テッパンバイブレーションのカテゴリの中では比較的後発の商品です。
どんなルアー?
私は通年シャローの釣りばかりやっていますが、この冷音14gは、鉄板バイブでありながらいつもの浜のシャローや河川でも扱いやすい(重すぎない)重量で、ライト~ミディアムライトのロッドでも気兼ねなくフルキャストでき、飛距離と操作性のバランスが非常にいいルアーです。
ここ3年ほどいくつかの鉄板バイブレーションを使い倒してきましたが、コレがベストバランスなのでは?と思えるほどお気に入り。
この冷音にはスナップを取り付けるホールが前後2か所あることが特徴で、前がテクニカルホール、後ろがイージーホールと呼ばれています。
イージーホールでは引くとスロー気味のリトリーブでもバイブレーションを起こし、比較的前傾姿勢でレスポンスよく泳ぎます。対して、テクニカルホールは、メーカーによるとイレギュラーなダートアクションもこなせるホールだそうで、引き抵抗は小さくより水平に近い姿勢で泳ぎます。
個人的にはこの2つのホールに明確な役割の違いを担わせているところに、このルアーの個性があるのかなと思っています。
どう使う?
私の場合、この冷音14gでは、使用はほとんどテクニカルホール(前)です。
手返しよく早引きするのにちょうどよい、ストレスの少ない引き心地の軽さが得られ、バイブレーションアクションが適度に「抜けた」いい塩梅のブルブル感で泳いでくれるからです。
シャローをスロー目でも引きやくレスポンスも良いのは本来イージーホールの方なんでしょうが、このルアーの沈下速度や適切なリトリーブスピードを体で覚えてしまえば、テクニカルホールでも充分シャローで使えます。
アクションはブルブルとした鉄板らしいアクションですが、このテクニカルホール使用時は若干ロール要素、つまり縦のフラッシングの割合が多くなるような気がします。
実際に一昨年から昨年にかけては、この冷音が爆発的に活躍してくれて、オープンエリアの表層狙いではロッドティップをチョイチョイさせるアクションを交えたファストなリトリーブで、ボトム狙いはショートピッチのリフト&フォールを交えたミディアムリトリーブで、通年安定した釣果を引き出してくれました。
細かい話ですが、ボトムコンタクトによってヘッド部がつぶれてしまう鉄板バイブが多い中、この冷音はヘッド部に強度があり、カラーが剥げても、中から見える地金がシルバーであるため、ボロボロになっても釣れる気がするところも大のお気に入り。
また、春から夏にかけてのチヌ、キビレ狙いにも効果絶大です。
まだ使い始めて2年位ですが、邪道「冷音14g」は私の中で、これまで魚を釣った回数で間違いなく自己ベスト5入りするルアー。(ちなみに1位は多分シマノのトライデント90S。)
「シャローで使えるテッパン」をお探しでしたら、是非使ってみてください。
間違いない選択だと思います。
昔は税抜き800円台でしたが、一昨年くらいから値上がりしてしまい、1000円を超える値段になってしまいました。安く購入するには、Amazonがお勧め。在庫状況とカラーによりますが、プライム指定900円台で購入できます。
→ Amazonで冷音を探してみる。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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