取れそうで取れない至近距離での根掛かりは特にもどかしい。
根掛かりポイントまでたどり着くことができても、特にこの時期、冷たい水の中に手を突っ込む気にはなれません。
そんなとき、非常に役立ってくれるのがこのアイテム、ベルモントの「鮎リターン」。
隠れた名品、ベルモントの鮎リターン |
折りたためば僅か20センチくらいの棒ですが、伸ばせば全長140センチになる、ステンレス製の根掛かり外しです。
本来は鮎釣り用の根掛かり外しですが、見た目の割に引っ張り方向の力には意外と強度もあり、根掛かった土嚢袋や岩をそのまま浅瀬まで引きずって、なんどもルアー回収に成功しています。
それができない場合でも、ST-46の#4程度までなら、フックを伸ばしてルアー回収することもできます。
ステンレス製で見た目よりはるかに強度もあります。ただ、元々淡水釣り用の製品なので、使用後は真水で洗ってお手入れする方がいいでしょう。あと、引っ張り強度もかなり強いですが、瞬間的な負荷では継ぎ目が破損することもあるため、急激な力は避けた方がいいでしょう。 |
根掛かり外しとしての性能や強度では、以前このブログで紹介したコレの方が明らかに優れていますが、この鮎リターンの最大の特徴はそのコンパクトさ。
ライフジャケットの前ポケットにもすっぽり収まり、持ち運びも苦にならない重さです。
タバコケースとのサイズ比較。折りたたみ時の全長は僅か20センチなので、ライジャケのポケットにも余裕で収まります。ウェーディング中かなりの頻度でこのアイテムを使うため、私はすぐ取り出せるようカラビナをつけてライジャケサイドのD管にぶら下げています。 |
半年ほどコレを現場に持ち込んで使いましたが、根掛かり外し以外にも、ウェーデング中に水中にポロリと落としたルアーのピックアップや、エイやボラが掛かった際の針外し、ルアーに引っ掛けて大物(特にエイw)をランディングするツールとしても非常に大活躍。
写真では見えにくいかもしれませんが、ルアーを回収するために根掛かりした岩ごと引っ張っているシーンです。至近距離でのルアーロストほど悔しいことはありませんが、コレを持っていればそんな心配はご無用。 |
浅瀬まで寄せたエイからルアーを外すためにやむなく陸地にずり上げるシーンは多いと思いますが、そんな時にも非常に便利。写真のように先端金具でルアーのフックを引っかければ、巨大なエイでも安全にランディング可能です。 |
特に先端のフックは太軸で柔らかいカーブを描いたフックなので、陸上までずり上げたアカエイとかナルトビエイのエラ蓋にやさしく引っ掛けて、海にリリースしてやる際にも便利です。
こんな風にランディングしてしまったエイのエラ穴に先端を引っ掛けて、曳航して海に戻してやるのにも便利。1mほどリーチがあるので、万一エイが暴れても刺されてしまうような危険性は少ないです。ちなみにワタクシは昔、このリリース作業をタモでやろうとして、タモフレームを折られてしまったことがありますが、10kgクラスのエイでも、このアイテムを使えば安全確実にリリースできます。 |
こんな感じでエラ穴に先端を引っ掛けて、そおっと引っ張ってやります。 フックは丸みを帯びた形状なので、不必要に傷つけることなくエイを海に返してやることができます。 |
これだけマルチな用途で大活躍のツールでありながら、お値段も非常にお手頃で、1、2個ルアーを回収できれば充分元が取れます。
すでにワタクシはこのアイテムで10個以上のルアーを無事救出できているので、投資対効果は抜群といえますね。
ウェーディング好きなら、一本常備しておいて絶対損はしないマルチパーパスなアイテム。
ご興味ある方はぜひお手にとってみてください。ホントに便利ですから。
いろいろなシーンで使えてホントに便利。一度使うと手放せなくなるアイテムです。
ちょっと細目、短め99㎝のもあります。こちらの方がより軽くコンパクトに収納できるので、あまりディープウェーディングしない人ならコチラが良いかも。
もともと生産量が少ないのか、鮎リターンは結構品切れのことも多いです。そんな時に代用品となるのがコレ。先日ワタクシも予備として注文しました。送料込みならこのお店が安いですね。
なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。
よろしければこれらのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、2023年5月に、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ「密林お買い得情報」を大幅リニューアルしました!最新モデル情報の反映や、AmazonとYahoo、楽天間での価格比較が容易にできるよう、より有益なページとなるようコンテンツを見直しましたので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
0 件のコメント:
コメントを投稿