ワタクシ普段は滅多に120ミリ以上のサイズの3フックルアーは使いませんが、秋シーズンになるとやっぱり「ちょっと大きくてもイイんじゃね?」と思って、でっかいミノーに手を出してしまいます(笑)
数年前に手持ちのルアーをたくさんヤフオクで売っぱらってしまったこともあり、実は個人的にこのサイズのミノーの布陣は結構手薄。
ということで、今年の秋冬は何をメインで投げるかなぁ〜と、いろいろ探していてふと思い出したのがこのルアーだったので、勢いで買ってしまいました。
ナイトでの使用がメインになるだろうからと、派手目カラーの「花火」をチョイス。 |
いつものようにインプレです。
どんなルアー?
全長132mm、重量20gの3フックリップレスタイプのフローティングミノーです。
どんなルアーなのか、メーカーの解説文を引用してみましょう。
スローからの敏感アクションに注目!!ERDA特有のミディアムファストリトリーブに起こる「S字蛇行アクション」はそのままに、この「がるる 132F」は“デッドスローリトリーブ”でのフラフラアクションに注目していただきたい。河川やサーフでのドリフトでの釣りにアドバンテージの高い仕上げにしました。
《スイムレンジ50センチ前後》
基本アクションは「ハイピッチウォブンロールにERDA特有の水押しアクション」水深の浅いエリアや表層付近をターゲットにしたモデル。フローティングにもかかわらずストレスの少ないキャスタビリティーも必見 !
(バレーヒルHPより引用)
サイズはデカイがフォルムはまさにアーダの兄貴分ですね〜。 |
キャストフィール
やはり大きめボディが災いして空気抵抗が大きいのか、後半の伸びがイマイチなのと、たまに飛行姿勢を崩す時があるということで、キャストフィールはまあこんなもんでしょうか。
決してストレスを感じることはないですが、近年のぶっ飛び系ルアーの飛距離にはちょっと及びませんし、正直、重量感の割りには飛ばないなぁという印象。
とはいえ、よくよく考えたらこのクラスのミノーの平均的な飛距離以上は十分出ていると思います。
まあ、普段120mmサイズ以上を投げないワタクシが言うことなのであまりアテになりませんね。
アクションとレンジ
まず水に浮かべてみると、かなり浮力が抑えられたスローフローティングのルアーのようですね。
リトリーブを開始すると、少し大きめの頭部リップがしっかり水を受けるようでレスポンスも悪くなく、比較的しっかりした引き抵抗を感じさせながら、ルアーは潜行していきます。
このルアーは対象レンジ50cmと説明に書いていますが、ホントに水面下50cm前後まで結構しっかり潜行し、かつ浮力が小さいため、一旦ターゲットレンジに到達してしまうとリトリーブスピードの変化によるレンジ変動は極めて少ないです。
より浅いレンジなどを攻めたい時にはロッドティップによる調整が必要ですね。
アクションはアーダシリーズに共通するハイピッチなフルフル震えるようなアクションで、本質的にはロール、ウォブルとも幅が小さめの、ロール寄りタイトウォブンロールといった感じでしょうか。
しかし、このがるる、デッドスローからファストまで、リトリーブのスピードレンジで見せる泳ぎの質が変化します。
デッドスローでは弱ロールに尻尾をフルフルと弱々しく振るアクションで、スローではロール主体の震えるようなアクション、さらにミディアムスピード以上になるとアクションのピッチが上がると同時に、左右にS字蛇行する千鳥アクション的な要素が加わり、非常に魅力的なアクションを見せてくれます。
スローでのアクションはこんな感じ。
ミディアムリトリーブでのアクションはこんな感じ。
いずれのスピードレンジにおけるアクションもなかなか他のシリーズのミノーに見られない個性的なアクションで、大ぶりなサイズなのに、アクションは非常に繊細かつ多彩なイメージですね。
どんなシーンで有効か
もちろんいつもの浜でも投げてみても、悪くはなかったんですが、ロッドを水平にして使ってるとちょっとレンジが入りすぎて結構沖でも底を擦ってしまうんですよね。
アクションや使い勝手はいいものの、ワタクシの通うシャローフラットではちょっと潜りすぎる印象かな。個人的にはもうちょっとレンジが浅かったらなぁと思ってしまいました。
とはいえ、ピッチが細かく速いウォブンロールに適度にふらつき、千鳥のアクションが入るというがるるの個性的なアクションは非常に魅力的で、他ミノーのアクションに反応しないシーンで是非ともローテーションさせてみたいものなので、ワタクシはシャローで使いやすくするためにリップを削って使ってます。
それはさておき、水受けがよく、スローからでも確実にアクションしてくれるというこのルアーの特性は、こんな風にオープンエリアのサーチに使うのもイイですが、どうも河川ドリフトとかの釣りの方が似合うような気がします。
スローフローティングの浮力特性と特にスローで見せるふらつくようなアクションは、ドリフトの釣りでこそ真価を発揮するような気がするんですよね。
コレも機会があれば是非試してみようと思います。
まだ使い始めて間もないため、正直このルアーの特性を掴み切れてるとは言えませんが、他ミノーにはないアクションを持つがるる、ルアーローテーションに加えてやる価値大いにアリだと思います。
気になる方は是非一度手にとってみてください。
邪道のルアーでとりあえずの一本についつい選んでしまうのがこの花火カラー。
澄み潮時やナチュラルなアプローチにはこのカラーが良さげですね〜。
ナイトや濁り水の時に必携なのがこのカラー。
デイでもナイトでも意外な強みを見せてくれるのが黒基調のこのカラー。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
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