクロベイト、バチシーズンまで実釣で使ってみて、特にベストマッチど真ん中だと感じたタックルセッティングは、リールはC2000〜C3000クラス、PEライン0.6〜0.8号、リーダーは3〜4号(12〜16ポンド)、使用フックはM〜MHクラスの#6〜#10を使うような釣り。

 
よくよく考えてみると、ワタクシが普段通っているような都市部湾奥でのウェーディングやオカッパリでは年間を通じてほぼ上記のようなタックルセッティングで釣りをしているので、要はこのロッド一本あれば、通年の釣りが成立するんじゃないかということですね。


ハリ感と操作性が高いので、ボトム感知能力には長けています。よって、バイブレーションやテキサスリグを使うチヌキビレ狙いにも抜群にいいんじゃないでしょうか。



もちろん、ライトなロッドなのでビッグベイトとかの釣りは無理ですし、先述の通り大型ルアーを大遠投した釣りってのにはあまり向きませんが、このDarkForce87、シマノHPを始め各種メディアで言われているよりもはるかに幅広い釣りに適合できそうなのは確かだと思います。


特に寒期から初夏までの小型ルアーを多用する釣り、マイクロベイトシーズンやバチパターンの釣りにはスペック的にもベストマッチと言えそうですね。


エクスセンスのラインナップはインフィニティもジェノスも含めて、見渡すとハイシーズン向けのアイテムばかりで、厳寒期やバチ、マイクロベイトシーズンにぴったり適合するアイテムはS92ML/F-3 -Technical Pathfinder 92か、このS87L+/F  DarkForce87の2機種しかないと思います。




キャラクター的にはTechnical Pathfinder 92が食い込みの良い乗せ調子、DarkForce87が積極的にフッキングに行く掛け調子といった感じで、両者を使い分ければいいと思います。


ちなみにワタクシはバチ、マイクロベイトシーズン用の乗せ調子のロッドはすでに3、4本持っており、これ以上の追加は不要ということで購入を諦めましたが、このシーズン用の王道ロッドを選べといわれればやはりTechnical Pathfinder 92ですかね。




往年のあの名竿が現代の技術で蘇る?インプレまとめ




この記事を書いている5月は、ワタクシのメインフィールドである阪神間はナイトのバチ抜け全盛期で、この時期個人的にはよりライトなヤマガのブルーカレントシリーズをメインで多用していますが、デイからナイトに跨って釣りをするような日(バイブレーションも絡めた釣りをする場合)や、風が強い日、シンペンでも遠距離戦が求められるような日には、積極的にこのDarkForce87を使っています。


日々使っていて新たな魅力に気づかされますし、何より使っていて楽しい。


かなり個性的で面白みのあるロッドだと感じており、やはりロッドは、カタログスペックやメディア広報などの「情報」に頼るのではなく、実際に使ってみないとその魅力はわからないものだと改めて思いました。


それはそうと、このロッドを使っていてどうしても思い出させられるのが、長年愛用していたシマノの初代ディアルーナS809LST。


チューブラーのセンシティブトップを備えた、先調子系のバチ抜けスペシャルとも言われたロッドで、湾奥シーバスでは本当に大活躍してくれた名作ロッドだったと思いますが、このロッドにキャラクター、使用感がとても似ているのです。


もちろん明らかにジェノスS87L+/Fの方が軽く、シャープで、ハリとパワーがあるのですが、明らかにロッドの指向性としては同じ。


まさに往年の名竿が現代の最先端技術で蘇ったといった感じでしょうか。


すでにディアルーナS809LSTは何世代もモデルチェンジがされて、現行品の該当モデル(S86L-S)ではタフテックソリッドティップ搭載の別物のようなロッドになってしまっているので、初代、2台目ごろのライトセンシティブチューブラーティップの魅力をご存知の方には、是非このDarkForce87を手にとってみてほしいですね。



今回はエクスセンスジェノスS87L+/F  DarkForce87 の実釣インプレということで、実釣を通じて感じたことを記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか。


ワタクシ個人の好みのタイプのロッドではないことは承知の上で、お試し感覚で購入したロッドでしたが、実際に使ってみると想像以上に使い勝手がよく、汎用性も高く、今では大のお気に入りのロッドになりました。

 
エクスセンスジェノスS87L+/F  DarkForce87、使って初めていろいろと魅力に気づかされるロッドです。気になる方は是非実際に手にとってみてください。


他に被るキャラが見当たらない独特の個性が光るロッドなので、複数シーバスロッドを所有している方でも手にしてきっと後悔することはないと思います。



このロッドの実釣記事はこちらもどうぞ。

なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。

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