どんなルアーなのか
全長88mm(ブレード含む)、重量26グラムと比較的重めのメタル製ルアーで、他に類を見ない新しい形のルアーです。
おそらく鉛製と思われるボディに、大き目のダブルフックを背負っています。
このダブルフックは購入時は上向きのみセットされていますが、別売りのダブルフック(CD-21)を下向きに追加することもできます。
上向き、下向きともフックはボディから突き出た金属製のピンで固定することができ、通常のリトリーブ時はホールドされた状態ですが、魚がアタックしてきてフッキングした後は、フックがこのピンから外れて可動式となり、魚の首振りやエラ洗いにも対応できるようになっています。
よく考えられた仕掛けですね。
テール部につけられたブレードは、一般的によく見るような、スイベルで回転するタイプではなく、本体とスプリットリングで連結されていますが回転はできないようになっています。
どうやら、この辺の作りに、このルアーの秘密がありそうです。
キャストフィール
26gと比較的重量があり、またボディも小粒で風の抵抗なども受けにくいため、驚くほど飛距離が出ます。
いつもの浜で投げてみましたが、感覚的には、普段投げている1/2オンス級の鉄板に比べて体感3割増し位の飛距離が出ています。かなり遠くの潮目なども攻略できそう。
飛距離やキャストフィールに関しては申し分無いです。
アクションとレンジ
水を受け流すと思われるボディ形状と、前記の通り半回転しかしないブレードの組み合わせによって、ただ巻きでリトリーブするだけで、カクカククネクネと不思議な千鳥アクションを繰り出します。
なるほど、バス用のチャターベイトのような動きですが、一般的なチャターベイトのようにブレードを前に持ってくるのではなく、後ろに置いているため、「バックチャター」ということでしょうか。
ここは、コトバによる説明よりも動画を見ていただいた方がわかりやすいかと思います。
ただ巻きするだけで、これだけ複雑な動きを出してくれますので、特にロッドアクションなどは要らなさそうですね。
ちなみにIP26など同じ重量クラスのメタルバイブレーションなどに比べて引き抵抗は軽め。
一定に引き抵抗が掛かるというより、BC-26の水中でのカクカクとしたアクションに合わせて、引き抵抗にも緩急が生じるといったイメージです。
また、このルアー、は完全にメタルボディなのに、意外と浮き上がり非常によいです。
ロッドを立てて引いてくると、水面下30㎝位のレンジも攻められます。
余談ですが、ブレードをもう少し大き目のタイプに交換してみたらどうなるだろうと、PB-30のブレードに付け替えて使ってみたところ、何度投げてもルアー本体がクルクルと回転してしまい、例のカクカクした千鳥アクションができなくなってしまいました。
また、フックもカルティバの太軸#2に付け替えてみましたが、この時は独自のアクションが少しダルくなってしまいました。
どうやらこのルアーのアクションは、自重、ブレードの抵抗、フックサイズなど、非常に微妙なバランスの下で成り立っており、このバランスが崩れるとまともにアクションしてくれなくなる様です。
そのため、ブレードは純正サイズを、フックは推奨のCD-21(#4)を使うことをお勧めします。
使い方
昨年の秋に購入してから、何度かいつもの浜で投げただけなので、まだ私自身確固たる使い方がつかめたわけではありませんが、実際に昨年、このルアーを初めて購入した直後の釣行で、いつもの浜で2度もでっかいシーバスを連れてきてくれました。
この時は完全にフラットな浜辺での真昼間のデイゲームで、かなり沖に出ていた流れの筋がはっきり見える中、BC-26を早めのただ巻きで流れを横切らせているときにヒットしました。
そのずば抜けた飛距離と、浮き上がりの良いシャロー特性、カクカクと千鳥る派手なアクションから、ただ巻きで広大なシャロー帯を遠投して探るサーチベイトとして非常に有効だと考えています。
メタルバイブレーションとローテーションするのも良さそうですね。
ただその派手なアクション故に、スレも早そうなイメージなので、ボディカラーやブレードカラーを変えたバリエーションを2、3個持っている方がいいかと思います。
大きなポテンシャルを秘めていそうなこれまでにない新しいタイプのルアー「BC-26」、もしまだお使いでなければ、一度試してみられてはいかがでしょうか。
Amazonだと税送料込み1200円台前半で出ているので大変お買い得(2017/04/23時点)。
デイゲームならシルバー系でフラッシング効果も高そうなコンスタンギーゴ。私もデイゲーム初めてのヒットはこのカラーでした。
増水時や濁り潮、ローライト条件下ではチャート系ボディにゴールドブレードのグリーンチャートイワシ。ナイトゲームにも効くかも。
カラーに迷ったら汎用性が高そうなブルーバック系のマコイワシ。
フックは絶対に純正がお勧め。私も結局買いました。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
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