fimoとは「fisherman's mountain」を略した造語で、シーバス釣りをされる方ならおそらく皆さんご存知の、釣り人のためのSNSです。
mixiは初めて2日で断念、Twitterには先月手を出したばかり、Facebookに至っては恐ろしくてまだ何をしたらいいかわからないというおっさんには、ちょっと敷居が高いですが、今回やる気を出して入山してみましたので、その入山記を記します。
入山の経緯
試しに自分もfimo会員になってみれば仕組みがわかるかもってことで、入会した次第です。
入会方法は簡単。fimoトップページ右上の「新規入会」ボタンを押して、利用規約を確認してからメールアドレスを登録すると、そのアドレスに会員登録フォームのURLが送られてくるので、必要事項を入力して本登録完了!という感じのステップです。
会員登録して使い始めてすぐに、謎は解けました。
デフォルトでは釣りログのコメント投稿はfimo会員からしか受け付けない設定になってるのね。
画像枠のところをチョイスすれば、非会員からのコメントもOK。 他SNSみたいに、細かく制御できるみたいです。 デフォルトが会員のみとなっているのは、荒らし対策?でしょうか。 |
とりあえずブログ記事を書いてみた
会員になったからとりあえず書いてみようと、お試しに自己紹介記事を書いてみました。
題名は「スモールフィッシング2」と何もヒネリなし。恥ずかしげもなく当ブログとTwitterアカウントの紹介も入れてます。ちなみに、当ブログ題名の「スモールフィッシング」は、某地元TV局のご長寿釣り番組である「ビッグフィッシング」に対抗して?命名したものです。ライバルは同名の「周防大島町両源田から浜田市松原漁港までのアオリイカ、タチウオ、アジなどの釣果情報」!? |
なんと、一日経つと300以上のアクセスがありました(fimo会員、非会員合わせて)。
さらに、入山した翌日に「スモールフィッシング」とググってみると、なんと本家当ブログのすぐ下にスモールフィッシング2が出てくるではありませんか。
一日に100人見ていただければ御の字という弱小ブログを書いている私は、ブログ運営・技術やSEOなどいずれにも弱く、詳しいことはわかりませんが、ペラペラに薄い内容のコンテンツであるにもかかわらず検索上位に出てくること、またこれだけのアクセス数があることは、純粋にすごいのではないかと思いました。
ブログ以外にもこんなことができる
画面に出ているメニューによくわからないコトバがありますが、恐る恐る、各ボタンを押してみました。まだよくわかっていませんが、簡単にまとめてみます。
GETBOOK
一日一回投稿できる、釣行記録のようです。日時、場所(エリア)、潮時、潮色、ベイト、魚種、釣果、最大サイズ、状況を記録できるサービスで、お互い見ることができる「ご近所さんの釣果情報」って感じでしょうか。
釣果も中身も少ない私の釣行記だと、これだけで完結してしまいそうです(笑)
つりぽー
Twitterのfimo版って感じでしょうか。設定からTwitterと連携させられる機能があって、ほとんどの人はこの連携機能を使っているようです。私がのぞいた時には、恋占いとか復縁相談とか、怪しげな広告つぶやきで埋め尽くされていました。荒れてるんですかね?
凄腕
会員のWeb釣り大会みたいなもののようです。私のウデはいまいちなので関係ないやと、ちょっと覗いてスルーしてしまいましたが、参加上位の皆さん、この時期なのに130mmとか145mmとか、以外とでっかいルアー使われてますね。勉強になります。広場
おしえて!つりいこ!あげる!ほしい!の4種類の投稿ができる掲示板。とりあえず「あげる!」を期待してみてみたら、「〇万円で譲ります」とか・・・そりゃただでくれるわけないですよね。
チーム&コミュ
これは、地域別、趣味嗜好別に参加できる掲示板を使った交流の場のようですね。私自身が参加してないのでよくわかりませんでしたが、ご近所で仲間内で交流するようなシーンで便利なのかも。
その他
その他、メニューバーには、ブログアクセスの「ランキング」や、fimo通販でオリジナルアイテムの買い物ができる「ショップ」、スイム動画でおなじみの「動画」、fimo編集部がチョイスした記事を発信する「NEWS」などがありました。fimo入山しての感想
上記の通り、fimoではいろいろなことができますが、やはりメインはブログサービス「釣りログ」だと思います。そしてこの「釣りログ」読んでみて、書いてみて感じたことは・・・
やはり釣り専用SNSだけあって、内容が濃いモノが多いような気がします。
アツい内容のログや、コメント欄で激しくやりあってるようなログも見てしまい、何も考えずにいつも決まった場所で同じような釣りをひたすら続けているだけの意識低い系のおっさんにはやはり敷居が高い(笑)のかとも思いましたが、釣りに対する熱い思いのあらわれなのでしょう。
まあそういうのも含めて、釣り人どうしでコトバが通じる世界故の面白さがあると思います。
また、思ったより皆さん、新参者や新規ログに関心を寄せてくださるようで、意外な数のアクセス数にも正直驚きました。
やはり、趣味を同じくするユーザさんが多い環境で情報発信する方が、読んでいただける機会が多そうで、この辺り、一般のブログサービスや自前でブログ環境を構築するのに比べて、「釣りのブログ」を書くなら、fimoはすんなり入っていきやすいかなと思います。
半面、ちょっと残念に感じたのは、カスタマイズ性の低さ?
