今回は、先日の釣行で大活躍してくれたルアー、メガバスのカッター(Cutter)90について、これまでインプレ記事を一度も書いていないことに気づいたのでご紹介します。
カッター90。メガバスらしいカラーリングと細かな造形がリアルです。 |
どんなルアー?
全長90mm、自重8gと、割とライトなタイプのシンキングペンシルです。
メーカー説明文によると以下の通りです。
CUTTER90は、全国の河口域に周年で接岸するサヨリ&バチ抜けパターンにシンクロするスーパーシャローベイトです。水を切り裂くよう設計された、V字ヘッドは、水流を効率的に「逃がす」ことで、デッドスローリトリーブで急速浮上させ、水面に鋭いV字波紋を発生させます。細身の中空ボディ底面にマウントした低重心ロングシャフトバランサーが、微波動を伴ったナチュラルロールアクションを生み出し、V字ヘッドとの相乗効果で、フィーディングモードのモンスターをバイトへと狩りたてます。(引用元:メガバスHPより)
空気抵抗の少ないエアロボディと、低重心シャフトバランサーシステムによって、クラス最高の圧倒的なロングディスタンスキャストを実現。CUTTER90は、激スレ状態でこそ威力を発揮する、スーパーシークレットウェポンです。
簡単に言うと、水面直下の引き波系シンペンです。
それにしても、常々感じるのですが、メガバスの文章って横文字が多くて、おそ松くんのイヤミ見たいですね(笑)。
キャストフィール
自重が8gと軽いタイプのルアーであるため、爆発的な飛距離は期待できませんが、このサイズ、この自重にしてはキャストフィールは充分によく、比較的飛ぶ方だと思います。
「クラス最高の圧倒的なロングディスタンスキャスト」かどうかはわかりませんが、風の影響がなければ、似たようなタイプのライバル、DUOのマニック95や邪道のEnvy95、imaのアルデンテなどと比べても、飛距離は同等かそれ以上だと思います。
しかし、風がある状況では、マニック95やEnvy95のような、中身が詰まって断面積が小さいルアーの方が飛距離が出そうですね。
アクションとレンジ
説明文の通り、リトリーブすると急浮上して、水面~水面直下を泳ぎます。
そのためレンジはずばり水面直下。
V字形状のヘッドが水面を切り、きれいなV字の波紋を出して泳ぎます。
泳ぎの質は微弱なロールですが、マニック95に比べるとわずかにスローなピッチで、コトバによる表現がむつかしいですが、同じロールアクションでもマニック95がキビキビ寄り、このカッター90がそれに比べて若干ヌルヌル寄りのアクションだと思います。
個人的にはこのルアーの微妙ななまめかしいロールが非常にナチュラルで、バチ抜けシーンには特に効くのじゃないかと思っています。
どのようなシーンで有効か
前述の通り、このルアーの魅力は水面直下をスローに攻められて、かつ派手さの無いナチュラルな泳ぎを出してくれるところ。
サイズ的に繊細な釣りに向いているといえますが、穏やかな状況、特に「水面は荒れていないけれども、そこそこ流れが出ている状況」に強く、これまでの自身の釣りでも、そういうシーンで実績が高いルアーです。
イメージとしては、魚を広く探るルアーというよりも、魚がいそうな雰囲気の流れの中での喰わせのルアー。
バチパターンの釣りでは、水面直下タイプのルアーローテーションは単調なセレクトになりがちですが、ライバルであるマニック95やEnvy95とも浮き上がり性能、動きの質とも微妙に違うため、ローテーションの軸に組み入れて、状況で使い分けたり目先のアクションを変えてみたりするのにちょうどよい、必携のルアーだと思います。
きっと、バチ抜けシーズンには主役級の働きをしてくれるはずですので、もしお持ちでなければ、是非使ってみてください。
※兄弟分であるカッター115のインプレはコチラ
カラーに迷ったら汎用性高いGLXパープルがお勧め。
バチシーズンにもう一つ実績が高くお勧めなのがレッド系のバチボルドー。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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