しかしここ数年、実験的に寒い時期にもウェーディングしてみて、かなりの確率で釣果を得ることができ、この時期のシャローで狙いにも十分チャンスがあることがわかりました。
目視で直接ベイトの種類を確認することは困難ですが、この時期にも海中ではひと潮ごとに確実に春が訪れようとしています。
今週末はバチパターンの釣りにはベストの潮回りで一大チャンスなのですが、気温が下がり雪の予報と暴風のため、あいにく釣行はできそうにありません。
そこで、部屋でタックルボックスを触りながら、冬から早春にかけてのこの時期に、実際に私が何匹も魚を釣ったことのある実績ルアー8つについて、インプレしてみたいと思います。
似たようなルアーでも色、サイズを変えて複数ローテーションします。 |
●DUO ベイルーフ マニック95&115&135
バチ抜け時期といえばマニックですね。無風で海況が穏やかであれば、最もマニックらしい動きが出せるのは95ですが、ちょっと繊細な釣り向きかなと感じます。風が強い日や遠投が必要な場合にも活躍してくれる115が一番、出撃頻度が高いです。特に写真の赤虫レインボーは、これまで何匹も魚を連れてきてくた実績カラーです。スローに引いても水面&水面直下を泳いでくるので、根がかりロストする心配がほぼ皆無で、コスパは非常に高いかと思います。この時期常に各サイズとも2-3本ずつ、カラーを変えて釣り場に持っていくようにしています。75サイズもありますが、私はあまり使っていません。
●DUO ベイルーフ マニックフィッシュ88
マニックとは少し違う動きを出したいとき、また少しレンジを下げて使いたいとき、バチとマイクロベイト混成の時などに使います。小粒ですが飛距離はなかなかなものです。流れの当たり方やリトリーブスピードによって、小刻みなマニックムーブになったり、やや大ぶりなアクションをしたりと、動きが変わります。レンジキープも含めて、意図したとおり動かすのは多少難しいルアーだと感じていますが、これまでの実績はマニック同様抜群で、何匹も魚を連れてきてくれました。カラーは、暖色系とナチュラル系をローテしています。
●メガバス カッター90&115
これもマニック同様、表層系のルアーです。繊細な90に対して、重量級の115はかなりボリューミー。バチ抜けというよりサヨリパターン向けのような気もしますが、私は穏やかな日は90、強めの風や流れに遠投するときは115というように使い分けていて、115でも何度かこの時期釣果を出しています。90は飛距離はマニックシリーズには劣りますが、少し動きと引き波の出方が異なるため、海況次第でマニックとのローテーションに入れて使っています。
●邪道 Envy90&105&125
これもマニックやカッター同様、表層系のルアーです。各サイズとも、飛距離はマニックシリーズには劣りますが、動きの性質が異なること、また若干下のレンジを狙いやすいことから、表層系の中でもマニックとは異なる性質のルアーとしてアプローチの目先を変えるため、ローテーションの軸に組み込んで使い分けています。
●シマノ トライデント115&90
これは、これまで私に最も釣果をもたらしてくれたシンキングペンシルです。特に90Sでこれまでに釣った魚は数え切れません。細身で抜群の飛距離、シンキングながら流れに当たると浮き上がりやすい性質のため、ドリフトの釣りやごく浅い場所でも使いやすいシンペンです。115はレンジキープが若干難しい(沈下速度は速いが、思いのほか浮き上がりやすい)と感じていますが、マイクロベイトやサヨリパターンにもマッチし、季節を問わず釣果を得られている「困ったらコレ」的なルアーです。金色系はあまり使ったことがありませんが、意外と地味なナチュラル系カラー(特に、廃番になったグリーンカタクチ)での実績が高いです。
●ダイワ スイッチヒッター60S&85S
比較的最近出たルアーです。見た目も泳ぎもバチパターン向けとは思えませんが、不思議とこの時期に85Sで何匹か釣っていますので、紹介しました。スカジットデザインズのスライドベイトヘビーワンやナゲット(小型ベイトを模した体高ある小型シンペン)がこの時期活躍してくれましたが、今やスカジットは解散してしまい、今後ルアーの入手も難しくなりそうなので、将来その代打になってくれるルアーだと思っています。遠投性能も抜群で、シンペンとしてはかなり明確な引きごたえがあるルアーです。個人的には、ファストで引く場合の巻き速度の調整が難しいと感じています。これまでの実績もあるので、根拠はありませんがバチ・マイクロベイト混成パターンによいのかもしれません。
今年、この105サイズフローティング版が出るようですが、今から楽しみです。
●ダミキジャパン まめさん
これはバチパターン用ではなく、狙うレンジはずばり底です。寒い時期にもハゼやカニ・エビなどがいるためか、シャローのボトムで反応してくれることがままあります。まあ、釣りあげるとチヌ・キビレだったということが多いですが、寒い時期、シーバスに限らず魚が釣れるだけでもうれしい、ということで、この時期ににも活躍してくれるメタルバイブとして紹介しました。私は根掛かりを減らすため、テールトリプルフックのみにするか、ダブルフックで使っています。
●邪道 冷音14g
これもダミキのまめさんと同様の使い方です。夏場のように高速巻きはしませんが、冬場でもメタルバイブに反応してくれる場合があるため、まめさんとともに常にタックルボックスには忍ばせていきます。抜群の飛距離とシャローで扱いやすい自重で、やけっぱちになった時のダメ元キャストでもよく使い、実績を出しています。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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