入山するまで気づきませんでしたが、ブログのヘッダーやサイドバー、フッターなど、あらゆるスペースが、fimo運営が管理する部分になっているようです。
また、どうやらスクリプトの埋め込みなども禁止のようです。
そのため、例えば自分のツイートを表示したり、好きなアフィリエイト広告を載せたり、各種ソーシャルメディアとのリンクボタンを独自に設けたり、過去記事を読んでもらえるように独自の工夫・カスタマイズを入れたりといったことができないようです。
(間違ってたらスミマセン。)
ルール(規約)があってプラットフォームも準備してもらって、タダで使わせてもらっている環境なので、この辺はワガママ言っても仕方ないかなと思いますが、このカスタマイズ性の低さ、特に、過去記事も読んでもらえるような工夫の余地が少ないことに関しては、他のブログサービス(Blogger)を普段使っている私からすれば非常に気になる点で、なんとも言えない閉塞感を感じるところ。
実際、新しい投稿を書いたら、その当日は前述の通り多数のアクセスがありますが、それを過ぎるとアクセス数も10分の1以下になっちゃいます。
こんなものなのかなぁとも思いますが、他の方の記事を読んでいても、過去の記事の検索性がいまいちで、例えば、「この方、去年の同時期ってどんな釣りされてたんでしょう?」と関心を持って釣りログを見ようとしたら、「カレンダー」のウィジェットから辿る以外方法がありません。
このあたり、過去に書いた記事の価値が活かせ切れないようなイメージを持ってしまいました。
個人的にはここ、カスタマイズ性が低いということ≒工夫の余地が少ないってことが、非常に残念だなぁと思った点で、それらを鑑みるとやっぱり私には今のBloggerの方が向いてるかなと感じた次第です。
最後にちょっと脱線
最後に、勝手な思い付きで恐縮なんですが、釣り人専用SNSってことで、こんな機能(サービス)を設けたらどうでしょうって提言?です。
GETBOOKを見ていて思ったのですが、まめな釣り人なら、魚が釣れた時のデータ、例えば潮汐の上げ/下げ何分目であるか、気温、水温、水質、流れの状況、使用タックル・ルアーなどを記録して、個人的に持っている人も多いかと思います。(私はこの辺りいい加減ですが。)
中でも写真データについては、多くの釣り人が、釣れたらすぐに写真を撮って魚をリリースすると思います。
その釣果写真に付随する位置情報と撮影日時を引っ張ってくれば、位置情報に基づく当日の潮汐表グラフの中で、どの時点で魚が釣れたかを、簡単にビジュアル化できるんじゃないでしょうか。
こんなイメージ。釣れた時刻を潮汐表上にプロットしてくれるだけでも、釣り人にはうれしいのでは? ブログ作成時に添付する写真ファイルをINPUTにして、こんなブログパーツを自動でOUTPUTしてくれたら最高なんですけどね・・・ |
もちろん、人間が見るための「ビジュアル」面だけでなく、これらのデータをあとで活用するために内部的にどういう形式の情報で残すかっていうところにむつかしさがありそうですし、ポイント晒しにならないよう写真から詳細な位置情報は消すとか、こまごま考える点は多いと思いますが、この情報を蓄積すれば、場所・潮汐・潮位と釣果の関係をデータをもとに分析できるネタになると思います。(個人的には、潮位と釣果は関係性ありかなと思っています。)
釣り人のためのSNSにしかできない独自サービスってことで、こんなの作ってくれたらウケると思うんですけどいかがでしょ。
(もし既にこんなサービスあるよってご存知な方がいらしたら、是非教えてください。)
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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