先日久々に釣具屋に立ち寄った際に、以前「いよいよ販売開始!シャロー限定2017年大注目の新作シーバスルアー5選」の記事で取り上げたモアザン・スライを早速購入してしまいましたので、インプレを書いてみたいと思います。
カラーはいろいろ使えそうなマルチイワシをチョイス。 特にお腹の色が個人的に好みです。 |
どんなルアー?
”水面に浮くベイトとゴミは紙一重 水面直下の秘密に迫る魅惑のシャローランナー”とあります。
若干意味不明ですが、このモアザン スライ95Fは、95mmサイズで6.8グラム、アクションはV字波紋&タイトウォブンロール、潜行レンジは水面~水面直下とされています。
細身で小型ですが重心移動。このうねうねとくびれたボディが釣れそうな雰囲気を漂わせています。 昔あったプエブロの「インパラ」ってルアーを思い出させるシルエットです。 |
キャストフィール
実際に使ってみましたが、キャストフィールはこのサイズ、ウェイトのフローティングなので若干スカスカ。
このサイズながら磁着式の重心移動を搭載しているそうですが、ウエイトボールが小さいのか、あまりその存在を意識させられることはありません。
また、飛距離面に関しても、私の普段使っているMLクラスのタックルでは、さすがにあまり飛びませんね。
ウエイトやフォルム的にも、横風にも弱めだと思います。
メーカーによると、飛距離アベレージは42.4mとされているので、ワタクシが投げても飛ばないのはおそらくタックルバランスのせいだと思います。
Lクラス、あるいは柔らかめのMLクラスのロッドに、PE0.6号程度の組み合わせであれば、ストレスなく投げられそうですね。
アクションとレンジ
投げてみてゆっくりリトリーブすると・・・アクションはどうもおじさんにはただ浮いているようにしか見えません。
V字波紋は確かに出ますが、ボディの方は微かにロールしてるかな・・・ってくらい、微妙な動きです。
ただこのV字の波紋、背中のコブが関係しているのでしょうか、ヘッド部分で水を押すような水面引き波系の他のルアー(マニック、カッター、エンヴィー、アルデンテ、モヒカンジョニーなど)とは違い、少し深さのある引き波のように見えます。
リトリーブしてもほとんど潜ることはなく、ティップを下げて速めにリトリーブしても、おそらくレンジは水面下数センチ入るかどうかと言った感じです。
このような状態でも、ボディは派手に動くことはないため、逆にダウンの釣りなどでも暴れさせずにアクションさせやすそうですね。
どんなシーンで有効か?
初めて使用したシチュエーションが、風があって大潮の速い流れが出ているオープンエリアというシチュエーションだったからかもしれませんが、若干アピールが弱いような気がしました。
しかし、このルアーの最大の特徴は、フローティングでこの微妙な動きが出せることにあるのではないかと考えています。
特にバチ抜け時期に多用される水面直下系ルアーでは、V字波紋やタイトなウォブンロールやローリングを出せるものはいくつかありますが、それらはいずれもシンキング。
私の知る限り、フローティングでこのような動きをするルアーは珍しいと思います。
無風の時、海面が穏やかなシーン、潮流が緩むタイミングなど、このルアーの微弱なアクションと深めの引き波が活きそうなシーンは、実際に釣りをしていると結構ありそう。
フローティング引き波系という唯一無二の特性を活かしたデッドスローの釣りとかで、他にもきっとハマるシーンがあるのではないかと想像しています。
使ってみた感想としてはあまり飛ばない、あまり動かない、と、ネガティブなイメージしかない、ちょっとひとクセある感じのルアーですが、それでもなお、これは釣れるんじゃないかとポジティブに期待させてくれるだけの個性がこのルアーにはあるような気がします。
もう少し使ってみなければわかりませんが、そんな不思議な魅力あるルアーだと思います。
スライはキャスティング別注カラーが本当に秀逸!是非チェックしてみてください!
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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