http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/11/28/12_09.html
私は大阪府民なので、言われている「墨田川に架かる水神大橋下、墨田区側の遊歩道」がどんな場所かイメージできませんが、きっとメジャーポイントなんでしょう、釣り場として名前は聞いたことがあります。
禁止要望を出された方の文面を見てみると、かなり具体的な記述になっており、橋げたに向けて投げたルアーが逸れて、橋の上に飛んでくることがあり、一度はルアーが足に絡まったこともあるとのこと。
これは非常に危険。私も小学生のころ、飛んできたルアーのトリプルフックの2本がズボンの上から足に刺さって、カエシのせいで抜くことができず、救急車を呼んでもらったことがあります。
隅田川、いまや件の橋の下以外にも釣り禁止エリアは広がっているそうですが、関東は最近いろんなところが釣り禁止になっていってるようですね。
これは同じくルアー釣りをする身として非常に残念な話。
これは同じくルアー釣りをする身として非常に残念な話。
大阪兵庫でも似たような事案が発生して、管理する行政に要望など出されたら、やはり同じような釣り禁止対応がなされてもなんら不思議ではありません。
今回の釣り禁止の発端は、ミスキャストで通行人を危険な目にあわせたという内容でしたが、他にも廃棄されたゴミの問題であったり、騒音や迷惑駐車の問題であったり、水辺の占拠の問題であったり、施設(行政・漁業関係者)の破壊やき損の問題であったり・・・と、釣り人の行為が周りの人々に迷惑をかけていることによって、釣り禁止になった場所も多々あろうかと思います。
(もちろん、釣りを愛するほとんどの釣り人は、そのようなマナーの問題は守られているかと思いますが。)
中でも、個人的に気になっているのが、ゴミ問題。
もちろん、意図してゴミを海中投棄する人は少ないとは思いますが、ラインブレイクなどで意図せずに水中に残してしまったラインや錘、ハリなどの仕掛けについて、特に気がかりなのです。
6-7年前の話ですが、琵琶湖で出された試算では、ワームなどルアーが湖底にゴミとして年間あたりなんと10トンも捨てられている(もちろん、意図せずでしょうが)との報道がありました。
年間70万人もの釣り人が訪れる場所で、水辺の面積も広い故でしょうが、これはすごい量です。
もちろん、意図してゴミを海中投棄する人は少ないとは思いますが、ラインブレイクなどで意図せずに水中に残してしまったラインや錘、ハリなどの仕掛けについて、特に気がかりなのです。
6-7年前の話ですが、琵琶湖で出された試算では、ワームなどルアーが湖底にゴミとして年間あたりなんと10トンも捨てられている(もちろん、意図せずでしょうが)との報道がありました。
年間70万人もの釣り人が訪れる場所で、水辺の面積も広い故でしょうが、これはすごい量です。
私自身も昨年、いつもの浜で海底から大きなゴミの束を釣りました。海藻と細いロープみたいなものと、釣り糸がぐるぐるもじゃもじゃと絡まって、非常に大きな塊になったものです。いわば、釣りゴミの塊です。
砂の上にずりあげてみると、絡まった糸の束の中からバイブレーションやミノー、シンペン、投げ釣り仕掛けなどがたくさん出てきました。
なんとなくですが、何人も同じゴミに根掛かりしラインブレイクして、さらに海流で流されてきたルアー、釣り糸などがそれに絡まって行くことで、だんだん巨大化していって出来上がった塊ではないかと思います。よく映画で出てくる、メキシコの荒野で風に舞って干し草が転がってできるあのお団子(?)のようなイメージです。
とても持ち帰りできそうにないサイズでしたが、その時はデイゲームで、たまたま浜で清掃活動をされていた方がいらしたので、その方にお声がけして無事引き取っていただけました。(ちなみに、出てきたルアーはフジツボと汚泥まみれでしたが、持ち帰りきれいに掃除して使わせてもらってます。)
驚いたのは、釣り糸でこんなに束ができてしまうほど、海中の釣具ゴミが多かったこと。加えて、意外と細ラインで釣りをしている人が多いこと。
確かにラインは細いほど飛距離が出ますし、リーダーは細いほどルアーの動きが自然になるとよく言われますが、細ければ根掛かりしたときに当然簡単に切れてしまいます。
根掛かりして切れたラインやルアーは、当然海底に残ります。
いつもの浜は、水鳥たちも数多く飛来し、休日になるとマリンスポーツをする人や水辺で遊ぶ親子連れも多い場所。
こんなところに、フックがついたルアーやなかなか切れないラインが放置されているのは生き物にとっても人にとっても危険極まりないことです。特に、いつもの浜に多数飛来する渡り鳥も含めた水鳥なんかは、PEラインが絡まったりしたら致命的だと思います。
数年前に、ルール・マナー違反が多いこの浜を釣り禁止にしてはどうかと何度か提言をされているブログを見たことがあります。鳥や人間にとって危険な疑似餌が落ちていた(実際にそのブログ管理人さんも多数拾った)ということを契機に問題提起されていました。
残念ですがこういう事案、またこういう意見が多くなってくると、鳥獣保護区であるいつもの浜もいつ釣り禁止になってもおかしくありません。
また、間違いなくそれらのゴミを出しているのは釣り人なので、反論の余地はありません。
私自身も数年前までPE0.6号や0.8号のライン使っていて、よく根掛かりでルアーをロストしていました。
しかし、0.6号や0.8号のラインを1号ラインに変えてみただけで、根掛かりルアーの回収率はかなり上がりました(件のゴミの塊も、1号ラインで上げました)。
さらに最近はPE1.2号にすることで、回収率は劇的に上がり、根掛かりでラインが切れることはほぼなくなりました。
もちろん、ゴミを出さない、ゴミや釣り糸などを見つけたら持ち帰ることが一番基本で、大事なことですが、できるだけ水中にルアーやラインのゴミを残さないよう、少し太仕掛けにしてみてもいいのではないでしょうか。
しかし、0.6号や0.8号のラインを1号ラインに変えてみただけで、根掛かりルアーの回収率はかなり上がりました(件のゴミの塊も、1号ラインで上げました)。
さらに最近はPE1.2号にすることで、回収率は劇的に上がり、根掛かりでラインが切れることはほぼなくなりました。
もちろん、ゴミを出さない、ゴミや釣り糸などを見つけたら持ち帰ることが一番基本で、大事なことですが、できるだけ水中にルアーやラインのゴミを残さないよう、少し太仕掛けにしてみてもいいのではないでしょうか。
ゴミ問題全体からしたら極々ちいさい話ですが、いつまでもお気に入りの場所で釣りが続けられるよう、当たり前のマナーを守るのはもちろん、自然環境への配慮という面で、一人ひとりのちょっとした心がけ、できることをやっていくことが大事だと思います。
とりとめのない話で長文になってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございました。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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