ワタクシはルアーの種類によって使い分けていますが、基本的にオーナーのST-46、STX-38、がまかつのRB-M、MHの4種類をよく使っています。
しかしこれらのフック、数年前に一斉値上げされてから一気に割高感が増してしまいました。
ヘタすると一本単価100円超えは当たり前、3本フック仕様のルアーならそれだけで300円超え。
ワタクシが普段釣りをするいつもの浜は遠浅シャローなので、特にバイブレーションなどシンキングのルアーを使う場合、フックポイントの摩耗や岩などへのヒットによる潰れが非常に多く、フック代は結構バカになりません。
結構これまでにもいろいろなフックを試してきましたが、やはり耐久性とコストのバランスにおいて、これぞ決定版だと言えるものがなかなか無かったと言うのが本音です。
そんな時、Twitterのフォロワーさんから度々噂を聞いていたマルト(土肥富)のフックが通販で買えることを知り、ぜひ試してみようということで、早速注文してみました。
今回は、初購入のマルトのトリプルフック、1092丸型についてのインプレをご紹介したいと思います。
メーカーカタログにも載ってなくて、パッケージにも1092丸型とだけ書いています。 |
どんなフック?
兵庫県加東市の創業1892年の老舗釣り針メーカー、土肥富の「マルト」ブランドから販売されている国産のトリプルフックです。
どうやらメーカーサイトによるとトリプルフックでも複数の形状がリリースされているようですが、今回選んだ1092丸型というタイプは、ラウンドベントで比較的ショートシャンクなフックのようです。
他に形状違いで袖型ベースのものも同1092という型番で販売されていましたが、ともにどんな特徴のフックなのか、商品紹介的な情報は殆どありませんでした。
購入したのはAmazonで、#8で20本入り、710円+送料160円でした。
外観の特徴
形状だけ見れば、がまかつ社のRB-Mショートシャンク版にそっくりな外観で、サイズ感も同番手のがまかつRB-Mショートシャンクとほぼ同じ(#8どうしで比較)でした。
線径は同番手のRB-MHに比べて若干太めの0.81mm、重量約0.32g(#8での値)で、プライヤーで捩じってみた感じ、パワーは十分にありそう。
バーブは昨今のフックにしては比較的大き目のしっかりしたモノですが、 安価なフックの割にちゃんとセンターアイ仕様になっており、フックポイントもRB-Mシリーズには及ばないながら、なかなかシャープで実用性は充分そうです。
ブラックニッケルカラーのクラシカルな表面処理は、特に防錆コーティングなどされていなさそうですが意外と耐錆力があるようで、ルアーを使用した後軽く真水ですすいで乾燥させたルアーを見てみても、アイの付け根やフック同士の溶接部分にうっすらサビが浮き上がってはいたものの、フックポイントやゲイブ部分に全く錆びは出ませんでした。
インプレまとめ
とりあえず数日間実釣で使用してみましたが、オーナーやがまかつのフックに対して半額以下の一本単価であるにも関わらず、フックとしての基本性能は全く問題ありません。
実際に、40㎝クラスのキビレや60㎝クラスのシーバスも釣り上げましたが、フッキングからファイトまで何ら不足に思うコトはありませんでした。
写真の魚もこのフックで釣り上げました。 |
まだ使用期間が短いですし、根掛かりや折り曲げテストなどをしていないため、フックの強度面や耐久性面での特性は把握しきれているとは言えませんが、それでも、この価格でこれだけの内容のフックが使えるのなら、充分ではないかと思います。
フックは消耗品だと考え、頻繁に交換する手間を厭わない方は、是非試してみてください。
きっと価格以上の満足が得られると思います。
※拡大写真、線径や重量など詳細はAmazonのページに詳しく載っています。是非ご覧になってみてください。とりあえず#8を買った結果、がまかつRBショートシャンクのサイズ感に近かったです。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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